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102話 「水色の鎌」
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エリアスと別れ、カルチェレイナのところへ戻る。結構な距離があるので往復は厳しいかと思ったが、今はなぜかあまり疲れを感じなかった。どうやって彼女を倒せばいいのかに頭を使っていたからかもしれない。
私が戻った時、カルチェレイナとライヴァンはまだ戦っていた。
相手が私でないからか、ヴィッタも参戦している。
襲いかかる赤いリボンと水色の蝶を、ライヴァンは黒い弾丸で払い続けていた。正確な弾丸の発射。いつもの自分大好きでバカみたいなライヴァンが行っているものとは到底思えない。
エリアスでも圧倒されたカルチェレイナを相手にしてここまで粘れるとは驚きだ。
「キャハッ、カルチェレイナ様! 王女が帰ってきましたよぉ。キャハハハッ!」
ヴィッタの甲高い笑い声が、既に懐かしい気がする。ずっと昔に聞いたことがあるなぁというような感じだ。
カルチェレイナの彫刻のような顔がこちらを向く。憎しみのこもった黄色い瞳に鋭く睨まれ、冷たいものが背筋を駆け抜ける。
「彼の亡骸とはお別れしてこれたかしら?」
「……残念だけど、エリアスは生きているわ」
私は彼女から漂う凄まじい魔気に怯まず言い返す。
——大丈夫。
この羽が護ってくれるわ。だってエリアスの一部だもの。
「あら。じゃあルッツは敗れたのね。まったく、使えないやつだこと」
カルチェレイナは一度私から視線を逸らすと、溜め息混じりの声色で愚痴をこぼす。
「やっぱり天使はダメね。堕ちて悪魔になっても、生まれながらの悪魔には敵わない。まぁ肉体が変わるわけではないもの、仕方ないわね。所詮使い捨てにしかならないわ」
彼女はルッツをまるで物のように言う。私にはそれが信じられなかった。
ルッツはカルチェレイナをあんなに信用していた。もはや盲信という域まで。それなのにカルチェレイナがルッツを消耗品のようにしか捉えていなかったとしたら……どんなに切ないことだろうか。
すべてを捨てて悪魔となり、死を悲しんですらもらえない。あまりに虚しすぎる。
「そりゃそーですよぉ! キャハッ! あいつ、天使にやられてやがんの!」
ヴィッタは耳が痛くなるような声で楽しそうに騒ぐ。たまにはもう少し静かに話せないものだろうか。
「ライヴァン、時間を稼いでくれてありがとう。貴方はもう帰っていいわ」
そう言うと、彼は謎のポーズをとった。紫の瞳が驚いたように私を見る。
「なぜ!?」
ひきつったような情けない声が彼らしくて、何だか笑ってしまいそうだった。
「私はカルチェレイナを倒さなくてはならないの。貴方はそんなところ見たくないでしょ?」
ライヴァンは悪魔。それにカルチェレイナに仕えていた身だ。今は仕えていないとはいえ、元の主人がやられるところを見るのは辛いものがあるだろう。そんなことを彼に強いるわけにはいかない。
しかし、ライヴァンは予想外にもニヤリと笑う。
「ま・さ・か!」
一文字ずつポーズを変えながら大きな声を発する。バカオーラが全開だ。
「麗しき僕はそんなこと気にしないぞ! ここにいておくことにするっ! なぜかというと……」
ライヴァンはそこで敢えてためを作った。
なぜだろう、と内心気になる。
「僕がここにいたいからだ!」
……そんなこと。
私は内心呆れてしまった。
ライヴァンらしい答えだといえばそうなのだが、今この場で言うのに相応しいとは言いづらい答えである。こんなことを堂々と言えるのは、ある意味彼の長所かもしれないが。
普通なら、本当の理由がそれだとしても、もう少し何か考えるだろう。自身の心に忠実という意味ではライヴァンはかなりの強者だと思う。
「分かった、ならここにいてちょうだい。その方が心強いわ」
「ま・か・せ・て!」
彼の発言はいちいちおかしくて笑いそうになる。不思議だ。
ライヴァンが会話を終えるとカルチェレイナらの方に体を向ける。
「……カルチェレイナ。貴女は今も私を憎んでいるの?」
もしかしたら目を覚ましてくれているかもしれない——という期待を抱いて躊躇わないために、私は彼女に尋ねた。
もう迷わないと決めてはいるけれど念のためだ。
「貴女の家族を殺めたのは私ではないわ。それでも、私を憎み、私に復讐したいの?」
彼女の黄色く輝く瞳をじっと見つめる。視線を逸らしてはならないと思った。
「……そうよ」
カルチェレイナは唇を小さく動かす。
「エンジェリカの王女は私の敵。家族の仇。これだけは絶対に変わらないことよ」
それを聞いた時、私にはこの戦いの終わりが見えた。実際に目視できたわけではなく、どちらかといえば感じたという感覚に近い。第六感だろうか。
「エンジェリカの王女、すぐに貴女を消滅させてあげるわ!」
カルチェレイナは鋭く叫んだ。だがもう怯まない。
彼女が片手を高く掲げた。するとそこに魔気が集まってくる。どうやら今回は蝶ではないようだ。
——水色の鎌。
禍々しい魔気が漂っている。
「エンジェリカの王女! 終わらせてあげるわ!」
