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9.はた迷惑な痴話喧嘩
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自他共に認めるモブ属性で恋愛経験ゼロの俺は、修羅場なんてパリピっぽいイベントを一度も経験したことがなかった。今日までは。
「仕事をやめろなんて、言われる筋合いはないぞ!」
「前から散々言っているけど、まだゲイリーも幼いし、君が無理して外で働く必要はないだろう」
「またそれだ……ゲイリーが、ゲイリーがって。
自分だって家庭より仕事ばっかりでろくに面倒も見てもないくせに、俺だけに責任を押しつけて縛りつけてんじゃねーよ!」
「君ばかりに育児の負担をかけてしまっているのは申し訳なく思っているが、俺はただ君が外で働くのが嫌で…こうやって、すぐ誘われる君のことが心配で!」
「うるせー!!もう黙れよ!俺に指図すんな!」
あーもーー!!どっちもうるさい!!
「だいたいなぁ…」
まだ続くのかとうんざりしていたら、テーブルの上のカップがガチャンと音を立てて揺れ、ようやく怒鳴り合いが止んだ。
ーー居心地の悪い沈黙が場を支配する。
ゆっくりと皆の視線を集める先には、怜悧な瞳で睥睨する漆黒の狼。先程テーブルに彼が振り下ろしたであろう拳がめり込み、無惨にもヒビが入っていた。
「エヴァンと、シリウスと言ったか。
二人で喧嘩するなら勝手にすればいいが、まずはアラタを離してくれないか。そちらの家庭内のイザコザに俺たちを巻き込まないでくれ」
普段穏やかなトーンのアレクさんとは全然雰囲気の違う、ヒヤリとするほど冷たい声音。
「ごめん…」
「騒がせてしまいすまなかった…申し訳ない」
さっきまで激しく逆立っていた毛がペタリと元に戻り、大きな背を屈めて小さくなったシリウスさんは、よく見たらエヴァンさんとお揃いの服装だった。ということは、この人も庭師なんだろうか。
「エヴァンのパートナーで、元後見人兼護衛官、今は庭師をしているシリウス・グランフォードだ」
「俺は角倉 新です」
「アラタの護衛官、ルーヴ隊所属のアレクサだ。元護衛官殿ならわかるだろう?アラタはまだ昨日こちらへ来たばかりで、貴方のその姿に驚いている。デカい図体で無関係のアラタをこれ以上怯えさせるのはやめてくれ」
「そうだな…本当にすまなかった。エヴァンにも初めは散々怖がられたんだ…。もう五年も前の話で、今までそのことをすっかり忘れていたようだ。すまなかった」
「なっ!俺はそんなに怯えてねぇよ!つか、グリズリーなんて、誰だってビビる決まってるだろ!」
「こちらは保護しようとしているのに、泣き叫んで怯えて逃げ回るお前を捕まえるのはかなり大変だったんだぞ。その後だって…」
「うるせー!!俺はそんなにビビってねぇって、言ってんだろうが!!」
「うるさいのはお前だ、エヴァン」
またもや煩ぎだしたエヴァンさんは、再度アレクさんに睨まれて口をつぐんだ。懲りない人だな。
「それより、俺たち仕事で呼ばれたんだったよな。すぐに始めるよ。アラタまたあとで寄るから」
「はい、お待ちしてます」
「ほらシリウス!さっさと終わらせるぞ!」
急き立てるようにシリウスさんの大きな背中を押して出て行こうとするエヴァンさんだったが、玄関の所でまたシリウスさんに怒鳴りはじめた。
「あーお前、また鍵を壊したな!乱暴に開けるなっていつも言ってるだろーが!これで何度目だよ!」
「すまない…気が動転してて加減を間違った」
「すまないですむか、バカ!人様のうちでなにやってんだ!」
ギャーギャーとドアの前でもひとしきり騒いだ二人は、しばらくすると庭へ回ったようだ。やれやれ、やっと静かになった。
「庭師の次は、鍵屋だな」
「ハハハ…そうみたいですね」
「それにしても、こう何度も軽々しく侵入を許すとは考えものだな。やはりセキュリティーの強化が必要か。いっそドアごと替えよう。すぐに手配する」
アレクさんはすぐさまどこかへと連絡を入れ、さほど待たずに新品のドアが届けられた。
今朝門の前を掃除してくれた隊員さんと同じ服を着た二人組が、挨拶もそこそこにものすごいスピードで取り付けていくのだが、その手つきはプロ並みに手慣れている。気付いたら真新しいドアに替わっていた。早い、早すぎだろ。
