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『歌い手の仕事をしている婚約者が私を誹謗中傷する歌を作り公開していました。あり得ません。人として最低過ぎます。』
歌い手の仕事をしている婚約者マルーズボルデンは表向きは良い人を装っていた、が、裏では婚約相手である私を誹謗中傷するような歌を作りファンたちに披露していた。
「オレの婚約者ゴミのゴミ! ヘイ! どこまでもゴミでどーしようっもっない! ハイ! オレの婚約者不細工で! ハァ~。どこまでもゴミで困ったぜぇ! ゥハァ~。あーあどーしようもっ、ないっ、ないっ、ないっ、ハァ~。あーあーあーもう、どうしようーもっ、ないっ、アア~。もっとステキでキュートなガールと一緒に楽しみたいのにさぁハァ~、もう困ったよ、泣きそうナキソウ。あんーな女と生きてくなんて、死んだも同然さっ、ンフハァ~」
そんな歌を流行らせようとしていたマルーズボルデンだったが、ある時そのことを私と私の親に知られたためにそれ以上歌えなくなってしまった。
さらに、私の父親に激怒されたことで、婚約は破棄となる。
「マルーズボルデン、貴様、我が娘を誹謗中傷する歌なんかを作って公開するとは……死にたいのだな!?」
「違うんデス! 本気じゃなかったんデス!」
「ふざけるな!! 今さら何を言っても無意味だ、罪から逃れることはできない。我が娘を侮辱した男を、それも婚約しているにもかかわらず悪く言ったような輩を、許し放っておくことなど不可能だ!!」
激怒した父親の意向と権力によって社会的に終わらされてしまったマルーズボルデンは、歌い手を辞め一般就職しようとするもどんな会社からも相手にされず、どう頑張っても仕事を得られない地獄のような状況に追い込まれてしまった。
「聞いた? マルーズボルデン、あの変な歌、実在する婚約者さんのことを言ってたんですって」
「ええーっ、それは酷い」
「ああいうテーマなんだと思っていたわ」
「実在の人がいるのにあそこまで貶めるなんて……さすがにやり過ぎよね、酷すぎるわ、悪魔ね」
その後マルーズボルデンはお金が尽きて食べ物を盗もうとしたところをその店の店主に斬られ死亡した。
だが、まぁ、自業自得というものだろう。
盗み以前に。
そもそも。
お金が尽きてしまうようなそんな状況を作ったのは外の誰でもない彼自身の行動だ。
世界において貧しさの理由は色々あるけれど、彼の場合誰かのせいで貧しくなったわけではないのだから、完全なる自業自得であって可哀想と思ってあげられる部分はない。
◆終わり◆
『ある穏やかな春の日、彼の真実を知ってしまいました。ただ、一度目は約束することで許したのです。けれど……。』
ある穏やかな晴れの日に。
「え……ロック、どうして……?」
私は見てしまった。
婚約者であるロックが女を連れて街を歩いているところを。
しかも、距離感がやたらと近くて、明らかに知人程度の距離感ではない。
「ナリア!?」
「女連れなんて珍しいわね、ロック」
「ち、違う! これは! そのっ……」
「そちらの女性は?」
するとロックは青ざめて。
「ごめん!! 違うんだ!! これは……その、本当に……出来心で……」
そんな風に謝罪してきた。
「もうこんなことしないって約束してくれる?」
「する! するよ! もちろん!」
「そう……じゃあ今回のことは水に流すわ」
「ありがとうっ……!」
「けど、次はないからね」
「うん! うん! 分かってる!」
こうして一度は許した、のだが……。
数ヶ月も経たないうちにまた事件は起こった。
暑くなり始めた夏の日。
路上で女と抱き合いながら唇を重ねている姿を目撃してしまう。
「ロック!」
「げ」
「またそういうことして!」