カルチェレイナは私への憎しみを顕わにしながら叫ぶ。その表情からは尋常でない魔気が溢れてきている。
私はごくりと唾を飲んだ。
でも負けないわ。早く終わらせて、エリアスの元へ帰るの。
私が戻った時、カルチェレイナとライヴァンはまだ戦っていた。
相手が私でないからか、ヴィッタも参戦している。
襲いかかる赤いリボンと水色の蝶を、ライヴァンは黒い弾丸で払い続けていた。正確な弾丸の発射。いつもの自分大好きでバカみたいなライヴァンが行っているものとは到底思えない。
エリアスでも圧倒されたカルチェレイナを相手にしてここまで粘れるとは驚きだ。
「キャハッ、カルチェレイナ様! 王女が帰ってきましたよぉ。キャハハハッ!」
ヴィッタの甲高い笑い声が、既に懐かしい気がする。ずっと昔に聞いたことがあるなぁというような感じだ。
カルチェレイナの彫刻のような顔がこちらを向く。憎しみのこもった黄色い瞳に鋭く睨まれ、冷たいものが背筋を駆け抜ける。
「彼の亡骸とはお別れしてこれたかしら?」
「……残念だけど、エリアスは生きているわ」
私は彼女から漂う凄まじい魔気に怯まず言い返す。
——大丈夫。
この羽が護ってくれるわ。だってエリアスの一部だもの。
「あら。じゃあルッツは敗れたのね。まったく、使えないやつだこと」
カルチェレイナは一度私から視線を逸らすと、溜め息混じりの声色で愚痴をこぼす。
「やっぱり天使はダメね。堕ちて悪魔になっても、生まれながらの悪魔には敵わない。まぁ肉体が変わるわけではないもの、仕方ないわね。所詮使い捨てにしかならないわ」
彼女はルッツをまるで物のように言う。私にはそれが信じられなかった。
ルッツはカルチェレイナをあんなに信用していた。もはや盲信という域まで。それなのにカルチェレイナがルッツを消耗品のようにしか捉えていなかったとしたら……どんなに切ないことだろうか。
すべてを捨てて悪魔となり、死を悲しんですらもらえない。あまりに虚しすぎる。
「そりゃそーですよぉ! キャハッ! あいつ、天使にやられてやがんの!」
ヴィッタは耳が痛くなるような声で楽しそうに騒ぐ。たまにはもう少し静かに話せないものだろうか。
「ライヴァン、時間を稼いでくれてありがとう。貴方はもう帰っていいわ」
そう言うと、彼は謎のポーズをとった。紫の瞳が驚いたように私を見る。
「なぜ!?」
ひきつったような情けない声が彼らしくて、何だか笑ってしまいそうだった。
「私はカルチェレイナを倒さなくてはならないの。貴方はそんなところ見たくないでしょ?」
ライヴァンは悪魔。それにカルチェレイナに仕えていた身だ。今は仕えていないとはいえ、元の主人がやられるところを見るのは辛いものがあるだろう。そんなことを彼に強いるわけにはいかない。
しかし、ライヴァンは予想外にもニヤリと笑う。
「ま・さ・か!」
一文字ずつポーズを変えながら大きな声を発する。バカオーラが全開だ。
「麗しき僕はそんなこと気にしないぞ! ここにいておくことにするっ! なぜかというと……」
ライヴァンはそこで敢えてためを作った。
なぜだろう、と内心気になる。
「僕がここにいたいからだ!」
……そんなこと。
私は内心呆れてしまった。
ライヴァンらしい答えだといえばそうなのだが、今この場で言うのに相応しいとは言いづらい答えである。こんなことを堂々と言えるのは、ある意味彼の長所かもしれないが。
普通なら、本当の理由がそれだとしても、もう少し何か考えるだろう。自身の心に忠実という意味ではライヴァンはかなりの強者だと思う。
「分かった、ならここにいてちょうだい。その方が心強いわ」
「ま・か・せ・て!」
彼の発言はいちいちおかしくて笑いそうになる。不思議だ。
ライヴァンが会話を終えるとカルチェレイナらの方に体を向ける。
「……カルチェレイナ。貴女は今も私を憎んでいるの?」
もしかしたら目を覚ましてくれているかもしれない——という期待を抱いて躊躇わないために、私は彼女に尋ねた。
もう迷わないと決めてはいるけれど念のためだ。
「貴女の家族を殺めたのは私ではないわ。それでも、私を憎み、私に復讐したいの?」
彼女の黄色く輝く瞳をじっと見つめる。視線を逸らしてはならないと思った。
「……そうよ」
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「エンジェリカの王女は私の敵。家族の仇。これだけは絶対に変わらないことよ」
それを聞いた時、私にはこの戦いの終わりが見えた。実際に目視できたわけではなく、どちらかといえば感じたという感覚に近い。第六感だろうか。
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カルチェレイナは鋭く叫んだ。だがもう怯まない。
彼女が片手を高く掲げた。するとそこに魔気が集まってくる。どうやら今回は蝶ではないようだ。
——水色の鎌。
禍々しい魔気が漂っている。
「エンジェリカの王女! 終わらせてあげるわ!」
カルチェレイナは私への憎しみを顕わにしながら叫ぶ。その表情からは尋常でない魔気が溢れてきている。
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