9 / 62
episode.8 私たちは分かり合えない
しおりを挟む
「あの、よければ少しお話しませんか?」
椅子に座って寂しさを感じていた私に誰かが声をかけてきた。
俯けていた面を持ち上げると、視界に入ったのは――隊員服を着用したまだ十代くらいと思われる見た目の女性。
肩甲骨辺りまで伸ばした黒髪をうなじ付近で一つに束ねている真面目な印象の女性――いや、どちらかといえば少女だ。
「ソレアさん、ですよね」
清らかそうな少女だった。
制服を着用しているのでここで働いているのだろうが、大人の世界の穢れなんて知っていそうにない見た目だ。
彼女はきっと心の奥底から綺麗なのだろう。
そして、その清らかな心と正義感から、魔の者を倒す組織に入ったのだろう。
……もちろんただの想像だが。
「え、私を知っているのですか?」
「はい。ここでは有名ですよ。魔の者をやたらと呼び寄せる女性だって、噂になっていました」
両手を下腹部の前辺りで重ねて立つその姿勢はきちんとしていてとても美しい。
くす、と笑えば、顔面に花が咲くようで。
「よければ飲み物をお出ししますね。少し、お部屋を変えませんか?」
「は、はい」
「こちらへどうぞ」
誘導に従い、部屋に入る。
その部屋はとても素敵な部屋だった。
フローラルな香りが漂っていて、棚の上には薄ピンクの花弁が愛らしい花が花瓶に入った状態で数本置かれている。
「紅茶で問題ないですか?」
「はい……」
「そういえばソレアさん、お会いするのは初めてですね」
「はい」
「私、夢があるんです」
どういう流れ? と思っていると、少女は作業していた手はそのままで振り返る。
「魔の者、一匹残らず消し去りたいんですよ!」
満面の笑み――でも、何だこれ!? 怖い? 何だか凄く怖い!!
「ええと……何の話ですか?」
「あっそうでした。まずは自己紹介ですねっ。私、コルトの妹で、コルテッタといいます!」
「お名前、お兄さんと似ていますね」
「はい! よく言われます!」
「素敵な名前と思います」
「ありがとうございますっ。ふふっ、嬉しいです」
コルテッタは紅茶を注いだティーカップを運び、テーブルの上、私の目の前に置いてくれた。
そのお礼を言おうとしたのだが――刹那、彼女は急に一枚の紙を目の前に出してくる。
その紙にはノワールと思われる者の写真が貼りつけられていた。
「ご存知ですよね? この顔」
その声の冷ややかさに、私は言葉を失った。
信じたくない、とコルテッタの方へと視線を向けて、さらに愕然とする――なぜなら彼女がどす黒い笑みを浮かべていたから。
真っ直ぐな、純真な、そんな少女と思っていた。
でもそれは表の顔でしかなくて。
「彼、人間じゃないですよ」
コルテッタはそう告げてきた。
本当にそう? 嘘や罠ではない? いや、でも、写真の人は確かにノワールに似ている……。けれど彼はこれまで人に危害を加えるようなことはしなかったし、むしろ、魔の者を退治してくれていたくらいだった。それに、魔の者を倒したい、というようなことも言っていた。だから、彼を敵とは思えない……。
「……だったら何だというのですか」
「言いましたよね、魔の者は一匹残らず消し去りたいって」
「待ってください! ノワールさんは敵ではありません! それに、魔の者だという証拠だって十分では」
「証拠ならあります。一つはその紙、そしてもう一つは――貴女のもとへやって来たこと」
コルテッタは冷ややかに落ち着いて言葉を紡いでいる。
「魔の者をやたらと呼び寄せる女性……なんですよね? ソレアさん?」
今の彼女の笑い方は嫌いだ。
嫌な感じがする。
一度気になると不快に感じてどうしようもなくて、笑みを笑みとすんなり受け入れられない。
「そう……そう、かもしれません。私は何も聞いていないし知らなかったけれど、でも、もしかしたらそうなのかもしれない……」
「さすがに認めるようですね」