「ナリア……!? あ、や、えっと……そのっ……こ、これは……」
「次はないと言ったわよね!? また裏切ったの!? そんなのは、さすがに酷すぎるわ!!」
さすがにもう我慢はできず、彼を責めた。
その後私は親にすべてを明かし婚約破棄へと足を進める――そうして私たちの婚約は破棄とすることとなった。
もちろん慰謝料はしっかり取った。
想像はしていなかった展開。でもその選択をしたことを後悔はしていない。むしろ、それで良かった、と思っている。不快なものを捨てて爽やかな気分になっているくらいである。
私はもうロックに振り回されながら生きはしない。
私は私の幸福を求める。
私は私の幸福のために歩みを進める。
◆
あれから数年。
私たちの現在は真逆のものとなっている。
ロックはあれから何人もの女性と婚約したり婚約破棄したりということを繰り返していたようで、やがて誰からも相手にされなくなり、今では変な女からしか構ってもらえなくなっているそうだ。
一方私はというと、資産家の青年と結婚して大切にされながら楽しく暮らしている。
◆終わり◆
『幼馴染みと婚約したのですが……? ~私は私、それは変わらないことです~』
「俺たちずっと一緒にいような」
「ええそうね」
幼馴染みであった私リーシアと彼ウェドガスは婚約したその日には共に明るい未来へと目を向けていた。
「ウェドガス、これからもずっと……よろしく」
「こちらこそよろしく。リーシアとなら楽しく暮らせそうだわ。これからも仲良くしてくれよ」
幼い頃から互いを知っている私たちなら間違いなく明るい未来を掴める、と、そう思っていた。
この絆を壊せる人や物は存在しないと迷いなく信じていたのだ。
――だが。
「ごめんリーシア、婚約破棄するわ」
それから数ヶ月が経って、ウェドガスが急にそんなことを言ってきて。
「え……?」
「婚約、破棄することにしたんだ」
「どうして!?」
やがて明かされたのは。
「実は……他の女との間に子ができてさ」
衝撃的な事実。
この身を絶望へ突き落とすような現実。
「だから、リーシア、お前との関係は解消する」
「そんな……」
「ごめん。……じゃ、そういうことで、バイバイな」
ウェドガスはそんな風にして私の気持ちなど少しも考えずに去っていった――がその後数日経って急に死亡した。
何でも、子を宿した女の元婚約者がウェドガスに対して激怒していたそうで、その男がウェドガスを殺したのではと言われているそうだ。
……ま、自業自得ね。
もはや彼などどうでもいい。
私はただ進む。
いつの日か希望の光を掴み取るために。
そうよ、生きていればきっと良いことだってたくさんあるわ。
それを信じる。
それを信じて歩む。
あんなくだらない人のために腐る必要なんてない。
――そう、何があろうとも、いつまでもどこまでも私は私なのだから。
◆終わり◆
『いつも鼻をほじくっていて会うたびに指についたものをなすりつけてくる婚約者がいるのですが……。』
いつも鼻をほじくっていて会うたびに指についたものをなすりつけてくる婚約者ガーエンからある日突然宣言される。
「悪いな。君との婚約だが、破棄とさせてもらうことにした」
関係の終わりを告げる言葉。
それは歓喜を生み出す宣言であった。
「君はパッとしない。以前は好きだったが、いつからか段々好きでなくなってきた。それに……こちらが親しくしようとしても嫌そうな顔をするだろう? 不快そうな顔をするだろう? それで余計に萎えてしまったんだ。こんなつまらなくてくだらない女に親しくしようとしてあげる必要なんてあるのか、と、疑問に思えてきてしまってな」
こうして私は切り捨てられた――でもそれは悲しいことでも辛いことでもない――むしろ逆、喜ばしく安堵できるようなことである。
これでもう汚いものをなすりつけられなくて済む!
