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のんびりまったりと? 詩のコーナー
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『そうよ ただ あなたと共に歩みたかった』
憧れから始まった想いの物語は
やがて愛へと姿を変え
けれども成就することはなかった
あなたと共に歩むことができないと
そう運命が決まった夜に
もうすべてを失うことになるのだと
覚悟し
心を決めた
あなたは特別な人
わたしにとってただ一人の
愛する人
愛した人
あなたと共にあれたらと何度思ったでしょう
夢だってみたわ
あなたと共に歩む夢
けれどもそれは叶わぬもの
愛するあなたと共に歩める道など
所詮は幻想でしかない
でも
それでも……
もし奇跡が起こるのならば
もう一度すべてをやり直して
今度はあなたと共に
隣り合って
同じ道を歩みたいと願う
そうよ ただ あなたと共に歩みたかった
あなたは特別な人だったの
あなたにもそう伝えたくて
けれども叶わなかった
わたしに勇気がなかったから
特別なのだと
想っているのだと
伝えるほどの勇気はわたしにはなくて
だからただ見つめているだけで
だからただ良き生徒のふりをしているだけで
瞬く間に時は過ぎて……
そうよ ただ あなたと共に歩みたかった
あなたとだけは
戦いたくなどなかった
あなたとだけは
仲間でいたかったのに
そうよ ただ あなたと共に歩みたかった
『あなたの身勝手な婚約破棄のせいでね』
すみれの花が咲いていたあの丘に
昨日久しぶりに行ってみたの
もう十年以上その地に足を踏み入れることはなかった
なぜって?
あなたのことを思い出すからよ
辛いのよ
あなたとの日々を思い出すことは
きっかけなんてすべて消えてほしい
きっかけなんてすべて消え去ってほしい
だからわたしは
あの丘へ行くことさえできなくなってしまっていたの
あなたの身勝手な婚約破棄のせいでね
すみれの花が咲いていたあの丘は
今も変わらずそこにあって
とても綺麗だった
無数の花が咲き乱れる天国のような場所
もっとも
わたしにとっては地獄の記憶でしかないのだけれど……
悲しいのよ
あなたといられた日々を思い返すと
引き金は要らないわ
引き金は無であってほしい
だからわたしは
あなたを思い出すものには触れられなっているの
あなたの身勝手な婚約破棄のせいでね
それでももうじき
新たな一歩を踏み出すでしょう
そんな気がしていて
そんな気配があるから
春の陽を求めて這い出す虫たちのように
わたしもまた
新しい日射しを求めて歩み出す
少しずつでも
一歩ずつでも
『永久に愛を誓います』
貴方は去っていってしまった
もう私のもとへは戻ってきてはくれないのだと
分かっているのです
だから貴方に戻ってこいとは言いません
ただどうか忘れないでいてください
私は貴女を愛しているのです
それは死ぬまで変わりません
貴方の心が変わっても
私の心までは変わらないのです
永久に愛を誓います
たとえどれだけ月日が流れても
私は貴方を想い愛し続けるでしょう
愛してくれとは言いません
ただ愛していたいだけなのです
私には
貴方の心を書き換えることはできないように
そう
貴方とて
私の心を書き換えることは不可能なのです
永久に愛を誓います
『婚約破棄されても気にしない』
婚約破棄されても気にしない
だってそれって
彼がそう決めただけでしょう?
私に価値がないわけではないし
誰がそう言ったわけでもない
簡単なこと
ただ彼が心変わりしただけ
そういうことよ
簡単なことなの
だから
たとえ彼が私を捨てて乗り換えても
私自身の価値を貶めることなんでできやしないわ
婚約破棄されても気にしない
だってそれって
彼がそう言っただけでしょう?
私の価値が下がったわけではないし
誰かからそう言われるわけでもない
簡単なこと
ただ彼が他の女に目移りしただけ
そういうことよ
それ以上の意味なんてないの
だから
たとえ彼が私を侮辱したとしても
私自身の価値を無にすることなんてできやしないわ
婚約破棄されても気にしない
そうよ
私は無敵
だから前を向いて生きるの
婚約破棄されても気にしない
『やる気のないとき』
婚約者の彼に捨てられた
悲しい夕暮れ
見上げた空はとても綺麗で
青く赤く滲み
ただどこまでも澄んでいた
まるでこの心を映し出したような空が
何とも言えないような心を生み出してしまう
どうしてだろう?
