一行日記 2024年7月 🎋

犬束

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7月15日(月)

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・ちゃんと早起きして、ゴミ出ししました。
 よし、優秀ーーー✊

・夜中に読んだ漫画は、愛田真夕美の『マリオネット』。昔々、学校の友だちに「面白いよ」と勧められて、単行本を何冊か持っていたのが、シリーズ全ての作品を収録した文庫版が、2006年に発売されていたのを、ブックオフで発見したので、全巻揃えてみました。
 
 19世紀のフランスを舞台にした、『魅入られし者をすべて死の淵へと誘う美しき少年伯爵ダニエル。退廃と背徳、情念と官能…ミステリアスで幻想的なゴシック・ロマンの名作(帯より引用)』でございます。
 大仰な言葉を選んでいますが、そんな怖くないです。人はいっぱい、すぐ殺されるけれども。絵柄もきれいで可愛らしい。
 もとは映画『オーメン』の主人公ダミアンをモデルにしたようで、悪魔信仰をテーマにした回もあるものの、特別、悪魔に関する描写はなく、ダニエルは、生贄にしようとする狂信者と闘うスタンスだったりします。悪魔側ではなくて。

 その、悪魔に関しても、そもそも貴族の生活だっても、物足りなくなって単行本は手放し、今回読み返しても、やっぱり物足りない感は否めなかったです。

 第一回目のお話が始まった時点で、母親はすでに亡くなっていて、美しいが邪悪な継母がやって来ると、じきに病弱な父伯爵が亡くなり(おそらく継母が毒殺)、しかし、総ての遺産は弟ダニエルが相続することが分かったため、継母はまだ少年の彼を籠絡しようとし、弟と道ならぬ関係を持つ姉マリィは、弟に示唆されるまま、彼を独り占めするため継母を刺殺、狂乱状態の姉は、弟に継母の殺害と愛の告白をし、二人が揉み合った拍子に蝋燭が倒れ、その炎がカーテンに燃え移り、お城は火事になって、逃げ遅れた姉は巻き込まれて死亡。
 ダニエル(多分十三、四歳)と、召使のナギが残される、あと弁護士のモリエール。シリーズを通して祖父母は一切登場しない、執事も最初から出てこない、女中頭も。

 少女(による、少女のための)漫画って感じでしょう? 画面は華麗。毎月、二九頁×二回+カラー扉=六十枚ほど描いていたそうです。その熱気・若さ!!
 フェリーニの『悪魔の首飾り』の、少女と階段で弾む鞠、のシーンもあるのです。

 面白いけど、惜しい。『ダウントン・アビー』のスタッフで、ちょっと制作してみて欲しい。マリィは、シェル・ドッカリー演じるメアリーで。長女で、あからさまに誇り高いし。漫画では、もっと幼いけど。

・読んだ本。
 『スローフードな日本!』島村菜津

 少し読んだだけで、寝てしまう…うとうとしたり、お菓子を食べたり、本気寝したり、で起きたら午後7時15分前。

・ドラマ『名探偵ポワロ』season 3
 #『猟人荘の怪事件』

・そして、『ミニオン』チラ見🍌




 
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