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第十八話 エロトラップダンジョンに迷い込みたい その四

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「我が祖、我が血、我が名のもとに、彼の者へ癒しを与えたまえ」


 全裸姿のままのキアラに手をかざし、ルドヴィカが詠唱の文言を口にする。
 するとぼんやりとした光がキアラの全身を包み込み、一か月の彷徨の末に疲労困憊であったキアラの身体をみるみるうちに癒していった。


【キアラの残りHP:300】
(やっぱりHPは普通の回復魔法で回復できるみたいね。ホイミとかケアルみたいなものか)
【ルドヴィカの残りMP:490】
「ふむ、察するにえいちぴーとやらはその者の体力量を示し、えむぴーとやらはその者の魔力量を示すようじゃな。いずれかの数値がゼロになった時がその者の終焉…というわけか」
「ってことは、おふたりが来なかったらわたしはそのまま…! ひぃぃ、命拾いした…」


 RPGの仕様を知らないなりに、モードとキアラが遺跡の仕組みを分析する。
 この遺跡が本当にごく一般的なRPGの仕様と同じであるならば、HPがゼロになればその者はゲームオーバーとなり、この遺跡で死ぬまで犯されるなり何なりのバッドエンドが待ち構えているはずだ。
 残りHPが僅か39だったキアラなどは、文字通り生きるか死ぬかの瀬戸際だったわけである。


「しかし、この遺跡に魔法をかけた魔導士は、いったい何が目的なんでしょう? 女性だけが立ち入れるように結界を張り、遺跡に足を踏み入れた者をあのような恥ずかしい目に遭わせて…」


 キアラがごく真っ当な疑問を浮かべるが、ルドヴィカにはその魔導士の考えがなんとなくわかるような気がした。
 恐らく、キアラやエレクトラが邪推するような大そうな理由など、ありはしない。
 “ただ”そういう性癖をもって生まれて、“ただ”それを実現できるだけの力を持っていたから、実行したに過ぎないのだ。
 前世においての自分の性癖であった異種姦が実現可能なこの世界に生まれ落ち、己が欲望のままに生きている現在のルドヴィカと、その本質は変わらない。


(…いや、私は自分以外の他人に迷惑かからないように楽しんでるし! …魔物はちょいちょい私の都合でぶっ殺しちゃったりしてるけど…)
「問題は目的どうこうよりも、これほどの規模の言霊術を維持するだけの魔力の供給源が何であるかよ。遺跡に迷い込んだ女どもから魔力を搾り取るだけでは到底成り立たぬはずぞ」
「確かにそうですよね…。ルドヴィカ様はどう思われます?」
「ふぁっ!? い…いや…わたしはその…そういうの専門じゃないんで…」


 キアラから不意に話しかけられたことに大げさに驚き、会話を避けたいがあまりにそっけない返答で答えたルドヴィカへ、モードが氷のように冷ややかな視線を向ける。
 竜である儂がこれほど頭を捻っておるというのに、人間の貴様が思考を放棄するのは何事か、とでも言いたげな冷たい目だ。
 他人がとにかく苦手なんだから仕方ないでしょーが、という抗議の意を込めた視線をモードに向けた後、ルドヴィカはひとまず元いた遺跡の中央部に戻ることを提案することにした。


「あの…遺跡についてはエレクトラ姉様の方がわかると思うんで…。いったん戻って合流した方がいいと思います…(知らん人と一緒に行動とか無理…姉様にこの人をぶん投げて単独捜索に戻りたい…!)」
「それもそうですね、ヴェイグ様の助手を務められておられるエレクトラ様であれば、この遺跡について何かわかるかもしれません!」
「…行って来た路をまた通らねばならぬというのならば、儂はごめんじゃぞ」
「あんたがそう言うと思って、ちゃんと元いたところにマーキングしてきたわよ。トラップだらけの通路を通らなくても転移魔法で一瞬だから安心しなさい」
「わ…わたしたちごと転移できるんですか!? さすがあの名門、アールノート家の魔導士…!」


 ルドヴィカが何気なしに放った一言に恐れおののくキアラを見て、ルドヴィカは呑気に「これが俺TUEEEってやつか…」などと思った。
 前世の記憶を持つという特殊な事情からくるものなのか、それとも魔道の名門であるアールノート家の血筋からくるものなのかはわからないが、ルドヴィカは変態でありながら紛れもない魔道の天才でもある。
 ごく一般的な宮廷魔導士が自分ひとりを転移させるのがやっとであるのに対し、事前にマーキングをしておいた場所へ3人を同時に転移させることなど、ルドヴィカからすれば大して難しいことではなかった。
 王立魔導学院を出てからというものの、他の魔導士と力の較べ合いをするようなこともなかったので、ルドヴィカは自分の力量がどれほどのものなのかということをしばしば失念していた。