わたしなぜか何もやる気になれない……
婚約者の彼に終わりを告げられて
切ない夕暮れ
面持ち上げれば空はとても美しくて
昨日までと同じなのに
ただこの胸だけは雲に包まれている
この心とは真逆の綺麗すぎる空が
ただわたしを見下ろしている
いつからこんな風になってしまったのだろう?
やる気のないとき
どうでもいいと思ってしまう
やる気のないとき
もう消えてしまいたいとすら思えてきて
ああ どうしよう
ああ どうやって生きよう
わたしが生きていく未来に
いつか光なんて射すのだろうか?
何度も想像して考えてみるけれど
どうしてかな
上手く光ある未来の地図を描けない
彼はわたしを愛さなかった
いいえ
かつては愛していたのだけれど
そうね
もう今は少しも愛していないし想ってもいない
あまりにも虚しいこと
けれどもこの胸に遺った愛の欠片は
今すぐ消し去ることもできやしない
やる気のないとき
どうでもいいと思ってしまう
やる気のないとき
もう消えてしまいたいとすら思えてきて
『そうよ あの頃は幸せだったの』
その手を取って
あの頃のように笑い合いたい
その指を撫でて
あの頃のように踊っていたい
そうよ
あの頃は幸せだったの
貴方との未来を確かなものと信じていたから
だから
どんな辛いことだって乗り越えられたし
どんな痛い思いをしても突き進めた
私は貴方を思い出す時
今でも胸が苦しくなる
息ができないみたいなそんな感覚に陥って
何度も泣いて
何度も泣いて
それでもまた歩き出すのだと
心に決めてはいるの
いつまでも過去に縛られてはいたくないから
それでもね
時に思うこともあるの
もしあのまま
貴方と共に歩めていたとしたら
どんなに幸せな今日が
この手の内にあったかしらと
そう思うの
いつまでも過去に縛られてはいたくはないけれど……
その手を取って
あの頃のように笑い合いたい
その指を撫でて
あの頃のように踊っていたい
そうよ
あの頃は幸せだったの
貴方がいたから
貴方との未来を見ていたから
『わたしにはあなただけ』
あなたを愛していたから
今も思い出す景色がある
あなたと過ごせていたあの時間
あなたと共にあれたあの日々を
懐かしく想い
振り返る時に
特別な感情をも思い出す
そうよ
あなたはわたしにとって特別な人だった
この人生においてただ一人
他に同じような存在はなかった
わたしにはあなただけ
あなたを愛していたのに
あなたがわたしを愛しきることはなかった
それでもいいわ
たとえ婚約破棄されても
それでもわたしはあなたを想っているから
この心は決して変わらない
きっともう二度と会うことはないのでしょう
分かってはいるの
理解している
それでも愛することは許されるでしょう?
ただ愛することさえ許されないなら
この世界はあまりにも残酷で
ただあの日々を大切にすることすら許されないなら
この世界はあまりにも色がない
わたしにはあなただけ
あなたを愛していた日々
あなたの隣で過ごしたあの日常
あれはきっと
わたしの生涯の宝物になるでしょう
そう信じているし
そう確信している
わたしにはあなただけ
そうよ
何度だって言うわ
わたしにはあなただけ
『琥珀の瞳とさよならを』
琥珀色の瞳をした貴方のこと
私はとても好きだったの
愛していたわ貴方を誰よりも
だから愛おしくて
だからずっと抱き締めていたくて……
婚約が決まった時は嬉しかったわ
天にも昇るような気持ちって
こんな感じかしらって
冗談めかして言いたくなるほどに
喜び
浮かれ
馬鹿みたいだった
けれどもそれは貴方の本性を知らなかったからね
貴方の本当の姿を知れば
いいえ
知っていたならば……
きっとあれほどまでに愛すことはなかったでしょう
ウ・ワ・キ・モ・ノ
貴方は裏切っていたの
婚約までしていた私のことを
きっと軽く見ていたのね
私が貴方に惚れているから
そう油断していたのでしょう?
