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登場人物
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《白鷺邑治(しらさぎ・ゆうじ》
4月11日生まれ。22歳。185cm、74kg。
関東を牛耳る白鷺財閥の、ただひとりの跡取り。が、大学受験の失敗以降、実家から下町に引っ越し、バイク仲間とつるんで夜ごと遊び歩く不良息子に堕落中。
男女を問わず『美人』とあらば手を出す無類の軟派。しかし、これぞと決めた友のためには信念を貫く硬派でもある。
特技はギター、ピアノ、バイオリン、作曲。こだわりは耳や指に嵌めた純金のアクセサリーとストライプのスーツとオールバック。
《甘鶴杏珠(あまつる・あんじゅ》
7月7日生まれ。27歳。187cm、73kg。 本名は姜杏珠(かん・しんじゅ)。甘鶴は養父の姓である。実年齢は、邑治たちには伏せている。白鷺財閥の筆頭の執事頭。邑治とは高校時代のクラスメートであった。
勤勉、実直、淡白。無機物と植物を愛する。趣味は読書と邸内の散策と瞑想とトレーニング。
特技は空手とキックボクシング、占術と整備と料理とパソコン、と実に多岐に渡る。
《キサト》
1月1日生まれ。187cm、65kg。
関東最大級と名高いバイク集団『雷砲党』のドン。邑治を副長に大抜擢した。鮮やかな金髪とサングラス、異様に長い漆黒のマフラーが特徴的。七色に彩色された特殊プラスチック製の長傘が武器。
《間宮数図人(まみや・かずと》
12月2日生まれ、26歳。163cm、49kg。
キリスト教会の牧師の息子。職業は整備士。邑治とは幼馴染み。が、御曹司な気質は薄く、庶民的。内に葛藤を溜め込むタイプ。フェミニスト。極度のアルコールアレルギー。
特技はスペイン語と英語、射撃とアーチェリー。制球力は、95%を誇る。
◇白鷺一族◇
《白鷺昇華》
3月3日生まれ。23歳。145cm、31kg。
邑治の姉。年が近い挙げ句、見た目も小さいからか、傍目には常に兄妹と間違われる。いっとき長期入院した経緯があるので、現在は女子大の3年生である。杏珠には非常によくなついている。
好きなものは『丸』。最近のお気に入りはルビエスの服と、丸型の携帯電話。
《白鷺久遠(しらさぎ・くおん》
8月13日生まれ。31歳。167cm、55kg。
白鷺財閥の、実質上の主、と称され、畏怖される。通称は『白き女帝』。中学生の折に誕生した男子・邑治の教育係として、厳しく厳しく尽力してきた。実のところはかなりのブラコンで、家出した弟を常に気にかけている。
勤勉、実直、淡白。ゆえにか、タイプが同じ杏珠への信頼も厚い。たしなむ武道は柔道と弓道と薙刀。
《白鷺実國(しらさぎ・みくに》
8月16日生まれ。56歳。166cm、60kg。
白鷺財閥、白鷺スカイエンドの当主。邑治の父。経営自体は久遠に任せっぱなしの悠々自適な御老人。しかして、秘書につけた杏珠には、なにやら思惑があるらしい。趣味はレーシングカート。
《白鷺黎明子(しらさぎ・れいこ》
9月2日生まれ。28歳。158cm、43kg。
既婚だが、姓は白鷺を名乗る。植物学者。歯に絹を着せぬ物言いをする。邑治は白鷺の枠に収まらない、なにかに化ける、と早くから進言していた。通称は『ゼロ』。
《蓮子原永久子(はすはら・とわこ》
11月5日生まれ。29歳。
邑治の2番目の姉。温厚で柔和、久遠とは正反対なタイプ。三人の姉にイジられてスネた場合、たいていは彼女が癒し役を担っていた。
♢主人公たちの関係者♢
《日野数李(ひの・しゅり》
1月1日生まれ。187cm、65kg。