「ですがエレクトラ様、おひとりで大丈夫でしょうか…。ここのトラップは本当にいやらしいものばかりですから…」
「ふん、大口を叩いたのは奴の方じゃからのう、自業自得よ。…とはいえ、儂もこれほど悪趣味な場所とは想像だにせんかったわ。生娘をひとりにさせるのは酷だったやもしれんのう…」
(いや、キアラさんにクリちんぽでレイプされたことを除けば、ぬっっっっるぬるにもほどがあったけど…。まあ今のモードは純情ロリ処女だから仕方ないか)


 数々のトラップを思い出してげんなりとするキアラとモードに対し、魔導士としても異種姦愛好家としても規格外のルドヴィカは至極平然であった。



 * * *



「はぁーっ…♡ はぁーっ…♡」


 その頃、エレクトラは覚束ない足取りながらもゆっくりと歩を進め、通路の突き当りまで辿り着いた。
 ルドヴィカとモードと別れた時にはしゃんと伸びていた背筋は、度重なる絶頂の余韻が全身を苛むせいで情けなくも丸まって、疼く下腹を庇うかのように前かがみになっている。
 唾液で潤んだ赤い唇からは甘い吐息が零れ、青紫の瞳には大粒の涙がじわりと滲み、立っているのがやっとというところであった。


「ここが突き当り…のようですけど…んっ♡ 特に何もありませんわね…♡ んぅっ♡」


 エレクトラが辿り着いたそこは正しく“行き止まり”といった様子の何もない壁であり、遺跡につきものの壁画や文字盤といったものすらなかった。
 これほどまでに何もない場所に行き着くと、壁や床に仕掛けのひとつでもありそうなものであるが、何度となくトラップによってその身体を弄ばれたエレクトラはつい二の足を踏んでしまう。
 しかし臆していても埒が明かないと腹を括ったのか、壁に手をついて仕掛けがないかどうかを調べ始めた。
 するとエレクトラが触れた壁石のひとつがにわかに動いたので、エレクトラは「ええい、ままよですわ!」と覚悟を決めてから力を込めて押してみる。


【スイッチ17がONになりました】
【マップ:幻惑の部屋を開放します】


 やはりエレクトラが押し込んだ壁石は隠し部屋へ繋がる鍵になっていたようで、それまで何の変哲もない壁だった場所がゴゴゴゴと音を立てながら二分して、部屋へ通じる隠し扉が現れた。
 この扉の向こうに待つのは、更なるトラップなのか、それともこの遺跡の謎を解き明かす何かなのか。
 エレクトラは恐る恐る扉に手をかけると、深呼吸をひとつして、思いっきり開け放った。


「…なんですの、ここは?」


 扉を開けた先に待ち受けていたものに、エレクトラは唖然としてしまう。
 謎の声が“幻惑の部屋”と呼んだそこにあったもの、それは1体の人形だった。
 目もなければ口もない、ただ人の形をしているだけの真っ白な人形が、ただその場に投げ出されているだけであったのだ。


「なぜこんな場所に人形が…」


 エレクトラが人形をよく確かめようと部屋の中へ足を踏み入れたその瞬間、バタンと音をたてて扉がひとりでに閉まり、エレクトラを部屋の中へと閉じ込める。
 しまった、と思うも時遅く、慌ててエレクトラが部屋から出ようと試みてはみるものの、扉は固く閉ざされて開きそうもない。
 しばらくすると、閉め切られた部屋の中に甘く芳しい香りが広がってきて、エレクトラの鼻腔を擽った。


「…っ♡ なんですの、この香り…♡ あたまがぼうっとして…♡」


 よくよく部屋の中を見渡してみると、部屋の四隅に香炉のようなものが設置されており、そこからこの香りが漂っているようだった。
 本能的に危険を察知したエレクトラが鼻と口を抑えるも、だんだんと甘美な香りが部屋中に充満していき、エレクトラの衣服や髪にまで匂いが染みついていく。
 いったいどうすれば、とエレクトラが思案していると、彼女の思考を一瞬にして凍り付かせる声が真後ろから聞こえてきた。


「エレクトラ」
「!?」


 こんなところで聞こえるはずがない、だが聞き間違えるはずのない低い声が聞こえ、エレクトラが驚愕の表情で振り返る。
 先ほどまで人形が放置されていたはずのそこにいたのは、エレクトラの最愛の父、ヴェイグであった。


