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107話 「アンナ王女もお年頃」
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ヴィッタのことは一旦ライヴァンに任せることにした。彼女の号泣が止まり次第ディルク王の元へ連れていき、王の判断で処分を決める。それで意見は一致した。彼女をライヴァンに任せたのは、悪魔同士の方が良いだろうという、ちょっとした配慮である。もっとも、この場にいる天使でまともに動けるのは私だけという状況なので、いずれにせよライヴァンに頼むしかなかったが。
それからレクシフとも相談した。とにかく致命的な傷を負ったツヴァイを運ばねばならない。本調子でないレクシフが肉体派のツヴァイを運ばなくてはならないというのはかなり厳しいので、私が力を使い軽くすることにした。
手順はノアの時と同じで、体に触れて念じるだけ。結果はもちろん成功だった。これでレクシフはツヴァイを運べる。
私は、レクシフが救護班のいる王宮の方角へ飛んでいくのを、静かに見送った。
彼らの存在を忘れていた、などという事実は口が裂けても言えない。そんなことを口から出せば、ヴァネッサからどんなお叱りを受けることか。恐ろしい恐ろしい。
ひとまず用を終えた私は、ヴァネッサやエリアスと共に、王宮の方にある救護所へと帰ることにした。
救護所は結構な数の負傷した天使で賑わっていた。多くが親衛隊員、その他巻き込まれた使用人や一般人がちらほらといった比率だ。
ヴァネッサはエリアスを救護班の天使がいるところまで連れていく。私はその後ろを大人しくついていった。
こんなに負傷者を出したのは私のせいのような部分が大きい。だから、その負傷者たちの間を通るのは、胸が締めつけられる思いがする。
私がいなければこんなことにはならなかったのに——。頭に浮かぶ後悔を私はなるべく振り払うように努めていた。
「あー、アンナ王女さえいなけりゃな」
その言葉を聞くまでは。
声の主は一人の男性天使だった。服装や体つきから若い親衛隊員だと分かる。
その声が発された途端、私へ一気に視線が集まる。多くの者は何も言わない。だが、心は男性天使と同じなようである。共感している表情だ。
私は何も言い返せなかった。私がみんなを巻き込んだ。それは紛れもない事実だから、反論しようがない。ただ黙って我慢するしかないのだと、そう思った。
「今、何と言った」
ヴァネッサに支えられて何とか歩けるような状態のエリアスが、物凄く険しい表情で男性天使に言い放つ。氷のような、刃のような、ゾッとするような目つき。いつも私に微笑みかける時のエリアスと同一人物とは到底理解し得ないような、威圧的で非常に鋭い表情だ。
さきほど口を開いた男性天使もさすがに怖じ気づいている。
言わなくていいから、とヴァネッサがエリアスをたしなめる。しかしそんなことで納得できるエリアスではない。
「王女への失礼な言葉、謝罪してもらわねば許しがたい」
エリアスは男性天使に向けて冷淡な声で言った。すると男性天使は負けじと返す。
「いやいや、本当のこと言っただけだし。実際結構な数の天使が巻き込まれてるもん」
ある意味まっとうな意見かもしれない。辛いけれど、言われても仕方ないことだ。
「王女を護るために傷つくのは、エンジェリカの天使ならば当然のことだ」
「当然じゃない。そう思ってんのはアンタだけだよ」
「何を……っ」
エリアスは急に額を押さえて座り込む。顔が青いので恐らく貧血だろう。
「もう行くわよ。貴方もまともな体でないのだから、普段みたいな振る舞いは止めなさい」
ヴァネッサがエリアスに淡々とした口調で話しかける。エリアスは不満そうな表情をしている。
二人が行った後、私は男性天使に頭を下げてその場を離れた。
とても複雑な気持ちだった。こちらも迷惑をかけてしまったことを気にしてはいるのだから配慮してほしいと思う一方、男性天使の発言は間違いでないとも思う。だから彼を悪いと責める気は毛頭ないが、心ない言葉に傷ついた自分もいる。
今のこの感情は、簡単には整理できないものである。
看護師はエリアスを近くの椅子に座らせ、赤く滲んだ上着のボタンを外し始めた。
彼の肌が露わになると得体の知れない恥ずかしさに襲われ目を逸らす。頬が熱を持つのが感じられる。
色々ありすぎたからだろうか、今日の私は少しおかしい。いつもならこんな感情は微塵も感じないはずなのに。
思えばエリアスが私の前で完全な素肌を曝したことはほぼなかった気がする。彼はどんなに暑い日も長袖を涼しげな顔で着ていた。詰め襟なので首すらほとんど見えないような露出のない服装である。肌が見えるのは顔と手首より先だけ。それが彼の普通だ。
「変なの……」
私は無意識に独り言を呟いていた。
「アンナ王女、なぜエリアスを見つめているのですか?」
ヴァネッサに言われ初めて気がつく。どうやら私はエリアスを凝視していたらしい。
「えっ? あ、いや……」
急なことに言葉を詰まらせていると、ヴァネッサの顔が徐々に強張っていく。まずい、と焦る。これは叱られる時の典型的なパターンだ。
今このタイミングで長い説教が始まるのだけは勘弁してほしい。そんなことになれば取り敢えず今日は終わってしまう。ジェシカや意識が戻っていればノア、ライヴァンなど、話したい相手がたくさんいる。そのためにもここで説教になるのだけは避けたい。
「お願い、怒らないで! 頼むから説教は勘弁して!」
両手を前に出して、今にも怒り出しそうなヴァネッサを宥める。説教開始への流れを何とかして変えるために。
するとヴァネッサは腕を組み、はぁ、と溜め息をついた。