あまりにも手慣れていたので聞いてみたら、転移者の家のドアはよく壊されるから修理も慣れっこになってしまったんだそうだ。そんな情報知りたくなかったけれど、実際にさっき体験したばかりだった。
ともかく、これでドアの交換も終わった。
ちなみにさっきアレクさんがヒビを入れたテーブルも、隊員さんたちが修復してくれた。貴方達は大工さんなんですか。
「じゃー、また何かあれば呼んで下さい」と笑顔で去って行く二人に、ついペコリと頭を下げてしてしまいそうになり、アレクさんに叱られるという一幕もあった。
リビングに戻り窓から庭を覗くと、ザクザクと庭を掘り返すシリウスさんが見えた。その掘り返すスピードがとんでもなく早い。熊って穴掘り好きなんだっけ。
穴を掘り終えたシリウスさんは、そのまま素手で木を植えている。ものすごいワイルド。あれだけ怪力なら重機とかいらないよな。こっちに重機があるのか知らないけど。
少し離れた所では、エヴァンさんが花壇を作っているようだ。
結構な広さがあった庭が、二人のお陰ですっかり綺麗になっていく。
二人を待つ間、俺はさっきのシリウスさんの態度について考えていた。
チャラ神の呪いの祝福で、子供を産んだエヴァンさん。その後、セックスレスになって相手の態度が変わったことを、とても気にしていた。
でも、シリウスさんはエヴァンさんに関心がない訳じゃなくて、その逆でかなり執着してると思うだよな。そうじゃなきゃ、あんなに必死に追いかけてくるとは思えない。そして、あの俺に対する威嚇はどう見ても嫉妬だった。
エヴァンさんの方も、なんだかんだ愚痴を言いつつシリウスさんのことが好きなんだろうなと、会話の端々から感じた。
個人的にはあの二人にうまくいって欲しい。
それにまだ見たこともない二人の子供のことも気になる。
「どうしたんだ?」
「え?」
「さっきからずっと、なにか考え事をしているだろ」
「えーと…。アレクさんは、あの二人がお互いに嫌い合ってると思いますか?」
「すまない、俺にはよく分からない」
それもそうだよね。だってさっき会ったばかりだもん。
「仮にもしお互いに嫌いであったとしても、あの二人のことならアラタが心配することもないと思うぞ」
「それはそうですけど…」
心配するな言われても、目の前であんなに落ち込まれては気になってしまうよな。
「シリウスはエヴァンの護衛官だったから、もともと相性は悪くないんだ。祝福の消失により関係が冷めていても別れることはそうそうないんじゃないか?」
「その祝福と相性は関係があるんですか?」
誰にでも効果のあるはずのチャラ神の祝福にも、相手との相性があるとは驚きだ。もしかして相乗効果的なものとか?
アレクさんは俺の質問に少し考える仕草をした後、答えてくれた。
「これはあまり一般的には知られていないことだが、転移者がこちらに渡ってくる時、近くにいた者が神によって選ばれた相手であり、その転移者と一番相性がいいと言われている。俺たちが保護した対象の護衛官として付くのはこの為でもある。
実際にシリウスも一緒かは知らないが、俺はアラタが来た時、呼ばれたような感じがしたんだ」
「それって、俺がアレクさんを呼んだってこと…?」
「そうかもな。もしかしたら、俺の勘違いかもしれないが。
でもあの時、俺は確かにアラタの元へ行かなければこの先一生後悔するだろうと思った。そして他の誰かにアラタのことを譲りたくないともな」
「アレクさん…」
アレクさんの漆黒の瞳が俺を映して細められる。その瞳の中には、情けない俺の顔が映っていた。
だって気付いてしまった。
ーーアレクさんは俺を見つけた時、後悔したんじゃないだろうか。
聞いてみる勇気なんてない。
もしこの人に嫌われたら、俺はこの世界に来たことを絶対に後悔する。
「仕事をやめろなんて、言われる筋合いはないぞ!」
「前から散々言っているけど、まだゲイリーも幼いし、君が無理して外で働く必要はないだろう」
「またそれだ……ゲイリーが、ゲイリーがって。
自分だって家庭より仕事ばっかりでろくに面倒も見てもないくせに、俺だけに責任を押しつけて縛りつけてんじゃねーよ!」
「君ばかりに育児の負担をかけてしまっているのは申し訳なく思っているが、俺はただ君が外で働くのが嫌で…こうやって、すぐ誘われる君のことが心配で!」
「うるせー!!もう黙れよ!俺に指図すんな!」
あーもーー!!どっちもうるさい!!
