転生して見つけた君と一緒に冒険へ出よう！

近づいて抱きついて蹴り入れて1

うお！　噛んだ！
ちょっと舌がヒリヒリするがグッと我慢してエヘンとドヤるとボルトお爺ちゃんとルドルフが思いっきり溜息を疲れてしまう。

なんだよ、私がこのタイミングで来て何が出来るんだって感じでみんなよなー。

ふーんだ。私だって実際ローラン君を止めれるとか思ってませんよ。ですがね、ステータスのアナウンスさんに勧められたのと、絶対君になら出来ると豪語されては行くしかないじゃん。

「はあー小鳥が来ているのはええんじゃ、ただのうーこのタイミングで来たことがワシ的に困るんじゃが。」
「まったくだ。お前はいくら夜鳥族だろうと雛なんだぞ、部屋に戻ってろ！」

ぐぬぬぬー頼りにされてないのは、わかるけどさあー！
そこまで足手纏いは去れてきな言い方しなくて良くない。

「うぬううう！　足手纏いじゃないもん！
私だって少しなら役立つもん！！　バカバカバーーカ！！」
「子供か。いや子供だったのう。まったく.........あっ！！！！　なるほど、確かに小鳥なら止めれるかもしれんな。」
「はあああ！？　なんだよジジイ頭がとうとうボケてきたんか？」
「ボケとらんわ！　さっき言ったであろう、信頼しているものなら元に戻ると。それで思い出したんじゃよ、小鳥とは僅かな時間なのに心を打ち解けて表情が和らいでいたのをのう。」
「なるほど、確かに小鳥なら止めれるか。」
「だが、小鳥をローランに近づけるのも大変だしのう。」

おおおお、少しは私を利用できると思ってくれたのかな？
コソコソ話してるんだけど。ちょっと仲間外れ感が否めないけど、ローラン君をみれば画面越しでは、わからなかったけど。

妙に顔色が悪い気がする。
どうしたんだろう？

【暴走により一定の体力、気力が減少しています。なお、このまま暴走が続くと魔力は枯渇して呪いが発動します。】

えええええ！！！！　なんと！？
それって結構やばくない！！！

呪いってのは、わからないけど。
魔力枯渇ってラノベとかの情報じゃ、命の危険になるとか書かれてたんだよね。

それに暴走も子供じゃ耐えれないほどの力を使ってる気がする。はあ、はあって息切れおこしてるし。

まあボルトお爺ちゃんとルドルフからのローラン君を止めるためとはいえ体力削られてたら、こんな状態にもなるかも。

いまは何故か動いてないのが気になるけど、このタイミングなら私近寄っても大丈夫じゃね！

うんうん。ボルトお爺ちゃんとルドルフが何にもアドバイスくれんし、勝手に動くね！

ふうー身体強化、能力向上、スピードアップ発動！！

ボタン押すようにイメージするとじわりと発動する感覚が来た瞬間に私はローラン君へと向かって走る！