15 / 307
小助くんのどうくつたんけん
ばけものムカデと小助くん
しおりを挟む
小助は、かわいいおばけと火の玉にかこまれながらどうくつのおくへと歩いています。その後ろからついていくどうぶつたちは、いくつもの火の玉がうかぶようすになかなか足をすすめることができません。
「あ、あの……。すいませんけど、どうくつはどうして明るいのでしょうか……」
サルはこわがるそぶりを見せながらも、小助といっしょにすすむかわいいおばけに近づくとその場でしつもんしました。
「はっはっは! ここはだれかが入るとしぜんとそうなるものだよ」
かわいいおばけのすがたを見て、サルはホッとむねをなで下ろしました。今までのぎもんもかいけつしたことで、どうぶつたちは先にすすむ小助やおばけにおくれないように歩いて行きます。
「ねえねえ! ねえねえ!」
「ぼうや、どうしたのかな?」
「あれ! あれ! なあに! なあに!」
小助は、かわいいおばけにしがみつきながら何か話しかけるとそのままどうくつのおくへすすもうとします。そんなとき、おばけは目の前にあらわれたすがたにその場でうごけなくなってしまいました。
「ふふふふふ! おれさまがいるどうくつへ入るとはいいどきょうだな」
「は、はははは……」
小助たちの先にあらわれたのは、どうくつのじめんをうごき回るばけものムカデです。ムカデのにらみつける目つきに、どうくつをすすんでいたどうぶつたちは後ろへ下がるばかりです。
「も、もうやめようよ……」
「こ、こわい……。あんなにでかいムカデがいるなんて……」
見たこともないこわい生きものに、おばけもどうぶつたちもあまりのおそろしさに体がふるえています。そんな時、小助はばけものムカデが近づくのを見てすかさずとびこそうとします。
「そうやってにげようとも、おれさまはえものをにがしはしないぜ!」
ばけものムカデは、自分よりも先にどうくつのおくへすすもうとする小助に後ろからおそいかかろうとします。そのうごきに、小助はふたたびとび上がりました。
「ちっ! ちょこまかちょこまかにげやがって!」
ムカデは、小助へのこうげきをなかなかくわえることができずにいら立っています。すると、小助はどうくつの上にあるつらら石をつかむとばけものムカデに向かってげんきな音が出てしまいました。
「プウッ! プウッ! プププウウウウウウウウウウウウ~ッ!」
「グエエエエッ……。いきなりおならをしやがって……」
小助のでっかいおならを食らったムカデは、あまりのくさいにおいにみうごきがとれません。そんなムカデのようすを知らない小助は、つらら石をにぎったままでおしっこをガマンしようとひっしになっています。
そんな時、小助はガマンできなくなったおしっこをばけものムカデにめいちゅうさせています。お母さんグマやお母さんオオカミのおっぱいをいっぱいのんだおかげで、小助はげんきいっぱいのおしっこをムカデに向かって出しつづけています。
「グ、グエエエエ……。お、おぼえてろよ……」
ばけものムカデは、小助のおならとおしっこによるこうげきにあわててどうくつのおくへとにげていきました。小助はつらら石から手をはなしてそのままちゃくちすると、かわいいおばけやどうぶつたちがそばへやってきました。
「げんきなおならとおしっこでおそろしいムカデをやっつけるとは、小助はまだ赤ちゃんなのにすごいことをしてくれるなあ」
「でへへ、ちっこ出ちゃった(おしっこ出ちゃった)」
小助のてれわらいに、ほかのみんなもえがおでわらい声を上げています。
「あ、あの……。すいませんけど、どうくつはどうして明るいのでしょうか……」
サルはこわがるそぶりを見せながらも、小助といっしょにすすむかわいいおばけに近づくとその場でしつもんしました。
「はっはっは! ここはだれかが入るとしぜんとそうなるものだよ」
かわいいおばけのすがたを見て、サルはホッとむねをなで下ろしました。今までのぎもんもかいけつしたことで、どうぶつたちは先にすすむ小助やおばけにおくれないように歩いて行きます。
「ねえねえ! ねえねえ!」
「ぼうや、どうしたのかな?」
「あれ! あれ! なあに! なあに!」
小助は、かわいいおばけにしがみつきながら何か話しかけるとそのままどうくつのおくへすすもうとします。そんなとき、おばけは目の前にあらわれたすがたにその場でうごけなくなってしまいました。
「ふふふふふ! おれさまがいるどうくつへ入るとはいいどきょうだな」
「は、はははは……」
小助たちの先にあらわれたのは、どうくつのじめんをうごき回るばけものムカデです。ムカデのにらみつける目つきに、どうくつをすすんでいたどうぶつたちは後ろへ下がるばかりです。
「も、もうやめようよ……」
「こ、こわい……。あんなにでかいムカデがいるなんて……」
見たこともないこわい生きものに、おばけもどうぶつたちもあまりのおそろしさに体がふるえています。そんな時、小助はばけものムカデが近づくのを見てすかさずとびこそうとします。
「そうやってにげようとも、おれさまはえものをにがしはしないぜ!」
ばけものムカデは、自分よりも先にどうくつのおくへすすもうとする小助に後ろからおそいかかろうとします。そのうごきに、小助はふたたびとび上がりました。
「ちっ! ちょこまかちょこまかにげやがって!」
ムカデは、小助へのこうげきをなかなかくわえることができずにいら立っています。すると、小助はどうくつの上にあるつらら石をつかむとばけものムカデに向かってげんきな音が出てしまいました。
「プウッ! プウッ! プププウウウウウウウウウウウウ~ッ!」
「グエエエエッ……。いきなりおならをしやがって……」
小助のでっかいおならを食らったムカデは、あまりのくさいにおいにみうごきがとれません。そんなムカデのようすを知らない小助は、つらら石をにぎったままでおしっこをガマンしようとひっしになっています。
そんな時、小助はガマンできなくなったおしっこをばけものムカデにめいちゅうさせています。お母さんグマやお母さんオオカミのおっぱいをいっぱいのんだおかげで、小助はげんきいっぱいのおしっこをムカデに向かって出しつづけています。
「グ、グエエエエ……。お、おぼえてろよ……」
ばけものムカデは、小助のおならとおしっこによるこうげきにあわててどうくつのおくへとにげていきました。小助はつらら石から手をはなしてそのままちゃくちすると、かわいいおばけやどうぶつたちがそばへやってきました。
「げんきなおならとおしっこでおそろしいムカデをやっつけるとは、小助はまだ赤ちゃんなのにすごいことをしてくれるなあ」
「でへへ、ちっこ出ちゃった(おしっこ出ちゃった)」
小助のてれわらいに、ほかのみんなもえがおでわらい声を上げています。
0
お気に入りに追加
10
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる