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ちょっぴりひとやすみ? 詩のコーナー
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『幸せって難しい』
幸せって難しい
今さらかもしれないけれど
最近特にそう思うの
幸せに生きることって難しい
何が幸せなんだろう?
何をもって幸せと言うんだろう?
そんなことを考え出すときりがなくて
なるべく考えないようにしようって思うけれど
どうしてかな
そう思うほどに考えてしまうのが
人の脳のややこしいところ
もし何も考えずに
もし真っ白な頭で
生きていられたなら
きっと
どこまでも幸せであれるだろうに
悩むことも
苦しむことも
何一つない状態で
綺麗なままで
生きてゆけるだろうに
そんなことを考えては
少し落ち込んだりして
考えないことが幸せなら
愚かなほうが良かったのかもしれないと
そう思うけれど
でもそれは書き換えることのできない部分だから
どうしてこんな風に
あれこれ考えてしまうわたしで生まれたのかを
追求してみるほうが
いくらか有意義な気がして
恋も 想いも 愛も
複雑な脳を持たないほうが
分かりやすく解釈して
坂道を転げ落ちてゆく物体みたいに
自然な理と隣り合って生きてゆけるのかもしれない
幸せって難しい
ああどうして
こんなにも思い悩むのだろう
悩みの種はいつだって
本当に些細なこと
けれどもその時の自分にとっては
それは些細なことではなくて
きっとそう感じているだけなのだけれど
悩んでいる時
考えている時
その時だけはその種が大きなものに感じられるから
だから迷宮から抜け出せなくて
また悩む
また落ち込む
そんなことを繰り返して
幸せって難しい
今さらかもしれないけれど
最近特にそう思うの
幸せに生きることって難しい
何が幸せなんだろう?
何をもって幸せと言うんだろう?
考えれば考えるほどに
答えから遠ざかってゆく
幸せって難しい
『大丈夫 あなたは一人じゃない』
大丈夫 あなたは一人じゃない
あなたがかけてくれた言葉に
わたしは信じられないくらい救われた
愚かだと笑われるかしら?
そんな小さな言葉
それもたった一つの言葉を
信じて
心の支えにして
純粋過ぎて馬鹿だと思われるのなら
それでも構わない
だってそれが真実なのだもの
大丈夫 あなたは一人じゃない
あなたがかけてくれたその言葉が
わたしのすべてを塗り替えてくれた
愚かだと笑われるかしら?
そんな小さな言葉
なんてことのない一つの言葉を
信じて
心の支えにして
子どものように純粋で馬鹿だと嘲笑われるなら
それは受け入れる
だってそれが真実なのだもの
ある意味 そういうこと
わたしは愚かで
わたしは馬鹿だった
ある意味 そういうことなのかもしれない
それでもわたしは確かに救われた
あの日あの時
あなたがかけてくれた言葉によって
すべては救われた
すべては書き換えられた
そうよ あなたの言葉があって今のわたしが在る
感謝しているわ
もう二度と会えないとしても
あなたと出会えたことは
何よりも大きな幸福だったと
今でも思っている
大丈夫 あなたは一人じゃない
これからは
わたしがわたしへそれを伝えてゆく
これからは
わたしがわたしへその言葉を贈るわ
『辛い季節を乗り越えて』
婚約者だったあなた
愛していたあなた
引き離される時は突然やって来て
それはわたしにとって
あまりにも辛い経験だった
愛する人と共に生きてゆきたいと
愛する人の傍にいたいと
そう願うのは特別なことではなくて
人として
生物として
ある意味当たり前の感情
育まれた愛は必ず
両者を引き寄せるものなのだから
あの頃はいつも泣いていた
どうしても涙がとまらなかったの
あの頃はいつも泣いていた
誰にも知られず流した涙は雨粒のよう
婚約者だったあなた
愛していたあなた
引き離される時は突然やって来て
それはわたしにとって
あまりにも辛い経験だった
愛ゆえの辛さ
愛ゆえの痛み
それを消してしまえる魔法があるなら
どんなに良かっただろう
けれどもそんなものはこの世界には存在せず
だからただひたすらに耐えるしか道はない
辛い季節を乗り越えて
わたしは今
ここに生きている
辛い季節を乗り越えて
わたしは今
ここで息をしている
嘆きの鞭で打たれ
絶望の海を泳ぎながら
それでも今
ここに生きている
辛い季節を乗り越えて
『あなたを今も愛しています』
そうね
お別れが訪れたからと
あなたへの想いすらも捨ててしまえたなら
きっと
お別れは苦痛ではなかったのでしょう
あなたへの感情をすべて捨ててしまえたなら
けれどもわたしは今も
あなたへの想いを捨てられず
もう終わった関係だというのに
何度も欲して
何度も求めて
この手であなたを掴みたいと願い
腕を伸ばしては
届くことはないのだと悟り
悲しみの海に沈むのです
あなたを今も愛しています
それがすべて
あなたを今も愛しています
それがわたし
どれだけ時が流れても
きっとこの心に変化は訪れないのだろうと
薄々気づいているからこそ
こんなにも辛いのなら
いつの日かどんな感情も薄れ消えゆくものと
信じられたとすれば
この苦しみも永遠ではなく
いずれ過ぎ去るものと思えるのでしょう
けれどもわたしにはそれは
なかなか難しいことで
そんな風に生きられればきっと
この苦痛からも解放されるのだろうに
こうして抱えているものを
潔く放り捨ててしまえないから
ただどこまでも
重くなった身体を引きずるようにして歩む
それはいつまでもどこまでも
続いてゆくのです
あなたを今も愛しています
いつまでも
あなたを今も愛しています
そう永遠に
幸せって難しい
今さらかもしれないけれど
最近特にそう思うの
幸せに生きることって難しい
何が幸せなんだろう?
