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もうちょっとひとやすみ? 詩のコーナー

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『ねぇまた恋をさせて』

もうきっと叶わない願い
口の中で繰り返しても
きっと無駄なのでしょう
分かってはいるの

それでも期待してしまうのは
心があるせいね
そんなことに意味なんてないと
分かってはいても
期待することをやめるのは難しくて

ねぇまた恋をさせて

春夏秋冬
季節は流れて
悲しみの川を越えて
もうすぐ来る春に
旋律を歌わせて
そうよ
新しい恋という旋律
何度でも
ただ歌わせてほしい
軽やかに
儚げに
そしてただ愛おしく

もうきっと届かない祈り
胸の内で繰り返しても
きっと無駄なのでしょう
分かってはいるの

それでも希望抱いてしまうのは
人であるせいね
そんなことに意味なんてないと
分かってはいても
それでもまた希望を見つめてしまう

ねぇまた恋をさせて

朝から晩まで
夢をみたくて
甘い夢を求めて
ただ手を伸ばす
その先にあるものに価値なんてないと
分かっているはずなのに
それでも
諦められないまま
今日を越えて
明日も越えて
そうやって生きてゆくのでしょう



『初めての気持ち』

この気持ち一体何なんだろうって
今になって気づいた
この胸の奥で芽生えたその色は
春の匂いをまとっている

初めての気持ち

これはどこへ行くのだろう
これは何という名前なのだろう

よく分からないことばかりで
今はまだ戸惑っている
どうしてかな呆れるほどに
その感情に翻弄される

もやもやしてしまうのは
これの正体が分からないから
悶々とするのもきっと
これの正体が掴めないものだから

そうだきっと

この正体が分かれば
きっと気が楽になるのだろう
この本当の意味を知れば
きっと心は解けるのだろう

初めても気持ち

誰か気づいて
誰か教えて

これは一体何なのか

誰かその答えを与えてほしい

この気持ち一体何なんだろうって
今になって気づいた
この胸の奥で芽生えたその色は
春の匂いをまとっている

初めての気持ち

そう

初めての気持ち
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