天文学者。間宮キリスト教会に通う信徒。
温厚、博識な優男。物腰も丁寧すぎるほど柔らか。入り婿であるが、旧姓の葛西一族のことは常に案じている。
《日野山吹(ひの・やまぶき》
5月25日生まれ。145cm、32kg。
数李の妻。数学教師。
おっとりとした物腰、かつ、愛らしい振る舞いの才女。家族を星の寿命より長い勢いで愛している。
《日野脩昭(ひの・のぶあき》
9月16日生まれ。数李の息子。中肉中背、無難な外見の大学生。愛称は『アキ』。
《常世那乃也(とこよ・なのや》
7月13日生まれ。180cm、57kg。数李の友人。
《甘鶴丙(ひのえ》
眼科医。ふかしぎな眼をもつと噂されていた杏珠を調査しに韓国へ飛び、そこに置かれた杏珠の状態を看破し、保護に踏み切った。のちに学会を揺るがす『アレクス論文』を発表する。庚江(かのえ)は、実の妹。
《趙美婭(ちょう・みあ》
杏珠の実母。15歳で彼を産み、以後は別の家に嫁ぐ。
《姜丁彗(かん・ていすい》
杏珠の実父。かれが生まれる前に、ミアの元を離れた。高名な占い師だが、居は持たない。
《木次螢(きつぎ・けい》
8月26日生まれ。13歳。163cm、43kg。
中学生。親の離婚で青森に越すが、東京にある父親や弟妹にはときおり、逢いにくる。青森の親友がつけた『ホタル』なる愛称が定着。もはや、出会う人間は必ずこの名で呼ぶ。クォーターの特徴か、真っ赤な髪と青い瞳が特徴。楽観的かつ、人懐っこい。
《木次真架(きつぎ・まか》
6月9日生まれ。31歳。165cm。
螢の叔父。久遠と同年代。兄夫婦と離れた螢を案じつつ、敬愛する白鷺家を気遣う。都内評判のレストランのオーナーシェフで、高校時代の邑治や杏珠によく菓子を奢っていた。
《左 網三(ひだり・あみ》
3月3日生まれ。25歳。170cm。
数図人の幼なじみ。区役所員。慈愛と博愛にあふれ、その外見も観るものを惹きつけてやまぬ、聖女。趣味はダンス、KPOPライブ観賞、と、意外にアクティブ系。
《左 唯今(ひだり・ゆい》
編三の妹。昇華と仲が良い。好奇心旺盛で、誰とでも友人になれる高いコミュニケーションスキルを持つ。将来の夢は小学校の先生。
《六花温夢(りっか・あつむ》
18歳。昇華と唯今の友人。ゴシック風の服を着こなし、自分や友の危地には速い『青年』。
《糸河都衣紀(いとかわ・といき》
さる教会の新米な信者。来会時はオーソドックスなプロテスタントスタイルで参上する。聖書の解読に熱心だが、コミュニケーション障害らしく、青年部を束ねるリーダーにも私語を控えている。普段の私服は、パンダのロングシャツ。
《津和葺芳佳(つわぶき・よしか》
7月31日生まれ。199cm、87kg。さる企業のリーダー格。数李の兄貴分。数図人の上司。大柄な体に馴染む、おおらかな性格。しかして、細かな気配りも忘れぬ常識人。特技は喧嘩と裁縫とピッチング。
《蒼山黎(あおやま・れい》
長身痩躯の、どこか儚げな雰囲気を漂わせる青年。数図人の最初の勤め先の同僚。
◇結城探偵事務所◇
《結城蔵人(ゆうき・くらうど》
11月17日生まれ。28歳。197cm、82kg。
本名は、クロード・アンダーグレイチェル。
東京 、新宿に居を構える探偵。もと海兵隊にして退役後は殺し屋という、胡散くさすぎる経歴の持ち主。苗字のユウキを与えたのが日本人だから、との理由で日本に滞在している。かつての人脈からなのか、違法性の高い武器弾薬を多数所持している。外見的特徴は、腰までを覆う銀髪、碧眼。特技は当然の、射撃、喧嘩、化学。趣味は筋トレとギターである。
《夜瀬鈴(やはせ・すず》
12月1日生まれ。173cm。
