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ショート・ショート
紅茶の姫とプロミス・ナイト
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よくある、葛藤ってやつ。
兄弟に姉妹、特にトシの近いもの同士には起こりやすい葛藤、コンプレックスという現象っつうか心情は、ようするに同じ屋根の下に育ち、同じ親の庇護のもとだから起こりうる。そこには血縁関係とかは実は、あんまし重要な意味を持たない。と、オレは取りあえず思う。
「だってオレは少なくとも、兄貴が嫌いなわけじゃないからさ」
出来立てホヤホヤの熱いスコーンをふたくちで食べてそう応えると、眼前の美女はひそむ眉を更にひそめた。オレの答が気に食わないらしいよ、クールそうに見えて喜怒哀楽が意外にハッキリしてる所は高校時代とまるで変わらない。
「怒るのはアンタの自由だけどさぁ、しかめっ面すんのはやめなよ、久遠姐さん。フケんの早くなっちゃうよー」
おどけて見せたら、久遠はますます不機嫌さを美貌に顕した。紅茶のカップを静かに下ろすとオレを睨み付ける。
「あなたも相変わらず軽い部分が変わらないわね。よき父親になれないですよ、真架」
「縁起でもないこと言わないでよ。オレまだ、気ままな独身貴族なんだからさぁ」
「なんとも不甲斐ない。兄の茉都羽さんが泣きますよ」
「だいじょぶだいじょぶ。兄貴、オレを心配してる場合じゃないもん」
またスコーンを手に笑うと、久遠は両手を組んで身を乗り出してきた。
「笑いごとではないですよ真架。本当なの? 木次 茉都羽さんが」
「ああ。離婚だってさ」
「………………」
また久遠は険しい表情になる。あーあ勿体無い、たまに笑顔を見せることはあるけど、基本、相手を畏怖させるみたいな不敵な笑みしか見せないんだよね、この姐さんは。
「浮気が原因……と報道で見ましたよ」
「悪いのはサラ義姉さんだよ。チョー美人だけど彼女、性癖が良くない。兄貴が世界チャンプになってから金遣いがメチャメチャ荒くなってさ」
「だからといって、他の女性と浮気をしても良い理由にはならないわ」
久遠は手元の鐘を取ると、チリリとそれを鳴らす。使用人が現れて、彼女とオレのティーカップに紅茶の替わりを注いだ。
「鐘(ベル)かぁ。懐かしいね」
「その名前を口にするのはやめなさい、真架」
「どーして」
「思い出してしまう」
「付き合いはスゲー短かったけどね」
“BELL(鐘)"……それは、オレと彼女の胸の鐘を鳴らすフレイズだ。高校時代。1年のときだけつるんだ仲間だ。ものすごく頭が良いやつで、進級したと同時に教室から別の学校へと消えてしまった。転校じゃない。あいつは飛び級で大学に行ってしまったんだ、それも日本で最高峰と名が高い東郢大学に。そこも在籍してたのは3年に充たずで、お次は外科医になってしまってさ。トントン拍子で大出世。いよいよ世間にも騒がれ出して。
「でも、そこからの経過が迷走かな。ベル……、夜瀬(やはせ)、医者やめちゃってさ」
「夜瀬では無いわ。彼の今の姓は『高梨』よ」
「そのハナシも凄いね、在学中に婿入りしちゃうなんてさー」
超人ばりにアタマが良いやつだが、あいつは女性には奥手なタイプだった。それが大学在籍中に高梨って苗字の同級生とウェディングベルを響かせたんだ、人生ってのはホント。先読みが出来やしないね。
「そういえばさ、ベルも姉貴を煙たがるタイプだったよ」
「喩えとしては不十分です。高梨萩之助くんの姉は、彼を猫っ可愛がりする過保護なひとなんでしょう?」
「私とは違う」との意味を含み紅茶を含む久遠。
「私は、高梨くんの姉君とは違う。私は、あの子に。常に厳しく接してきました」
『あの子』。弟のことだ。さっきから彼女とオレが茶と茶菓子を食いながら話している本題は、そいつのこと。