「おいで、私の可愛いエレクトラ」
「お父様…!? 何故こんなところにお父様が…!」
「さあ…この父の腕の中においで、私が最も愛する娘よ」


 甘やかなヴェイグの声が、エレクトラの脳髄を支配する。
 しかし僅かに残るエレクトラの理性が、こんなところにヴェイグがいるはずがないと訴えていた。


(まさかこの香り…! わたくしに幻を見せて…!)
「どうしたんだい? そんなに険しい顔をして」
「あ…あなたはお父様ではありませんわ! 幻の分際でお父様を騙るなんて…!」
「お前にはそんな顔は似合わないよ。いつものような花咲く笑顔で笑っておくれ」


 強張った表情で拒絶するエレクトラに対し、幻のヴェイグは穏やかに微笑んでゆっくりエレクトラへ歩み寄った。
 そしてエレクトラのよく知る大きな手を伸ばし、彼女の小さな頭を優しく撫で始める。
 その瞬間、エレクトラの下腹部に刻まれた淫紋が、それまでの比ではないほどに激しく疼きだした。


「~~~ッ!?♡♡♡♡♡」
「エレクトラ…正直に言ってごらん。私にどうされるのがお好みだい?」
「あッ…♡ わ、わたくし、わたくしは…♡」
「お前の本当の想いを私に教えておくれ…。お前は私にどうされたい…?」


 部屋中に満ちた甘ったるい香りが、下腹部の淫紋が、エレクトラから正常な思考能力を奪う。
 あまりにもあっさりと理性を手放してしまったエレクトラは、目の前にある愛しい男の瞳を見つめ、雌犬のように涎を垂らした。


「おとうさまに…おとうさまにわたくしの純潔を奪っていただきたいです…♡」
「それがお前の望みだね?」
「はい…♡ ずっとずっと、おとうさまに抱いていただきたくて、たまらなかったんです…♡」


 一度堰を切った感情は、もう止めることができない。
 エレクトラはその青紫の瞳に特大のハートマークを浮かべながら、ヴェイグの手に縋りついた。


「酷くっ♡ 酷くしてくださいっ♡ 実の父親に犯されたがっている正真正銘の変態のわたくしにっ♡ たくさんお仕置きしてくださいっ♡」


 エレクトラの淫猥な願望に、ヴェイグはあまりにも穏やかな微笑で返した。
 それまでエレクトラの頭を撫でていた手をゆっくりと下ろし、頬を優しく撫でたかと思うと、やがて細い首へと手をかける。
 首を絞められることこそされなかったが、ヴェイグが力を込めればいつでも自分のことなど殺せるのだと悟り、エレクトラは被虐心に酔いしれた。


「あぁっ…!♡ おとうさま♡ おとうさま♡」
「舌を出しなさい」
「はい♡ ひゃい♡」


 優しい口調でありながら有無を言わせないヴェイグの一言に、エレクトラは従順に従って舌をめいっぱい突き出す。
 まるで犬そのもののようなエレクトラの様子に薄く笑ってから、ヴェイグはもう片方の手でエレクトラの舌を掴み、指で挟んだり撫でたりして弄び始めた。
 口の端から唾液を、触れられていない秘部から愛液をたっぷりと零しながらエレクトラが震えていると、ヴェイグが突き出したままのエレクトラの舌をぱくりと口に含み、軽く歯を立てる。


 じゅる♡じゅるじゅるっ♡

「んぅぅ~っ♡ひゃうんっ♡」


 舌を食まれる感覚だけで絶頂しそうなほどの快感が、エレクトラの全身を襲った。
 思う存分舌を弄んだヴェイグは、今度はエレクトラの薄い唇そのものを口に含むかのような濃厚な接吻をしてきて、長い舌で口内を蹂躙しにかかる。


「んむぅぅぅ♡ ぁうん♡(わたくしのファーストキス♡ おとうさまに奪っていただけた♡ うれしいっ♡)」

 じゅるるるっ♡ ぢゅぱぁっ♡

「ぷはぁっ♡ はぁ♡ はぁ♡」
「ふふ…可愛い反応だね。初めてだったのかい?」
「はい♡ はじめてでふ♡ はじめてがおとうさまとで幸せでふ♡」
「これからは幾らでもしてあげよう。さあ次はどうされたい?」


 あくまで優しく、しかし首にかけた手を放さないまま、ヴェイグがエレクトラを追い詰めにかかる。
 もはや正気など遠く彼方に追いやったエレクトラは自ら服をたくし上げて、これまでのトラップによって完全に勃ちあがった乳首がぽつんと浮き出る巨乳を露わにした。


「わたくしのむね♡ いっぱい苛めてほしいです♡」
「もっと具体的に言いなさい。どう苛めてほしいんだい?」
「あっ♡ ごめんなさいっ♡ むねをつよく揉んでほしいですっ♡ つぶれちゃうくらいつよくっ♡」


 憐れな声で懇願するエレクトラに、ヴェイグはその要望通りにエレクトラの乳房を鷲掴みにして、柔らかい肉が形を変えるほど強い力で揉み始めた。
 ずっと焦がれていた父の手で自分の胸をめちゃくちゃにされているという事実に、エレクトラは頭が沸騰しそうなほどの快感に襲われる。


「ひあぁぁんっ♡ きゃうんっ♡」
「腰が揺れているよ、いやらしい子だ…。さあ次はどうされたい?」
「ちくびっ♡ ちくびもいじめてくださいっ♡ ゆびでクリクリってして♡ ひっぱって♡ つねって♡」


 ヴェイグはエレクトラに懇願されるまま、割れ目から顔を出した乳首を指で捏ねるように弄ったり、両の乳首を引っ張って胸を揺らしたり、強く抓ったりと愛撫を施していった。
 エレクトラはあまりの快感と多幸感で、ヴェイグに指摘された通りに腰をガクガクと揺らしながら、軽く甘イキし続けている。


「ひゃあぁぁんっ♡ おとうしゃまっ♡ きもちいいっ♡ きもちいいよぉっ♡」
「ああエレクトラ、こんなに乳首を固くして…。お前は本当にいやらしい子だ」
「ごめんなしゃいっ♡ いやらしい娘でごめんなしゃいっ♡ 噛んでっ♡ ちくび噛んでおしおきしてくだしゃいぃ♡」


 エレクトラがねだるように乳首を突き出すと、ヴェイグは片方の乳首を口に含んで、血が滲み出るほど強い力で嚙みついた。


 ガリッ♡♡♡

「あァーーーっ!♡♡♡」
「乳首を噛まれてイッてしまったのかい? これではお仕置きにならないね…」

 ぢゅうぅぅぅぅっ♡ ぢゅるるるっ♡

「ひぁぁぁ~っ♡ ちくびすっちゃいやぁ♡ イッたままもどってこれなくなっちゃうぅっ♡」
「いや、じゃないだろう? こんなにここを濡らして…父親に嘘をつくのは感心しないね」

 とろ♡ とろぉ♡

「あひゃうっっっ♡ ごめんなしゃいっ♡ イイでひゅっ♡ ちくびすわれておまんこトロトロになっちゃってまひゅっ♡」
「すぐに謝れて偉いね、エレクトラ。ほら、ここをどうしてほしいんだい? ちゃんと言えなければやめてしまうよ」
「いやぁぁぁっ♡ やめないれっ♡ ゆび♡ おとうさまのゆび♡ ずぶずぶって挿れてくださいっっっ♡」


 やめてしまう、という言葉に泣きそうな表情を浮かべながら、エレクトラが腰を振ってヴェイグの指をねだりだす。
 ヴェイグはその場にエレクトラを寝かせ、愛液と潮でずぶ濡れになったズボンと下着を脱がせると、露になった白い恥丘をゆるゆると撫でてから、潤みきった膣内へと指を挿入した。


 じゅぶぶぶぶっ♡♡♡

「あァ~~~っ!♡♡♡ いぐぅぅぅぅぅっ♡」

 ガクガクガクガクッ♡♡♡


 指を挿入されただけで絶頂したエレクトラを更に追い詰めるかのように、ヴェイグが指を動かしだす。
 ひくひくと収縮する膣壁を尚も責められ、エレクトラは絶頂に昇りつめたまま戻ってこれなくなってしまう。


 じゅぶっ♡じゅぶっ♡じゅぶっ♡

「やぁーーーっ♡ やえてぇっ♡ いまはらめぇっ♡ イッてるからシちゃらめぇぇぇっ♡」
「わかるかい、エレクトラ。ここに処女膜があるだろう? お前が私のために守ってきたこれを、今から私が破るからね」