探偵事務所助手。高梨という姓も使う。東郢大学病院の非常勤職員である。本職は脳外科だが、杏珠の精神疾患も診断した。
《葛西善一郎》
5月5日生まれ。21歳。177cm、62kg。
青森を拠点とする葛西一族、その宗家の跡取り息子。大学を休学し、東京の探偵事務所で見習い中。ひょんなことから邑治と知り合い、なぜか意気投合。付き合いは短いが、親友同然となる。
眉目秀麗。高校時代は『闘う美少年高校生』と評判を呼んだほどの剣腕をもつ。言葉遣いは悪いが、事務所の探偵や邑治や女性には朗らか。
《寺嶋神琴(てらしま・みこと》
11月30日生まれ。35歳。181cm、65kg。
さる研究機関の社員。葛西家の縁者。その関係で、善一郎の保護を担い、結城探偵事務所に雇われている。関西気質が強く、常に朗らか。特技はマイコンと剣道と手品のほか、多種に及ぶ。
《参坂比暮(さんざか・ひぐれ》
31歳。情報誌『BLADE』の専属記者。蔵人の事務所にランチ持参で現れてはダベる常連客。
《ミミタタミ》
推定、18歳。独自の正義感で巷の治安に走り、蔵人をヒーローとして信奉している。
---
♢その他♢
《木次茉都羽(きつぎ・まとば》
螢の実父。プロボクサー。現在はジムのトレーナー。
《真志葉センリ(ましば・せんり》
新進気鋭の覆面小説家。
《林田ケンイチ》
旅行者。クリスチャンなので寄ってみました、と、間宮教会を訪ねたフランクな青年。
《NaNo(ナノ》
インターネット活動家。態度は軽い。見た目は太い。
《成瀬望月(なるせ・もちづき》
数図人の主治医。ほかに、兄や弟など、それぞれが各分野で活躍している。
《常世黙(とこよ・つぐみ》
企業『oneeye』の代表取締役社長。
《縦空綺文之逸(たてそらきあや・のいつ》
翻訳家。人前に出る際は常にマスクを欠かさない。
《卯堂千里(うどう・せんり》
放浪インディーズ小説家。
《Flare・P(フレア・ピー》
西暦1800年代に活動した文筆家。預言や占いも生業としていた。
《せついちまるお》
漫画家、絵本作家。代表作は『ぬことスッぱい仲間たち』。
《ヘムロック》
さる高名な術師に仕える従者。
《梶原紫乃(かじわら・しの》
善一郎の実母。剣術に長け、洋文学にも造詣が深い才媛。
《梶原日出男(かじわら・ひでお》
紫乃の親類。事業グループの会長。
《セオ・オルティース》
実業家。ネットワークの世界を切り開いた寵児。トーマス・オルソフの別名で服飾の発表もこなす。
《リミッド=ヨハネ・バトラー》
2月18日生まれ。31歳。182cm、ウエイトは秘密。
新進気鋭のファッションデザイナー。立ち上げしブランド『ルビエス』は若い女性に人気をもたらしている。卓越したコミニュケーション能力も武器となり、ゆるぎない地位を築いている。当人も先進的な装いを好むし、対する相手にも洒落を求める傾向がある。
《黄絲(きいと》
複合型アーティスト。詩画も随筆も、かなり前衛的だが、コアなファンが多い。ネット上でいつのまにか付いた愛称は『yellow thread』。
《丹野仭(にぎの・はか》
焔梁文学賞を獲ったことで名高い、ベテラン小説家。さる時期から視力が低下し、1970年代半ばからの活動が薄い。
《舛温(まぬる》
丹野仭の側近の若者。手の甲に仕込んだ鋼で敵とみなしたものを殴り倒すウォリアー。
《リド・スピネル》
宝石を主に狙う略奪者。通称は『深紅の怪盗』。現場を必ず人間の血で染める猟奇的な手口から、この通称がついた。活動拠点は、ヨーロッパ、米国。
《ディアファナ=ザイン・トーレス》
アクロテリオン国に籍を置く占術師。その能力は、無を有に変える奇跡。当人の性格は勝手気儘、振る舞いも悪癖。