「本題に戻ろっか、姐さん。『弟は目上の者を疎んじて憎しみを抱いたりするのですか?』だっけ?」
「そうよ」
久遠はカップをソーサーに近づけ
「邑治は……私を嫌っているのかしら………」
変わらぬしかめっ面だが、とても弱々しき声で締める。オレは真っ正面に彼女を見つめた。カップから放した両手の指先、持て甘した細い指を組んで眼差しを落とす。憂う瞳に被る睫毛。いつ見ても綺麗だ。魅惑的だ。
(好きだよ。愛してる。姐さん。白鷺久遠)
貴女を前にしたとき、必ずオレは、そう囁く。声には決して載せないが。
「おかしな話だわ。私は、私は、あの子が生まれた瞬間に直感したのに。白鷺家の皇になるべき器だと、確信したのに」
「そりゃ確信もするよね。だって白鷺って、継げるの基本、男子だけなんしょ」
ギロリと藪睨まれ、オレは「すんませーん」と舌を出す。はあ。姐さんってマジに冗談が通じない。
「私は、邑治は素晴らしき皇の器だと感じた。だから彼を教育したの。嫌々じゃないわ。邑治は、日の本を制せる男だと私は考えているの!」
「まー、確かに制しちゃいるね。邑ちゃん、いま現在はバイク集団の副長らしいから」
また睨まれるかと構えてみたが、久遠は「そこは流石です」と応え頷いた。「どのような集団であれ、頭角を顕すのは立派な男の証だわ」
オレは噴き出しかけた。仮にも御曹司の姉だろ、あんた。その発言はまるで『喧嘩をしたのか。で、勝ったのか?』って喜ぶ男親みたいだぞ。
「邑ちゃんもベルと同じ。迷走中だね、客観的に見たなら」
スコーンを、またふたくちで食べる。
「でも、踏み込んでみたなら、答がなんとなく解る。いまベルが転がりこんでる場所は、裏界隈で有名な探偵の事務所だ。もしかしたらベルは彼に、行方不明の花嫁を捜して欲しいんじゃないかな」
「じゃあ、邑治は?」
「邑ちゃんは単なる迷走だろ。これといった目的とか無いカンジ」
「私のせいなの?」
「姐さん」
「私が嫌いだから、彼は白鷺に寄りつかなくなってしまったの?」
「それは……」
それは絶対にないよ、と教えてやりたかったが、オレは台詞を呑み込んだ。
(これは邑ちゃんとオレのヒミツだから、姐さんにチクれないや)
姐さん。あんたの愛用してるスカーフのブローチ、そいつは貴女の誕生日にオレが贈ったんだけど……実はね。それを選んだのは邑ちゃんなんだよ。
『真っ白な久遠姉さんのドレスに、きっと、チョー似合うと思うんだ』
はにかみながらプレゼントを選んでる彼の横顔にオレは語りかけた。「素直に『お姉ちゃん、これを俺だと思って待っていてくれ。必ず白鷺に皇として帰るから』とか言えばいいのに」と彼の頭を小突いた。
邑ちゃんは「そんな恥ずかしいこと言えない」と真っ赤になり俯き、「せめて、夢を見つけてからでなければ俺は彼女と目も合わせれやしない」と呟いていた。
オレより図体でかくなって渋くなったくせに、情けねーなぁ、邑ちゃん! そうオレは笑って。ねえ、つまるとこ、姉貴ダイスキだろ? と問う。オレもオレより優れた、スっゲー世界チャンプの兄貴がいて、彼の才能に少し嫉妬もしたけど。でも、オレは彼が大好きだよ。尊敬してる。
邑ちゃんは「好きだよ。だって俺の初恋は、彼女なんだ」と小さく小さく囁いていた。
可愛いなぁー。大丈夫。その発言は内緒にしとくよ、邑ちゃん。
「邑治にバイクと喧嘩を教えた真架、あなたなら。彼の真意や目標を知っているかと考えて呼んだのだけど」
「ごめん姐さん、お役に立ちませんで」
お茶を濁してお茶を飲む。5コ目のスコーンを掴むと、久遠の手のひらがオレの手の甲に乗った。
「ん。どしたの姐さん」
「ハンドメイドなのよ。ふたくちで胃袋にダイブさせないで、少しは味わって食べなさい」
ああ、そっか。すんませんすんません。
「大ぐらいなのは木次家の血筋なもんで!」
軽快に言い、仕方がないから3くちでスコーンを飲み込んだら白魚みたいな手が思いきりオレの手の甲をひっぱたいた。
了.