「でも! だとしても! 彼は人間に危害を加えるようなことはしないはずです! だから――」
こちらの言葉を。
「死んでもらいます」
彼女は遮った。
「どうして……」
「やつらは皆、敵! 滅ぶべきです! ソレアさん、聞きましたよ、貴女もかつて魔の者によってご両親を失われたと」
「それは……そうですけど、でも、そういうことをしたのはノワールさんではないです」
「同じでしょう。やつらは同類なのですよ」
「そんなことはないと思います……」
コルテッタの考えには同調できなかった。
私だって、魔の者を恐れていた。それのせいで傷ついてもきた。でも、だからこそ、ノワールは違うのだと分かる。多くの魔の者に会ってきたからこそ、違いはあると分かるのだ。
でも……きっとコルテッタには言葉は届かない。
「残念です、ソレアさん、貴女となら分かり合えると思っていたのに。同じ大切な人を奪われた人間として、心通わせられると思っていたのに……まさか魔の者を擁護するとは!」
コルテッタは親の仇であるかのように私を睨んでいた。
罪深いことと思う。
若い少女にこんな顔をさせて、憎しみを抱かせて。
魔の者の行いの罪。
その深さを感じる。
でも、だからといってノワールに敵意を向けるのはお門違いだ。
「何も知らないで彼を憎み彼を消すなんて言わないで」
「……ソレアさん」
「申し訳ないけれど、私、貴女の考えには同調できないわ」
ここにいても意味なんてない。
きっと分かり合えないのだから。
「貴女が魔の者に敵意を持っているのは分かる。でも、だからといってすべて消してしまえばいいというのは違うと思うの。それにね、私は本人から話を聞きたい。後のことはそれから考えるわ」
「彼はソレアさんを騙していたのですよ?」
「だとしても……いいえ、それならなおのこと、真実を本人の口から聞かなくては」
「黙っていたのでしょう!? 隠していたのでしょう!? そのことがすべてを物語っているのです!!」
「……ごめんなさい、コルテッタさん。私はもう、貴女とは話しません」
きっと、この紙に書かれていることは事実なのだと思う。
誰よりも魔の者に詳しい討伐隊が持っているデータ、それは確かなもののはずだ。
だから多分、彼は、本当に――。
椅子に座って寂しさを感じていた私に誰かが声をかけてきた。
俯けていた面を持ち上げると、視界に入ったのは――隊員服を着用したまだ十代くらいと思われる見た目の女性。
肩甲骨辺りまで伸ばした黒髪をうなじ付近で一つに束ねている真面目な印象の女性――いや、どちらかといえば少女だ。
「ソレアさん、ですよね」
清らかそうな少女だった。
制服を着用しているのでここで働いているのだろうが、大人の世界の穢れなんて知っていそうにない見た目だ。
彼女はきっと心の奥底から綺麗なのだろう。
そして、その清らかな心と正義感から、魔の者を倒す組織に入ったのだろう。
……もちろんただの想像だが。
「え、私を知っているのですか?」
「はい。ここでは有名ですよ。魔の者をやたらと呼び寄せる女性だって、噂になっていました」
両手を下腹部の前辺りで重ねて立つその姿勢はきちんとしていてとても美しい。
くす、と笑えば、顔面に花が咲くようで。
「よければ飲み物をお出ししますね。少し、お部屋を変えませんか?」
「は、はい」
「こちらへどうぞ」
誘導に従い、部屋に入る。
その部屋はとても素敵な部屋だった。
フローラルな香りが漂っていて、棚の上には薄ピンクの花弁が愛らしい花が花瓶に入った状態で数本置かれている。
「紅茶で問題ないですか?」
「はい……」
「そういえばソレアさん、お会いするのは初めてですね」
「はい」
「私、夢があるんです」
どういう流れ? と思っていると、少女は作業していた手はそのままで振り返る。
「魔の者、一匹残らず消し去りたいんですよ!」
満面の笑み――でも、何だこれ!? 怖い? 何だか凄く怖い!!