「だいたいなぁ…」
まだ続くのかとうんざりしていたら、テーブルの上のカップがガチャンと音を立てて揺れ、ようやく怒鳴り合いが止んだ。
ーー居心地の悪い沈黙が場を支配する。
ゆっくりと皆の視線を集める先には、怜悧な瞳で睥睨する漆黒の狼。先程テーブルに彼が振り下ろしたであろう拳がめり込み、無惨にもヒビが入っていた。
「エヴァンと、シリウスと言ったか。
二人で喧嘩するなら勝手にすればいいが、まずはアラタを離してくれないか。そちらの家庭内のイザコザに俺たちを巻き込まないでくれ」
普段穏やかなトーンのアレクさんとは全然雰囲気の違う、ヒヤリとするほど冷たい声音。
「ごめん…」
「騒がせてしまいすまなかった…申し訳ない」
さっきまで激しく逆立っていた毛がペタリと元に戻り、大きな背を屈めて小さくなったシリウスさんは、よく見たらエヴァンさんとお揃いの服装だった。ということは、この人も庭師なんだろうか。
「エヴァンのパートナーで、元後見人兼護衛官、今は庭師をしているシリウス・グランフォードだ」
「俺は角倉 新です」
「アラタの護衛官、ルーヴ隊所属のアレクサだ。元護衛官殿ならわかるだろう?アラタはまだ昨日こちらへ来たばかりで、貴方のその姿に驚いている。デカい図体で無関係のアラタをこれ以上怯えさせるのはやめてくれ」
「そうだな…本当にすまなかった。エヴァンにも初めは散々怖がられたんだ…。もう五年も前の話で、今までそのことをすっかり忘れていたようだ。すまなかった」
「なっ!俺はそんなに怯えてねぇよ!つか、グリズリーなんて、誰だってビビる決まってるだろ!」
「こちらは保護しようとしているのに、泣き叫んで怯えて逃げ回るお前を捕まえるのはかなり大変だったんだぞ。その後だって…」
「うるせー!!俺はそんなにビビってねぇって、言ってんだろうが!!」
「うるさいのはお前だ、エヴァン」
またもや煩ぎだしたエヴァンさんは、再度アレクさんに睨まれて口をつぐんだ。懲りない人だな。
「それより、俺たち仕事で呼ばれたんだったよな。すぐに始めるよ。アラタまたあとで寄るから」
「はい、お待ちしてます」
「ほらシリウス!さっさと終わらせるぞ!」
急き立てるようにシリウスさんの大きな背中を押して出て行こうとするエヴァンさんだったが、玄関の所でまたシリウスさんに怒鳴りはじめた。
「あーお前、また鍵を壊したな!乱暴に開けるなっていつも言ってるだろーが!これで何度目だよ!」
「すまない…気が動転してて加減を間違った」
「すまないですむか、バカ!人様のうちでなにやってんだ!」
ギャーギャーとドアの前でもひとしきり騒いだ二人は、しばらくすると庭へ回ったようだ。やれやれ、やっと静かになった。
「庭師の次は、鍵屋だな」
「ハハハ…そうみたいですね」
「それにしても、こう何度も軽々しく侵入を許すとは考えものだな。やはりセキュリティーの強化が必要か。いっそドアごと替えよう。すぐに手配する」
アレクさんはすぐさまどこかへと連絡を入れ、さほど待たずに新品のドアが届けられた。
今朝門の前を掃除してくれた隊員さんと同じ服を着た二人組が、挨拶もそこそこにものすごいスピードで取り付けていくのだが、その手つきはプロ並みに手慣れている。気付いたら真新しいドアに替わっていた。早い、早すぎだろ。
あまりにも手慣れていたので聞いてみたら、転移者の家のドアはよく壊されるから修理も慣れっこになってしまったんだそうだ。そんな情報知りたくなかったけれど、実際にさっき体験したばかりだった。
ともかく、これでドアの交換も終わった。
