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後編

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 その後私はかつて仲良しだった同性の幼馴染みのところへ行き、本心を明かした。

「私ね、実は貴女のこと好きだったの」
「え……」
「いきなりでごめん。でも、どうしても、これだけは伝えたくて。だからお願い、返事をくれないかな。……どんな返事でも受け入れるから」

 今が一番良い機会だと思ったからである。

 たとえ拒まれるとしても。
 これでも私はこの想いを伝えたい。

「あの……ごめん、びっくりして。でも……嬉しいよ。実はわたしもあなたと一緒に生きたいって思ってたから」

 こうして私たちは結ばれた。

 ちなみにヴィーガーデンはというと、あの後色々な女性と婚約したそうだが、そのたびに上手くいかず話が消えることとなってしまったそうだ。

 そしていまだに独り身だそうで。

 しかもそのことを物凄く気にしていて。

 他者に対して「馬鹿にしているのでは」と不信感を募らせ、他者と普通に関わることすらできなくなってしまっているらしい。


◆終わり◆
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