4月11日生まれ。22歳。185cm、74kg。
関東を牛耳る白鷺財閥の、ただひとりの跡取り。が、大学受験の失敗以降、実家から下町に引っ越し、バイク仲間とつるんで夜ごと遊び歩く不良息子に堕落中。
男女を問わず『美人』とあらば手を出す無類の軟派。しかし、これぞと決めた友のためには信念を貫く硬派でもある。
特技はギター、ピアノ、バイオリン、作曲。こだわりは耳や指に嵌めた純金のアクセサリーとストライプのスーツとオールバック。
《甘鶴杏珠(あまつる・あんじゅ》
7月7日生まれ。27歳。187cm、73kg。 本名は姜杏珠(かん・しんじゅ)。甘鶴は養父の姓である。実年齢は、邑治たちには伏せている。白鷺財閥の筆頭の執事頭。邑治とは高校時代のクラスメートであった。
勤勉、実直、淡白。無機物と植物を愛する。趣味は読書と邸内の散策と瞑想とトレーニング。
特技は空手とキックボクシング、占術と整備と料理とパソコン、と実に多岐に渡る。
《キサト》
1月1日生まれ。187cm、65kg。
関東最大級と名高いバイク集団『雷砲党』のドン。邑治を副長に大抜擢した。鮮やかな金髪とサングラス、異様に長い漆黒のマフラーが特徴的。七色に彩色された特殊プラスチック製の長傘が武器。
《間宮数図人(まみや・かずと》
12月2日生まれ、26歳。163cm、49kg。
キリスト教会の牧師の息子。職業は整備士。邑治とは幼馴染み。が、御曹司な気質は薄く、庶民的。内に葛藤を溜め込むタイプ。フェミニスト。極度のアルコールアレルギー。
特技はスペイン語と英語、射撃とアーチェリー。制球力は、95%を誇る。
◇白鷺一族◇
《白鷺昇華》
3月3日生まれ。23歳。145cm、31kg。
邑治の姉。年が近い挙げ句、見た目も小さいからか、傍目には常に兄妹と間違われる。いっとき長期入院した経緯があるので、現在は女子大の3年生である。杏珠には非常によくなついている。
好きなものは『丸』。最近のお気に入りはルビエスの服と、丸型の携帯電話。
《白鷺久遠(しらさぎ・くおん》
8月13日生まれ。31歳。167cm、55kg。
白鷺財閥の、実質上の主、と称され、畏怖される。通称は『白き女帝』。中学生の折に誕生した男子・邑治の教育係として、厳しく厳しく尽力してきた。実のところはかなりのブラコンで、家出した弟を常に気にかけている。
勤勉、実直、淡白。ゆえにか、タイプが同じ杏珠への信頼も厚い。たしなむ武道は柔道と弓道と薙刀。
《白鷺実國(しらさぎ・みくに》
8月16日生まれ。56歳。166cm、60kg。
白鷺財閥、白鷺スカイエンドの当主。邑治の父。経営自体は久遠に任せっぱなしの悠々自適な御老人。しかして、秘書につけた杏珠には、なにやら思惑があるらしい。趣味はレーシングカート。
《白鷺黎明子(しらさぎ・れいこ》
9月2日生まれ。28歳。158cm、43kg。
既婚だが、姓は白鷺を名乗る。植物学者。歯に絹を着せぬ物言いをする。邑治は白鷺の枠に収まらない、なにかに化ける、と早くから進言していた。通称は『ゼロ』。
《蓮子原永久子(はすはら・とわこ》
11月5日生まれ。29歳。
邑治の2番目の姉。温厚で柔和、久遠とは正反対なタイプ。三人の姉にイジられてスネた場合、たいていは彼女が癒し役を担っていた。
♢主人公たちの関係者♢
《日野数李(ひの・しゅり》
1月1日生まれ。187cm、65kg。
天文学者。間宮キリスト教会に通う信徒。
温厚、博識な優男。物腰も丁寧すぎるほど柔らか。入り婿であるが、旧姓の葛西一族のことは常に案じている。
《日野山吹(ひの・やまぶき》
5月25日生まれ。145cm、32kg。
数李の妻。数学教師。