ちなみにさっきアレクさんがヒビを入れたテーブルも、隊員さんたちが修復してくれた。貴方達は大工さんなんですか。
「じゃー、また何かあれば呼んで下さい」と笑顔で去って行く二人に、ついペコリと頭を下げてしてしまいそうになり、アレクさんに叱られるという一幕もあった。
リビングに戻り窓から庭を覗くと、ザクザクと庭を掘り返すシリウスさんが見えた。その掘り返すスピードがとんでもなく早い。熊って穴掘り好きなんだっけ。
穴を掘り終えたシリウスさんは、そのまま素手で木を植えている。ものすごいワイルド。あれだけ怪力なら重機とかいらないよな。こっちに重機があるのか知らないけど。
少し離れた所では、エヴァンさんが花壇を作っているようだ。
結構な広さがあった庭が、二人のお陰ですっかり綺麗になっていく。
二人を待つ間、俺はさっきのシリウスさんの態度について考えていた。
チャラ神の呪いの祝福で、子供を産んだエヴァンさん。その後、セックスレスになって相手の態度が変わったことを、とても気にしていた。
でも、シリウスさんはエヴァンさんに関心がない訳じゃなくて、その逆でかなり執着してると思うだよな。そうじゃなきゃ、あんなに必死に追いかけてくるとは思えない。そして、あの俺に対する威嚇はどう見ても嫉妬だった。
エヴァンさんの方も、なんだかんだ愚痴を言いつつシリウスさんのことが好きなんだろうなと、会話の端々から感じた。
個人的にはあの二人にうまくいって欲しい。
それにまだ見たこともない二人の子供のことも気になる。
「どうしたんだ?」
「え?」
「さっきからずっと、なにか考え事をしているだろ」
「えーと…。アレクさんは、あの二人がお互いに嫌い合ってると思いますか?」
「すまない、俺にはよく分からない」
それもそうだよね。だってさっき会ったばかりだもん。
「仮にもしお互いに嫌いであったとしても、あの二人のことならアラタが心配することもないと思うぞ」
「それはそうですけど…」
心配するな言われても、目の前であんなに落ち込まれては気になってしまうよな。
「シリウスはエヴァンの護衛官だったから、もともと相性は悪くないんだ。祝福の消失により関係が冷めていても別れることはそうそうないんじゃないか?」
「その祝福と相性は関係があるんですか?」
誰にでも効果のあるはずのチャラ神の祝福にも、相手との相性があるとは驚きだ。もしかして相乗効果的なものとか?
アレクさんは俺の質問に少し考える仕草をした後、答えてくれた。
「これはあまり一般的には知られていないことだが、転移者がこちらに渡ってくる時、近くにいた者が神によって選ばれた相手であり、その転移者と一番相性がいいと言われている。俺たちが保護した対象の護衛官として付くのはこの為でもある。
実際にシリウスも一緒かは知らないが、俺はアラタが来た時、呼ばれたような感じがしたんだ」
「それって、俺がアレクさんを呼んだってこと…?」
「そうかもな。もしかしたら、俺の勘違いかもしれないが。
でもあの時、俺は確かにアラタの元へ行かなければこの先一生後悔するだろうと思った。そして他の誰かにアラタのことを譲りたくないともな」
「アレクさん…」
アレクさんの漆黒の瞳が俺を映して細められる。その瞳の中には、情けない俺の顔が映っていた。
だって気付いてしまった。
ーーアレクさんは俺を見つけた時、後悔したんじゃないだろうか。
聞いてみる勇気なんてない。
もしこの人に嫌われたら、俺はこの世界に来たことを絶対に後悔する。
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