私は許すだろう
私はいなくならないだろうと
琥珀の瞳とさよならを
貴方とはもう生きてはゆけない
当然のことよ
当たり前でしょう
貴方は裏切ったのだから
相応の報いを受けてもらわなければね
琥珀の瞳とさよならを
憧れから始まった想いの物語は
やがて愛へと姿を変え
けれども成就することはなかった
あなたと共に歩むことができないと
そう運命が決まった夜に
もうすべてを失うことになるのだと
覚悟し
心を決めた
あなたは特別な人
わたしにとってただ一人の
愛する人
愛した人
あなたと共にあれたらと何度思ったでしょう
夢だってみたわ
あなたと共に歩む夢
けれどもそれは叶わぬもの
愛するあなたと共に歩める道など
所詮は幻想でしかない
でも
それでも……
もし奇跡が起こるのならば
もう一度すべてをやり直して
今度はあなたと共に
隣り合って
同じ道を歩みたいと願う
そうよ ただ あなたと共に歩みたかった
あなたは特別な人だったの
あなたにもそう伝えたくて
けれども叶わなかった
わたしに勇気がなかったから
特別なのだと
想っているのだと
伝えるほどの勇気はわたしにはなくて
だからただ見つめているだけで
だからただ良き生徒のふりをしているだけで
瞬く間に時は過ぎて……
そうよ ただ あなたと共に歩みたかった
あなたとだけは
戦いたくなどなかった
あなたとだけは
仲間でいたかったのに
そうよ ただ あなたと共に歩みたかった
『あなたの身勝手な婚約破棄のせいでね』
すみれの花が咲いていたあの丘に
昨日久しぶりに行ってみたの
もう十年以上その地に足を踏み入れることはなかった
なぜって?
あなたのことを思い出すからよ
辛いのよ
あなたとの日々を思い出すことは
きっかけなんてすべて消えてほしい
きっかけなんてすべて消え去ってほしい
だからわたしは
あの丘へ行くことさえできなくなってしまっていたの
あなたの身勝手な婚約破棄のせいでね
すみれの花が咲いていたあの丘は
今も変わらずそこにあって
とても綺麗だった
無数の花が咲き乱れる天国のような場所
もっとも
わたしにとっては地獄の記憶でしかないのだけれど……
悲しいのよ
あなたといられた日々を思い返すと
引き金は要らないわ
引き金は無であってほしい
だからわたしは
あなたを思い出すものには触れられなっているの
あなたの身勝手な婚約破棄のせいでね
それでももうじき
新たな一歩を踏み出すでしょう
そんな気がしていて
そんな気配があるから
春の陽を求めて這い出す虫たちのように
わたしもまた
新しい日射しを求めて歩み出す
少しずつでも
一歩ずつでも
『永久に愛を誓います』
貴方は去っていってしまった
もう私のもとへは戻ってきてはくれないのだと
分かっているのです
だから貴方に戻ってこいとは言いません
ただどうか忘れないでいてください
私は貴女を愛しているのです
それは死ぬまで変わりません
貴方の心が変わっても
私の心までは変わらないのです
永久に愛を誓います
たとえどれだけ月日が流れても
私は貴方を想い愛し続けるでしょう
愛してくれとは言いません
ただ愛していたいだけなのです
私には
貴方の心を書き換えることはできないように
そう
貴方とて
私の心を書き換えることは不可能なのです
永久に愛を誓います
『婚約破棄されても気にしない』
婚約破棄されても気にしない
だってそれって
彼がそう決めただけでしょう?
私に価値がないわけではないし
誰がそう言ったわけでもない
簡単なこと
ただ彼が心変わりしただけ
そういうことよ
簡単なことなの
だから
たとえ彼が私を捨てて乗り換えても
私自身の価値を貶めることなんでできやしないわ
婚約破棄されても気にしない
だってそれって
彼がそう言っただけでしょう?
私の価値が下がったわけではないし
誰かからそう言われるわけでもない
簡単なこと
ただ彼が他の女に目移りしただけ
そういうことよ
それ以上の意味なんてないの
だから
たとえ彼が私を侮辱したとしても
私自身の価値を無にすることなんてできやしないわ
婚約破棄されても気にしない
そうよ
私は無敵
だから前を向いて生きるの
婚約破棄されても気にしない
『やる気のないとき』
婚約者の彼に捨てられた
悲しい夕暮れ
見上げた空はとても綺麗で
青く赤く滲み
ただどこまでも澄んでいた
まるでこの心を映し出したような空が
何とも言えないような心を生み出してしまう
どうしてだろう?