おっとりとした物腰、かつ、愛らしい振る舞いの才女。家族を星の寿命より長い勢いで愛している。
《日野脩昭(ひの・のぶあき》
9月16日生まれ。数李の息子。中肉中背、無難な外見の大学生。愛称は『アキ』。
《常世那乃也(とこよ・なのや》
7月13日生まれ。180cm、57kg。数李の友人。
《甘鶴丙(ひのえ》
眼科医。ふかしぎな眼をもつと噂されていた杏珠を調査しに韓国へ飛び、そこに置かれた杏珠の状態を看破し、保護に踏み切った。のちに学会を揺るがす『アレクス論文』を発表する。庚江(かのえ)は、実の妹。
《趙美婭(ちょう・みあ》
杏珠の実母。15歳で彼を産み、以後は別の家に嫁ぐ。
《姜丁彗(かん・ていすい》
杏珠の実父。かれが生まれる前に、ミアの元を離れた。高名な占い師だが、居は持たない。
《木次螢(きつぎ・けい》
8月26日生まれ。13歳。163cm、43kg。
中学生。親の離婚で青森に越すが、東京にある父親や弟妹にはときおり、逢いにくる。青森の親友がつけた『ホタル』なる愛称が定着。もはや、出会う人間は必ずこの名で呼ぶ。クォーターの特徴か、真っ赤な髪と青い瞳が特徴。楽観的かつ、人懐っこい。
《木次真架(きつぎ・まか》
6月9日生まれ。31歳。165cm。
螢の叔父。久遠と同年代。兄夫婦と離れた螢を案じつつ、敬愛する白鷺家を気遣う。都内評判のレストランのオーナーシェフで、高校時代の邑治や杏珠によく菓子を奢っていた。
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3月3日生まれ。25歳。170cm。
数図人の幼なじみ。区役所員。慈愛と博愛にあふれ、その外見も観るものを惹きつけてやまぬ、聖女。趣味はダンス、KPOPライブ観賞、と、意外にアクティブ系。
《左 唯今(ひだり・ゆい》
編三の妹。昇華と仲が良い。好奇心旺盛で、誰とでも友人になれる高いコミュニケーションスキルを持つ。将来の夢は小学校の先生。
《六花温夢(りっか・あつむ》
18歳。昇華と唯今の友人。ゴシック風の服を着こなし、自分や友の危地には速い『青年』。
《糸河都衣紀(いとかわ・といき》
さる教会の新米な信者。来会時はオーソドックスなプロテスタントスタイルで参上する。聖書の解読に熱心だが、コミュニケーション障害らしく、青年部を束ねるリーダーにも私語を控えている。普段の私服は、パンダのロングシャツ。
《津和葺芳佳(つわぶき・よしか》
7月31日生まれ。199cm、87kg。さる企業のリーダー格。数李の兄貴分。数図人の上司。大柄な体に馴染む、おおらかな性格。しかして、細かな気配りも忘れぬ常識人。特技は喧嘩と裁縫とピッチング。
《蒼山黎(あおやま・れい》
長身痩躯の、どこか儚げな雰囲気を漂わせる青年。数図人の最初の勤め先の同僚。
◇結城探偵事務所◇
《結城蔵人(ゆうき・くらうど》
11月17日生まれ。28歳。197cm、82kg。
本名は、クロード・アンダーグレイチェル。
東京 、新宿に居を構える探偵。もと海兵隊にして退役後は殺し屋という、胡散くさすぎる経歴の持ち主。苗字のユウキを与えたのが日本人だから、との理由で日本に滞在している。かつての人脈からなのか、違法性の高い武器弾薬を多数所持している。外見的特徴は、腰までを覆う銀髪、碧眼。特技は当然の、射撃、喧嘩、化学。趣味は筋トレとギターである。
《夜瀬鈴(やはせ・すず》
12月1日生まれ。173cm。
探偵事務所助手。高梨という姓も使う。東郢大学病院の非常勤職員である。本職は脳外科だが、杏珠の精神疾患も診断した。
《葛西善一郎》
5月5日生まれ。21歳。177cm、62kg。