「ええと……何の話ですか?」
「あっそうでした。まずは自己紹介ですねっ。私、コルトの妹で、コルテッタといいます!」
「お名前、お兄さんと似ていますね」
「はい! よく言われます!」
「素敵な名前と思います」
「ありがとうございますっ。ふふっ、嬉しいです」
コルテッタは紅茶を注いだティーカップを運び、テーブルの上、私の目の前に置いてくれた。
そのお礼を言おうとしたのだが――刹那、彼女は急に一枚の紙を目の前に出してくる。
その紙にはノワールと思われる者の写真が貼りつけられていた。
「ご存知ですよね? この顔」
その声の冷ややかさに、私は言葉を失った。
信じたくない、とコルテッタの方へと視線を向けて、さらに愕然とする――なぜなら彼女がどす黒い笑みを浮かべていたから。
真っ直ぐな、純真な、そんな少女と思っていた。
でもそれは表の顔でしかなくて。
「彼、人間じゃないですよ」
コルテッタはそう告げてきた。
本当にそう? 嘘や罠ではない? いや、でも、写真の人は確かにノワールに似ている……。けれど彼はこれまで人に危害を加えるようなことはしなかったし、むしろ、魔の者を退治してくれていたくらいだった。それに、魔の者を倒したい、というようなことも言っていた。だから、彼を敵とは思えない……。
「……だったら何だというのですか」
「言いましたよね、魔の者は一匹残らず消し去りたいって」
「待ってください! ノワールさんは敵ではありません! それに、魔の者だという証拠だって十分では」
「証拠ならあります。一つはその紙、そしてもう一つは――貴女のもとへやって来たこと」
コルテッタは冷ややかに落ち着いて言葉を紡いでいる。
「魔の者をやたらと呼び寄せる女性……なんですよね? ソレアさん?」
今の彼女の笑い方は嫌いだ。
嫌な感じがする。
一度気になると不快に感じてどうしようもなくて、笑みを笑みとすんなり受け入れられない。
「そう……そう、かもしれません。私は何も聞いていないし知らなかったけれど、でも、もしかしたらそうなのかもしれない……」
「さすがに認めるようですね」
「でも! だとしても! 彼は人間に危害を加えるようなことはしないはずです! だから――」
こちらの言葉を。
「死んでもらいます」
彼女は遮った。
「どうして……」
「やつらは皆、敵! 滅ぶべきです! ソレアさん、聞きましたよ、貴女もかつて魔の者によってご両親を失われたと」
「それは……そうですけど、でも、そういうことをしたのはノワールさんではないです」
「同じでしょう。やつらは同類なのですよ」
「そんなことはないと思います……」
コルテッタの考えには同調できなかった。
私だって、魔の者を恐れていた。それのせいで傷ついてもきた。でも、だからこそ、ノワールは違うのだと分かる。多くの魔の者に会ってきたからこそ、違いはあると分かるのだ。
でも……きっとコルテッタには言葉は届かない。
「残念です、ソレアさん、貴女となら分かり合えると思っていたのに。同じ大切な人を奪われた人間として、心通わせられると思っていたのに……まさか魔の者を擁護するとは!」
コルテッタは親の仇であるかのように私を睨んでいた。
罪深いことと思う。
若い少女にこんな顔をさせて、憎しみを抱かせて。
魔の者の行いの罪。
その深さを感じる。
でも、だからといってノワールに敵意を向けるのはお門違いだ。
「何も知らないで彼を憎み彼を消すなんて言わないで」
「……ソレアさん」
「申し訳ないけれど、私、貴女の考えには同調できないわ」
ここにいても意味なんてない。
きっと分かり合えないのだから。
「貴女が魔の者に敵意を持っているのは分かる。でも、だからといってすべて消してしまえばいいというのは違うと思うの。それにね、私は本人から話を聞きたい。後のことはそれから考えるわ」
「彼はソレアさんを騙していたのですよ?」
「だとしても……いいえ、それならなおのこと、真実を本人の口から聞かなくては」
「黙っていたのでしょう!? 隠していたのでしょう!? そのことがすべてを物語っているのです!!」
「……ごめんなさい、コルテッタさん。私はもう、貴女とは話しません」
きっと、この紙に書かれていることは事実なのだと思う。
誰よりも魔の者に詳しい討伐隊が持っているデータ、それは確かなもののはずだ。
だから多分、彼は、本当に――。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
果たされなかった約束
家紋武範
恋愛
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させられてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
天使は歌を望む
冬野月子
恋愛
教会の孤児院で働くフランカは、ある日お祭りで捧げる歌を練習しているとその声に魅せられた天使ハルムが落ちてきてしまう。
フランカはハルムを天に帰そうとするが…
※「小説家になろう」にも掲載しています。
闇黒の悪役令嬢は溺愛される
葵川真衣
恋愛
公爵令嬢リアは十歳のときに、転生していることを知る。
今は二度目の人生だ。
十六歳の舞踏会、皇太子ジークハルトから、婚約破棄を突き付けられる。
記憶を得たリアは前世同様、世界を旅する決意をする。
前世の仲間と、冒険の日々を送ろう!
婚約破棄された後、すぐ帝都を出られるように、リアは旅の支度をし、舞踏会に向かった。
だが、その夜、前世と異なる出来事が起きて──!?
悪役令嬢、溺愛物語。
☆本編完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期更新です。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる