映画感想 四月

テッド２

　　30分のシットコムで、Eテレで

　皆さまご存じの「生けるぬいぐるみ」テッドの第二弾でございます。
　もこもこまゆ毛のクマのぬいぐるみが悪態を吐いたり、過激にふざけたりするせいで、下品なブラックコメディとしてＲ指定されてはいるものの、作りに破綻はなく、実はオーソドックスなストーリーであるとお見受けいたしております。
　今作も不安なく拝見いたしました。結婚したテッドが子供を持とうと、養子縁組紹介所へ行くも、テッドの法的人権を否定され（ぬいぐるみだから。今更かよ！？）、裁判で戦わんと奮闘するのが今回の大まかな流れなのですが、乱暴な言い方をすれば、テッドと相棒のジョンがわちゃわちゃ暴れてるところが見られるならば、後はなんでも構わない。あんな豪華な俳優やセットは不要、ロケーションとかもしなくて大丈夫です。
　Eテレで放送していた『フルハウス』とか『アルフ』みたいな気やすい感じの、30分程度のシットコムで毎週、笑わせて欲しいわぁ。
　今作の目玉は、ドラマ『ロー・アンド・オーダー』のオープニング曲に合わせた歌。前作の『雷兄弟の歌』も秀逸でしたが、今回も爆笑！　『ミラクル・ニール！』の日本版予告と合わせて、繰り返し見続けたい名作です。