青森を拠点とする葛西一族、その宗家の跡取り息子。大学を休学し、東京の探偵事務所で見習い中。ひょんなことから邑治と知り合い、なぜか意気投合。付き合いは短いが、親友同然となる。
眉目秀麗。高校時代は『闘う美少年高校生』と評判を呼んだほどの剣腕をもつ。言葉遣いは悪いが、事務所の探偵や邑治や女性には朗らか。
《寺嶋神琴(てらしま・みこと》
11月30日生まれ。35歳。181cm、65kg。
さる研究機関の社員。葛西家の縁者。その関係で、善一郎の保護を担い、結城探偵事務所に雇われている。関西気質が強く、常に朗らか。特技はマイコンと剣道と手品のほか、多種に及ぶ。
《参坂比暮(さんざか・ひぐれ》
31歳。情報誌『BLADE』の専属記者。蔵人の事務所にランチ持参で現れてはダベる常連客。
《ミミタタミ》
推定、18歳。独自の正義感で巷の治安に走り、蔵人をヒーローとして信奉している。
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♢その他♢
《木次茉都羽(きつぎ・まとば》
螢の実父。プロボクサー。現在はジムのトレーナー。
《真志葉センリ(ましば・せんり》
新進気鋭の覆面小説家。
《林田ケンイチ》
旅行者。クリスチャンなので寄ってみました、と、間宮教会を訪ねたフランクな青年。
《NaNo(ナノ》
インターネット活動家。態度は軽い。見た目は太い。
《成瀬望月(なるせ・もちづき》
数図人の主治医。ほかに、兄や弟など、それぞれが各分野で活躍している。
《常世黙(とこよ・つぐみ》
企業『oneeye』の代表取締役社長。
《縦空綺文之逸(たてそらきあや・のいつ》
翻訳家。人前に出る際は常にマスクを欠かさない。
《卯堂千里(うどう・せんり》
放浪インディーズ小説家。
《Flare・P(フレア・ピー》
西暦1800年代に活動した文筆家。預言や占いも生業としていた。
《せついちまるお》
漫画家、絵本作家。代表作は『ぬことスッぱい仲間たち』。
《ヘムロック》
さる高名な術師に仕える従者。
《梶原紫乃(かじわら・しの》
善一郎の実母。剣術に長け、洋文学にも造詣が深い才媛。
《梶原日出男(かじわら・ひでお》
紫乃の親類。事業グループの会長。
《セオ・オルティース》
実業家。ネットワークの世界を切り開いた寵児。トーマス・オルソフの別名で服飾の発表もこなす。
《リミッド=ヨハネ・バトラー》
2月18日生まれ。31歳。182cm、ウエイトは秘密。
新進気鋭のファッションデザイナー。立ち上げしブランド『ルビエス』は若い女性に人気をもたらしている。卓越したコミニュケーション能力も武器となり、ゆるぎない地位を築いている。当人も先進的な装いを好むし、対する相手にも洒落を求める傾向がある。
《黄絲(きいと》
複合型アーティスト。詩画も随筆も、かなり前衛的だが、コアなファンが多い。ネット上でいつのまにか付いた愛称は『yellow thread』。
《丹野仭(にぎの・はか》
焔梁文学賞を獲ったことで名高い、ベテラン小説家。さる時期から視力が低下し、1970年代半ばからの活動が薄い。
《舛温(まぬる》
丹野仭の側近の若者。手の甲に仕込んだ鋼で敵とみなしたものを殴り倒すウォリアー。
《リド・スピネル》
宝石を主に狙う略奪者。通称は『深紅の怪盗』。現場を必ず人間の血で染める猟奇的な手口から、この通称がついた。活動拠点は、ヨーロッパ、米国。
《ディアファナ=ザイン・トーレス》
アクロテリオン国に籍を置く占術師。その能力は、無を有に変える奇跡。当人の性格は勝手気儘、振る舞いも悪癖。
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