「男性に興味を持たれるとは、アンナ王女もお年頃ですね。まったく無関心よりはいいですけど」
男性に興味? 彼女が言いたいのは、私がエリアスを好きだということかな。男性だから興味があるわけじゃない。エリアスだから、よ。
結局、ヴァネッサの真意はよく分からなかった。
それからレクシフとも相談した。とにかく致命的な傷を負ったツヴァイを運ばねばならない。本調子でないレクシフが肉体派のツヴァイを運ばなくてはならないというのはかなり厳しいので、私が力を使い軽くすることにした。
手順はノアの時と同じで、体に触れて念じるだけ。結果はもちろん成功だった。これでレクシフはツヴァイを運べる。
私は、レクシフが救護班のいる王宮の方角へ飛んでいくのを、静かに見送った。
彼らの存在を忘れていた、などという事実は口が裂けても言えない。そんなことを口から出せば、ヴァネッサからどんなお叱りを受けることか。恐ろしい恐ろしい。
ひとまず用を終えた私は、ヴァネッサやエリアスと共に、王宮の方にある救護所へと帰ることにした。
救護所は結構な数の負傷した天使で賑わっていた。多くが親衛隊員、その他巻き込まれた使用人や一般人がちらほらといった比率だ。
ヴァネッサはエリアスを救護班の天使がいるところまで連れていく。私はその後ろを大人しくついていった。
こんなに負傷者を出したのは私のせいのような部分が大きい。だから、その負傷者たちの間を通るのは、胸が締めつけられる思いがする。
私がいなければこんなことにはならなかったのに——。頭に浮かぶ後悔を私はなるべく振り払うように努めていた。
「あー、アンナ王女さえいなけりゃな」
その言葉を聞くまでは。
声の主は一人の男性天使だった。服装や体つきから若い親衛隊員だと分かる。
その声が発された途端、私へ一気に視線が集まる。多くの者は何も言わない。だが、心は男性天使と同じなようである。共感している表情だ。
私は何も言い返せなかった。私がみんなを巻き込んだ。それは紛れもない事実だから、反論しようがない。ただ黙って我慢するしかないのだと、そう思った。
「今、何と言った」
ヴァネッサに支えられて何とか歩けるような状態のエリアスが、物凄く険しい表情で男性天使に言い放つ。氷のような、刃のような、ゾッとするような目つき。いつも私に微笑みかける時のエリアスと同一人物とは到底理解し得ないような、威圧的で非常に鋭い表情だ。
さきほど口を開いた男性天使もさすがに怖じ気づいている。
言わなくていいから、とヴァネッサがエリアスをたしなめる。しかしそんなことで納得できるエリアスではない。
「王女への失礼な言葉、謝罪してもらわねば許しがたい」
エリアスは男性天使に向けて冷淡な声で言った。すると男性天使は負けじと返す。
「いやいや、本当のこと言っただけだし。実際結構な数の天使が巻き込まれてるもん」
ある意味まっとうな意見かもしれない。辛いけれど、言われても仕方ないことだ。
「王女を護るために傷つくのは、エンジェリカの天使ならば当然のことだ」
「当然じゃない。そう思ってんのはアンタだけだよ」
「何を……っ」
エリアスは急に額を押さえて座り込む。顔が青いので恐らく貧血だろう。
「もう行くわよ。貴方もまともな体でないのだから、普段みたいな振る舞いは止めなさい」
ヴァネッサがエリアスに淡々とした口調で話しかける。エリアスは不満そうな表情をしている。
二人が行った後、私は男性天使に頭を下げてその場を離れた。
とても複雑な気持ちだった。こちらも迷惑をかけてしまったことを気にしてはいるのだから配慮してほしいと思う一方、男性天使の発言は間違いでないとも思う。だから彼を悪いと責める気は毛頭ないが、心ない言葉に傷ついた自分もいる。
今のこの感情は、簡単には整理できないものである。
看護師はエリアスを近くの椅子に座らせ、赤く滲んだ上着のボタンを外し始めた。
彼の肌が露わになると得体の知れない恥ずかしさに襲われ目を逸らす。頬が熱を持つのが感じられる。
色々ありすぎたからだろうか、今日の私は少しおかしい。いつもならこんな感情は微塵も感じないはずなのに。
思えばエリアスが私の前で完全な素肌を曝したことはほぼなかった気がする。彼はどんなに暑い日も長袖を涼しげな顔で着ていた。詰め襟なので首すらほとんど見えないような露出のない服装である。肌が見えるのは顔と手首より先だけ。それが彼の普通だ。
「変なの……」
私は無意識に独り言を呟いていた。
「アンナ王女、なぜエリアスを見つめているのですか?」
ヴァネッサに言われ初めて気がつく。どうやら私はエリアスを凝視していたらしい。
「えっ? あ、いや……」
急なことに言葉を詰まらせていると、ヴァネッサの顔が徐々に強張っていく。まずい、と焦る。これは叱られる時の典型的なパターンだ。
今このタイミングで長い説教が始まるのだけは勘弁してほしい。そんなことになれば取り敢えず今日は終わってしまう。ジェシカや意識が戻っていればノア、ライヴァンなど、話したい相手がたくさんいる。そのためにもここで説教になるのだけは避けたい。
「お願い、怒らないで! 頼むから説教は勘弁して!」
両手を前に出して、今にも怒り出しそうなヴァネッサを宥める。説教開始への流れを何とかして変えるために。
するとヴァネッサは腕を組み、はぁ、と溜め息をついた。
「男性に興味を持たれるとは、アンナ王女もお年頃ですね。まったく無関心よりはいいですけど」
男性に興味? 彼女が言いたいのは、私がエリアスを好きだということかな。男性だから興味があるわけじゃない。エリアスだから、よ。
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