そう思うと嬉しくて。
感情が爆発しそうで。
歓喜の舞いで暴れ回りたいくらいの嬉しさがあった。
――帰宅後。
「やっほーっい!! これで解放!! もう自由だし嫌なことされなくて……済むぅーっ!!」
私は衝撃的に叫んでしまった。
ここまで耐えただけでも偉いと思う。
屋外で騒がなかっただけ我慢した方だろう。
「やーったぁーっ! やっほーっい! やーったやーったやったやったやったやったやった! ワイ! やーったぁーっ、やった! やーったぁっ、やったやった! ヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィやったねやったねうれすぃーっねぇっ! ヘィ!」
歌が、踊りが、止まらない。
「やったねやったやったねやったやったねやったやったねやったやったねやったやったねやったヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィッ!!」
◆
あれから数年。
私は親の知り合いの息子さんと結婚した。
意外な出会いではあったけれど……でも、彼と初めて対面した瞬間に分かった、私たちは共に歩んでゆける二人だと。
で、やはりその通りになったのだ。
あの時の勘は正しかった。
ちなみにガーエンはというと、あの後親の指示で好みでない女性と結婚しなくてはならないこととなり絶望していたそう。
そんな結婚式の最中突然起こった飾りの風船の破裂に巻き込まれて眼球を破壊され、また、その際に負った傷から菌が入ったために衰弱してやがて落命したそうだ。
◆終わり◆
歌い手の仕事をしている婚約者マルーズボルデンは表向きは良い人を装っていた、が、裏では婚約相手である私を誹謗中傷するような歌を作りファンたちに披露していた。
「オレの婚約者ゴミのゴミ! ヘイ! どこまでもゴミでどーしようっもっない! ハイ! オレの婚約者不細工で! ハァ~。どこまでもゴミで困ったぜぇ! ゥハァ~。あーあどーしようもっ、ないっ、ないっ、ないっ、ハァ~。あーあーあーもう、どうしようーもっ、ないっ、アア~。もっとステキでキュートなガールと一緒に楽しみたいのにさぁハァ~、もう困ったよ、泣きそうナキソウ。あんーな女と生きてくなんて、死んだも同然さっ、ンフハァ~」
そんな歌を流行らせようとしていたマルーズボルデンだったが、ある時そのことを私と私の親に知られたためにそれ以上歌えなくなってしまった。
さらに、私の父親に激怒されたことで、婚約は破棄となる。
「マルーズボルデン、貴様、我が娘を誹謗中傷する歌なんかを作って公開するとは……死にたいのだな!?」
「違うんデス! 本気じゃなかったんデス!」
「ふざけるな!! 今さら何を言っても無意味だ、罪から逃れることはできない。我が娘を侮辱した男を、それも婚約しているにもかかわらず悪く言ったような輩を、許し放っておくことなど不可能だ!!」
激怒した父親の意向と権力によって社会的に終わらされてしまったマルーズボルデンは、歌い手を辞め一般就職しようとするもどんな会社からも相手にされず、どう頑張っても仕事を得られない地獄のような状況に追い込まれてしまった。
「聞いた? マルーズボルデン、あの変な歌、実在する婚約者さんのことを言ってたんですって」
「ええーっ、それは酷い」
「ああいうテーマなんだと思っていたわ」
「実在の人がいるのにあそこまで貶めるなんて……さすがにやり過ぎよね、酷すぎるわ、悪魔ね」
その後マルーズボルデンはお金が尽きて食べ物を盗もうとしたところをその店の店主に斬られ死亡した。
だが、まぁ、自業自得というものだろう。
盗み以前に。
そもそも。
お金が尽きてしまうようなそんな状況を作ったのは外の誰でもない彼自身の行動だ。
世界において貧しさの理由は色々あるけれど、彼の場合誰かのせいで貧しくなったわけではないのだから、完全なる自業自得であって可哀想と思ってあげられる部分はない。
◆終わり◆
『ある穏やかな春の日、彼の真実を知ってしまいました。ただ、一度目は約束することで許したのです。けれど……。』
ある穏やかな晴れの日に。
「え……ロック、どうして……?」
私は見てしまった。
婚約者であるロックが女を連れて街を歩いているところを。
しかも、距離感がやたらと近くて、明らかに知人程度の距離感ではない。
「ナリア!?」
「女連れなんて珍しいわね、ロック」
「ち、違う! これは! そのっ……」
「そちらの女性は?」
するとロックは青ざめて。
「ごめん!! 違うんだ!! これは……その、本当に……出来心で……」
そんな風に謝罪してきた。
「もうこんなことしないって約束してくれる?」
「する! するよ! もちろん!」
「そう……じゃあ今回のことは水に流すわ」
「ありがとうっ……!」
「けど、次はないからね」
「うん! うん! 分かってる!」
こうして一度は許した、のだが……。
数ヶ月も経たないうちにまた事件は起こった。
暑くなり始めた夏の日。
路上で女と抱き合いながら唇を重ねている姿を目撃してしまう。
「ロック!」
「げ」
「またそういうことして!」
「ナリア……!? あ、や、えっと……そのっ……こ、これは……」
「次はないと言ったわよね!? また裏切ったの!? そんなのは、さすがに酷すぎるわ!!」
さすがにもう我慢はできず、彼を責めた。