兄弟に姉妹、特にトシの近いもの同士には起こりやすい葛藤、コンプレックスという現象っつうか心情は、ようするに同じ屋根の下に育ち、同じ親の庇護のもとだから起こりうる。そこには血縁関係とかは実は、あんまし重要な意味を持たない。と、オレは取りあえず思う。
「だってオレは少なくとも、兄貴が嫌いなわけじゃないからさ」
出来立てホヤホヤの熱いスコーンをふたくちで食べてそう応えると、眼前の美女はひそむ眉を更にひそめた。オレの答が気に食わないらしいよ、クールそうに見えて喜怒哀楽が意外にハッキリしてる所は高校時代とまるで変わらない。
「怒るのはアンタの自由だけどさぁ、しかめっ面すんのはやめなよ、久遠姐さん。フケんの早くなっちゃうよー」
おどけて見せたら、久遠はますます不機嫌さを美貌に顕した。紅茶のカップを静かに下ろすとオレを睨み付ける。
「あなたも相変わらず軽い部分が変わらないわね。よき父親になれないですよ、真架」
「縁起でもないこと言わないでよ。オレまだ、気ままな独身貴族なんだからさぁ」
「なんとも不甲斐ない。兄の茉都羽さんが泣きますよ」
「だいじょぶだいじょぶ。兄貴、オレを心配してる場合じゃないもん」
またスコーンを手に笑うと、久遠は両手を組んで身を乗り出してきた。
「笑いごとではないですよ真架。本当なの? 木次 茉都羽さんが」
「ああ。離婚だってさ」
「………………」
また久遠は険しい表情になる。あーあ勿体無い、たまに笑顔を見せることはあるけど、基本、相手を畏怖させるみたいな不敵な笑みしか見せないんだよね、この姐さんは。
「浮気が原因……と報道で見ましたよ」
「悪いのはサラ義姉さんだよ。チョー美人だけど彼女、性癖が良くない。兄貴が世界チャンプになってから金遣いがメチャメチャ荒くなってさ」
「だからといって、他の女性と浮気をしても良い理由にはならないわ」
久遠は手元の鐘を取ると、チリリとそれを鳴らす。使用人が現れて、彼女とオレのティーカップに紅茶の替わりを注いだ。
「鐘(ベル)かぁ。懐かしいね」
「その名前を口にするのはやめなさい、真架」
「どーして」
「思い出してしまう」
「付き合いはスゲー短かったけどね」
“BELL(鐘)"……それは、オレと彼女の胸の鐘を鳴らすフレイズだ。高校時代。1年のときだけつるんだ仲間だ。ものすごく頭が良いやつで、進級したと同時に教室から別の学校へと消えてしまった。転校じゃない。あいつは飛び級で大学に行ってしまったんだ、それも日本で最高峰と名が高い東郢大学に。そこも在籍してたのは3年に充たずで、お次は外科医になってしまってさ。トントン拍子で大出世。いよいよ世間にも騒がれ出して。
「でも、そこからの経過が迷走かな。ベル……、夜瀬(やはせ)、医者やめちゃってさ」
「夜瀬では無いわ。彼の今の姓は『高梨』よ」
「そのハナシも凄いね、在学中に婿入りしちゃうなんてさー」
超人ばりにアタマが良いやつだが、あいつは女性には奥手なタイプだった。それが大学在籍中に高梨って苗字の同級生とウェディングベルを響かせたんだ、人生ってのはホント。先読みが出来やしないね。
「そういえばさ、ベルも姉貴を煙たがるタイプだったよ」
「喩えとしては不十分です。高梨萩之助くんの姉は、彼を猫っ可愛がりする過保護なひとなんでしょう?」
「私とは違う」との意味を含み紅茶を含む久遠。
「私は、高梨くんの姉君とは違う。私は、あの子に。常に厳しく接してきました」
『あの子』。弟のことだ。さっきから彼女とオレが茶と茶菓子を食いながら話している本題は、そいつのこと。
「本題に戻ろっか、姐さん。『弟は目上の者を疎んじて憎しみを抱いたりするのですか?』だっけ?」
「そうよ」
久遠はカップをソーサーに近づけ
「邑治は……私を嫌っているのかしら………」