 きゅうっ♡ きゅううぅっ♡


 ヴェイグの指の侵入を拒むように中を狭めているそれを指先でなぞられ、エレクトラの膣が激しく締まりだす。
 これまでの数々のトラップに遭ってきたエレクトラではあるが、幸いにも胸や陰核といった表面の性感帯へのトラップが殆どで、現在まで処女を守り通せていた。
 今この場にいるヴェイグは幻であり、エレクトラが本当に純潔を捧げたい相手などではないのだが、今のエレクトラにはそのことを悟れるような思考回路は無いに等しい。
 父に犯されるという兼ねてよりの念願が叶うと信じ込んだエレクトラは、喜びのあまり大粒の涙を零しながら幻のヴェイグを受け入れた。


「ひゃいっ♡ ひゃいっ、おとうしゃまっ♡ うばって♡ エレクトラのはじめて、おとうしゃまのおちんぽでうばってぇっ♡♡♡」


 浅ましく脚を開きながら、挿入された指に自身の膣壁を擦りつけるように腰を動かして、エレクトラが必死にヴェイグを誘惑する。
 ヴェイグは穏やかに微笑むと、エレクトラの膣から指を引き抜き、まだ十分に慣らされていないそこへ自身の陰茎を擦りつける。
 とめどなく溢れる愛液がヴェイグの逞しいそれに絡みつくのを見ながら、エレクトラは姦通の時を今か今かと待っていた。


「酷くして、とねだられたからね。少し痛いかもしれないが、挿れるよ」
「ひゃいっ♡ いれてっ♡ おとうしゃまのおちんぽ、エレクトラのおまんこにいれてぇっ♡」


 正常位で挿入しようと覆いかぶさってきたヴェイグの背に手を回し、エレクトラが腰を浮かせて挿入をせがむ。
 次の瞬間、ヴェイグの昂りの先端がエレクトラの膣口をこじ開けて、狭まる膣肉を裂きながらゆっくりと挿入された。


 メリメリメリメリッ♡♡♡

「んぅーーーーーっ!♡♡♡」
「はっ…やはり狭いね。ここを突き破ればお前はもう純潔ではなくなるよ、それでもいいね?」
「いいっ♡ いいからはやくっ♡ しょじょまくやぶってくらひゃいっ♡」


 この期に及んでそのようなことを言うヴェイグに、エレクトラが必死に続きを促す。
 父と信じるものに処女を捧げられる喜びからか、それとも淫紋の効果なのか、今のエレクトラにとっては破瓜の痛みすら強すぎる快楽に変換された。
 はやくはやく、おとうさまを拒もうとする不躾な処女膜を引き裂いて、初物のおまんこをおとうさまの形に変えてほしい。
 エレクトラの脳内がそんな欲望で満ちていることを知ってか知らずか、ヴェイグは相も変らぬ穏やかな笑みを浮かべ、更に腰を突き入れた。


 ぶちんっっっ♡♡♡♡♡

「ア゛ァーーーーーッ♡♡♡♡♡」
「可愛いエレクトラ、これでお前のはじめては私のものだね」
「あ゛ぁーーっ♡ うれしいっ♡ エレクトラのはじめてっ♡ おとうしゃまにうばっていただけたぁっ♡」
「そんなに泣かないでおくれ、お前には笑顔がよく似合うよ」
「ちがうのっ♡ うれしくてっ♡ だいしゅきなおとうしゃまとの初セックス♡ なみだがでるくらいうれしいんでひゅうっ♡♡♡」


 ボロボロと大粒の涙を零しながらヴェイグにぎゅっと抱き着き、全身で喜びをあらわにするエレクトラに、ヴェイグが再び口づける。
 毎夜のように焦がれた相手と身も心もひとつになったと信じて、エレクトラは喜びに咽び泣いた。


「おとうしゃまっ♡ しゅきっ♡ しゅきぃっ♡ だいしゅきぃっ♡」
「私もだよ、愛しいエレクトラ。一生手放してやらないから覚悟しなさい」
「ひゃいっ♡ エレクトラは一生おとうしゃまのおそばにいまひゅっ♡ これからずっとエレクトラのことあいしてくらひゃいっ♡♡♡」


 腕と足をヴェイグの身体に絡み、血の滲む膣でヴェイグの昂りを受け入れ、エレクトラの心の中が父への愛で満ち溢れる。
 自分に愛を囁き、自分を抱いている相手の正体など、気づきもせずに。


【トラップ:幻惑香が発動しました】
【トラップ:機巧人形が発動しました】


 エレクトラの目には父ヴェイグの姿に見えている人形は、何の言葉も発さずにただエレクトラを犯していた。


 エレクトラの残りHP:131
 絶頂回数:20回
 感度:レベルMAX
 ステータス:幻惑
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