その後私は親にすべてを明かし婚約破棄へと足を進める――そうして私たちの婚約は破棄とすることとなった。
もちろん慰謝料はしっかり取った。
想像はしていなかった展開。でもその選択をしたことを後悔はしていない。むしろ、それで良かった、と思っている。不快なものを捨てて爽やかな気分になっているくらいである。
私はもうロックに振り回されながら生きはしない。
私は私の幸福を求める。
私は私の幸福のために歩みを進める。
◆
あれから数年。
私たちの現在は真逆のものとなっている。
ロックはあれから何人もの女性と婚約したり婚約破棄したりということを繰り返していたようで、やがて誰からも相手にされなくなり、今では変な女からしか構ってもらえなくなっているそうだ。
一方私はというと、資産家の青年と結婚して大切にされながら楽しく暮らしている。
◆終わり◆
『幼馴染みと婚約したのですが……? ~私は私、それは変わらないことです~』
「俺たちずっと一緒にいような」
「ええそうね」
幼馴染みであった私リーシアと彼ウェドガスは婚約したその日には共に明るい未来へと目を向けていた。
「ウェドガス、これからもずっと……よろしく」
「こちらこそよろしく。リーシアとなら楽しく暮らせそうだわ。これからも仲良くしてくれよ」
幼い頃から互いを知っている私たちなら間違いなく明るい未来を掴める、と、そう思っていた。
この絆を壊せる人や物は存在しないと迷いなく信じていたのだ。
――だが。
「ごめんリーシア、婚約破棄するわ」
それから数ヶ月が経って、ウェドガスが急にそんなことを言ってきて。
「え……?」
「婚約、破棄することにしたんだ」
「どうして!?」
やがて明かされたのは。
「実は……他の女との間に子ができてさ」
衝撃的な事実。
この身を絶望へ突き落とすような現実。
「だから、リーシア、お前との関係は解消する」
「そんな……」
「ごめん。……じゃ、そういうことで、バイバイな」
ウェドガスはそんな風にして私の気持ちなど少しも考えずに去っていった――がその後数日経って急に死亡した。
何でも、子を宿した女の元婚約者がウェドガスに対して激怒していたそうで、その男がウェドガスを殺したのではと言われているそうだ。
……ま、自業自得ね。
もはや彼などどうでもいい。
私はただ進む。
いつの日か希望の光を掴み取るために。
そうよ、生きていればきっと良いことだってたくさんあるわ。
それを信じる。
それを信じて歩む。
あんなくだらない人のために腐る必要なんてない。
――そう、何があろうとも、いつまでもどこまでも私は私なのだから。
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『いつも鼻をほじくっていて会うたびに指についたものをなすりつけてくる婚約者がいるのですが……。』
いつも鼻をほじくっていて会うたびに指についたものをなすりつけてくる婚約者ガーエンからある日突然宣言される。
「悪いな。君との婚約だが、破棄とさせてもらうことにした」
関係の終わりを告げる言葉。
それは歓喜を生み出す宣言であった。
「君はパッとしない。以前は好きだったが、いつからか段々好きでなくなってきた。それに……こちらが親しくしようとしても嫌そうな顔をするだろう? 不快そうな顔をするだろう? それで余計に萎えてしまったんだ。こんなつまらなくてくだらない女に親しくしようとしてあげる必要なんてあるのか、と、疑問に思えてきてしまってな」
こうして私は切り捨てられた――でもそれは悲しいことでも辛いことでもない――むしろ逆、喜ばしく安堵できるようなことである。
これでもう汚いものをなすりつけられなくて済む!
そう思うと嬉しくて。
感情が爆発しそうで。
歓喜の舞いで暴れ回りたいくらいの嬉しさがあった。
――帰宅後。
「やっほーっい!! これで解放!! もう自由だし嫌なことされなくて……済むぅーっ!!」
私は衝撃的に叫んでしまった。
ここまで耐えただけでも偉いと思う。
屋外で騒がなかっただけ我慢した方だろう。
「やーったぁーっ! やっほーっい! やーったやーったやったやったやったやったやった! ワイ! やーったぁーっ、やった! やーったぁっ、やったやった! ヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィやったねやったねうれすぃーっねぇっ! ヘィ!」
歌が、踊りが、止まらない。
「やったねやったやったねやったやったねやったやったねやったやったねやったやったねやったヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィヘィッ!!」
◆
あれから数年。
私は親の知り合いの息子さんと結婚した。
意外な出会いではあったけれど……でも、彼と初めて対面した瞬間に分かった、私たちは共に歩んでゆける二人だと。
で、やはりその通りになったのだ。
あの時の勘は正しかった。
ちなみにガーエンはというと、あの後親の指示で好みでない女性と結婚しなくてはならないこととなり絶望していたそう。
そんな結婚式の最中突然起こった飾りの風船の破裂に巻き込まれて眼球を破壊され、また、その際に負った傷から菌が入ったために衰弱してやがて落命したそうだ。
◆終わり◆
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