わたしなぜか何もやる気になれない……
婚約者の彼に終わりを告げられて
切ない夕暮れ
面持ち上げれば空はとても美しくて
昨日までと同じなのに
ただこの胸だけは雲に包まれている
この心とは真逆の綺麗すぎる空が
ただわたしを見下ろしている
いつからこんな風になってしまったのだろう?
やる気のないとき
どうでもいいと思ってしまう
やる気のないとき
もう消えてしまいたいとすら思えてきて
ああ どうしよう
ああ どうやって生きよう
わたしが生きていく未来に
いつか光なんて射すのだろうか?
何度も想像して考えてみるけれど
どうしてかな
上手く光ある未来の地図を描けない
彼はわたしを愛さなかった
いいえ
かつては愛していたのだけれど
そうね
もう今は少しも愛していないし想ってもいない
あまりにも虚しいこと
けれどもこの胸に遺った愛の欠片は
今すぐ消し去ることもできやしない
やる気のないとき
どうでもいいと思ってしまう
やる気のないとき
もう消えてしまいたいとすら思えてきて
『そうよ あの頃は幸せだったの』
その手を取って
あの頃のように笑い合いたい
その指を撫でて
あの頃のように踊っていたい
そうよ
あの頃は幸せだったの
貴方との未来を確かなものと信じていたから
だから
どんな辛いことだって乗り越えられたし
どんな痛い思いをしても突き進めた
私は貴方を思い出す時
今でも胸が苦しくなる
息ができないみたいなそんな感覚に陥って
何度も泣いて
何度も泣いて
それでもまた歩き出すのだと
心に決めてはいるの
いつまでも過去に縛られてはいたくないから
それでもね
時に思うこともあるの
もしあのまま
貴方と共に歩めていたとしたら
どんなに幸せな今日が
この手の内にあったかしらと
そう思うの
いつまでも過去に縛られてはいたくはないけれど……
その手を取って
あの頃のように笑い合いたい
その指を撫でて
あの頃のように踊っていたい
そうよ
あの頃は幸せだったの
貴方がいたから
貴方との未来を見ていたから
『わたしにはあなただけ』
あなたを愛していたから
今も思い出す景色がある
あなたと過ごせていたあの時間
あなたと共にあれたあの日々を
懐かしく想い
振り返る時に
特別な感情をも思い出す
そうよ
あなたはわたしにとって特別な人だった
この人生においてただ一人
他に同じような存在はなかった
わたしにはあなただけ
あなたを愛していたのに
あなたがわたしを愛しきることはなかった
それでもいいわ
たとえ婚約破棄されても
それでもわたしはあなたを想っているから
この心は決して変わらない
きっともう二度と会うことはないのでしょう
分かってはいるの
理解している
それでも愛することは許されるでしょう?
ただ愛することさえ許されないなら
この世界はあまりにも残酷で
ただあの日々を大切にすることすら許されないなら
この世界はあまりにも色がない
わたしにはあなただけ
あなたを愛していた日々
あなたの隣で過ごしたあの日常
あれはきっと
わたしの生涯の宝物になるでしょう
そう信じているし
そう確信している
わたしにはあなただけ
そうよ
何度だって言うわ
わたしにはあなただけ
『琥珀の瞳とさよならを』
琥珀色の瞳をした貴方のこと
私はとても好きだったの
愛していたわ貴方を誰よりも
だから愛おしくて
だからずっと抱き締めていたくて……
婚約が決まった時は嬉しかったわ
天にも昇るような気持ちって
こんな感じかしらって
冗談めかして言いたくなるほどに
喜び
浮かれ
馬鹿みたいだった
けれどもそれは貴方の本性を知らなかったからね
貴方の本当の姿を知れば
いいえ
知っていたならば……
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きっと軽く見ていたのね
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そう油断していたのでしょう?
私は許すだろう
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琥珀の瞳とさよならを
貴方とはもう生きてはゆけない
当然のことよ
当たり前でしょう
貴方は裏切ったのだから
相応の報いを受けてもらわなければね
琥珀の瞳とさよならを
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