変わらぬしかめっ面だが、とても弱々しき声で締める。オレは真っ正面に彼女を見つめた。カップから放した両手の指先、持て甘した細い指を組んで眼差しを落とす。憂う瞳に被る睫毛。いつ見ても綺麗だ。魅惑的だ。
(好きだよ。愛してる。姐さん。白鷺久遠)
貴女を前にしたとき、必ずオレは、そう囁く。声には決して載せないが。
「おかしな話だわ。私は、私は、あの子が生まれた瞬間に直感したのに。白鷺家の皇になるべき器だと、確信したのに」
「そりゃ確信もするよね。だって白鷺って、継げるの基本、男子だけなんしょ」
ギロリと藪睨まれ、オレは「すんませーん」と舌を出す。はあ。姐さんってマジに冗談が通じない。
「私は、邑治は素晴らしき皇の器だと感じた。だから彼を教育したの。嫌々じゃないわ。邑治は、日の本を制せる男だと私は考えているの!」
「まー、確かに制しちゃいるね。邑ちゃん、いま現在はバイク集団の副長らしいから」
また睨まれるかと構えてみたが、久遠は「そこは流石です」と応え頷いた。「どのような集団であれ、頭角を顕すのは立派な男の証だわ」
オレは噴き出しかけた。仮にも御曹司の姉だろ、あんた。その発言はまるで『喧嘩をしたのか。で、勝ったのか?』って喜ぶ男親みたいだぞ。
「邑ちゃんもベルと同じ。迷走中だね、客観的に見たなら」
スコーンを、またふたくちで食べる。
「でも、踏み込んでみたなら、答がなんとなく解る。いまベルが転がりこんでる場所は、裏界隈で有名な探偵の事務所だ。もしかしたらベルは彼に、行方不明の花嫁を捜して欲しいんじゃないかな」
「じゃあ、邑治は?」
「邑ちゃんは単なる迷走だろ。これといった目的とか無いカンジ」
「私のせいなの?」
「姐さん」
「私が嫌いだから、彼は白鷺に寄りつかなくなってしまったの?」
「それは……」
それは絶対にないよ、と教えてやりたかったが、オレは台詞を呑み込んだ。
(これは邑ちゃんとオレのヒミツだから、姐さんにチクれないや)
姐さん。あんたの愛用してるスカーフのブローチ、そいつは貴女の誕生日にオレが贈ったんだけど……実はね。それを選んだのは邑ちゃんなんだよ。
『真っ白な久遠姉さんのドレスに、きっと、チョー似合うと思うんだ』
はにかみながらプレゼントを選んでる彼の横顔にオレは語りかけた。「素直に『お姉ちゃん、これを俺だと思って待っていてくれ。必ず白鷺に皇として帰るから』とか言えばいいのに」と彼の頭を小突いた。
邑ちゃんは「そんな恥ずかしいこと言えない」と真っ赤になり俯き、「せめて、夢を見つけてからでなければ俺は彼女と目も合わせれやしない」と呟いていた。
オレより図体でかくなって渋くなったくせに、情けねーなぁ、邑ちゃん! そうオレは笑って。ねえ、つまるとこ、姉貴ダイスキだろ? と問う。オレもオレより優れた、スっゲー世界チャンプの兄貴がいて、彼の才能に少し嫉妬もしたけど。でも、オレは彼が大好きだよ。尊敬してる。
邑ちゃんは「好きだよ。だって俺の初恋は、彼女なんだ」と小さく小さく囁いていた。
可愛いなぁー。大丈夫。その発言は内緒にしとくよ、邑ちゃん。
「邑治にバイクと喧嘩を教えた真架、あなたなら。彼の真意や目標を知っているかと考えて呼んだのだけど」
「ごめん姐さん、お役に立ちませんで」
お茶を濁してお茶を飲む。5コ目のスコーンを掴むと、久遠の手のひらがオレの手の甲に乗った。
「ん。どしたの姐さん」
「ハンドメイドなのよ。ふたくちで胃袋にダイブさせないで、少しは味わって食べなさい」
ああ、そっか。すんませんすんません。
「大ぐらいなのは木次家の血筋なもんで!」
軽快に言い、仕方がないから3くちでスコーンを飲み込んだら白魚みたいな手が思いきりオレの手の甲をひっぱたいた。
了.
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