何をもって幸せと言うんだろう?
そんなことを考え出すときりがなくて
なるべく考えないようにしようって思うけれど
どうしてかな
そう思うほどに考えてしまうのが
人の脳のややこしいところ
もし何も考えずに
もし真っ白な頭で
生きていられたなら
きっと
どこまでも幸せであれるだろうに
悩むことも
苦しむことも
何一つない状態で
綺麗なままで
生きてゆけるだろうに
そんなことを考えては
少し落ち込んだりして
考えないことが幸せなら
愚かなほうが良かったのかもしれないと
そう思うけれど
でもそれは書き換えることのできない部分だから
どうしてこんな風に
あれこれ考えてしまうわたしで生まれたのかを
追求してみるほうが
いくらか有意義な気がして
恋も 想いも 愛も
複雑な脳を持たないほうが
分かりやすく解釈して
坂道を転げ落ちてゆく物体みたいに
自然な理と隣り合って生きてゆけるのかもしれない
幸せって難しい
ああどうして
こんなにも思い悩むのだろう
悩みの種はいつだって
本当に些細なこと
けれどもその時の自分にとっては
それは些細なことではなくて
きっとそう感じているだけなのだけれど
悩んでいる時
考えている時
その時だけはその種が大きなものに感じられるから
だから迷宮から抜け出せなくて
また悩む
また落ち込む
そんなことを繰り返して
幸せって難しい
今さらかもしれないけれど
最近特にそう思うの
幸せに生きることって難しい
何が幸せなんだろう?
何をもって幸せと言うんだろう?
考えれば考えるほどに
答えから遠ざかってゆく
幸せって難しい
『大丈夫 あなたは一人じゃない』
大丈夫 あなたは一人じゃない
あなたがかけてくれた言葉に
わたしは信じられないくらい救われた
愚かだと笑われるかしら?
そんな小さな言葉
それもたった一つの言葉を
信じて
心の支えにして
純粋過ぎて馬鹿だと思われるのなら
それでも構わない
だってそれが真実なのだもの
大丈夫 あなたは一人じゃない
あなたがかけてくれたその言葉が
わたしのすべてを塗り替えてくれた
愚かだと笑われるかしら?
そんな小さな言葉
なんてことのない一つの言葉を
信じて
心の支えにして
子どものように純粋で馬鹿だと嘲笑われるなら
それは受け入れる
だってそれが真実なのだもの
ある意味 そういうこと
わたしは愚かで
わたしは馬鹿だった
ある意味 そういうことなのかもしれない
それでもわたしは確かに救われた
あの日あの時
あなたがかけてくれた言葉によって
すべては救われた
すべては書き換えられた
そうよ あなたの言葉があって今のわたしが在る
感謝しているわ
もう二度と会えないとしても
あなたと出会えたことは
何よりも大きな幸福だったと
今でも思っている
大丈夫 あなたは一人じゃない
これからは
わたしがわたしへそれを伝えてゆく
これからは
わたしがわたしへその言葉を贈るわ
『辛い季節を乗り越えて』
婚約者だったあなた
愛していたあなた
引き離される時は突然やって来て
それはわたしにとって
あまりにも辛い経験だった
愛する人と共に生きてゆきたいと
愛する人の傍にいたいと
そう願うのは特別なことではなくて
人として
生物として
ある意味当たり前の感情
育まれた愛は必ず
両者を引き寄せるものなのだから
あの頃はいつも泣いていた
どうしても涙がとまらなかったの
あの頃はいつも泣いていた
誰にも知られず流した涙は雨粒のよう
婚約者だったあなた
愛していたあなた
引き離される時は突然やって来て
それはわたしにとって
あまりにも辛い経験だった
愛ゆえの辛さ
愛ゆえの痛み
それを消してしまえる魔法があるなら
どんなに良かっただろう
けれどもそんなものはこの世界には存在せず
だからただひたすらに耐えるしか道はない
辛い季節を乗り越えて
わたしは今
ここに生きている
辛い季節を乗り越えて
わたしは今
ここで息をしている
嘆きの鞭で打たれ
絶望の海を泳ぎながら
それでも今
ここに生きている
辛い季節を乗り越えて
『あなたを今も愛しています』
そうね
お別れが訪れたからと
あなたへの想いすらも捨ててしまえたなら
きっと
お別れは苦痛ではなかったのでしょう
あなたへの感情をすべて捨ててしまえたなら
けれどもわたしは今も
あなたへの想いを捨てられず
もう終わった関係だというのに
何度も欲して
何度も求めて
この手であなたを掴みたいと願い
腕を伸ばしては
届くことはないのだと悟り
悲しみの海に沈むのです
あなたを今も愛しています
それがすべて
あなたを今も愛しています
それがわたし
どれだけ時が流れても
きっとこの心に変化は訪れないのだろうと
薄々気づいているからこそ
こんなにも辛いのなら
いつの日かどんな感情も薄れ消えゆくものと
信じられたとすれば
この苦しみも永遠ではなく
いずれ過ぎ去るものと思えるのでしょう
けれどもわたしにはそれは
なかなか難しいことで
そんな風に生きられればきっと
この苦痛からも解放されるのだろうに
こうして抱えているものを
潔く放り捨ててしまえないから
ただどこまでも
重くなった身体を引きずるようにして歩む
それはいつまでもどこまでも
続いてゆくのです
あなたを今も愛しています
いつまでも
あなたを今も愛しています
そう永遠に
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