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第四話 オークの巨根で処女を奪われたい
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ローゼリアの現王ハーロック・モナルカ・ローゼリアには3人の子供がいる。
王位継承権第一位の長兄、コンラッド・アーデル・ローゼリア。
王位継承権第二位の次兄、ヘンリー・ドットーレ・ローゼリア。
そして王位継承権を持たぬ末姫、クロエ・シュヴァリエ・ローゼリア。
「わたしが通りがかって命拾いしたな、ルドヴィカ! あの森はゴブリンの群れが棲みつく危険な場所だ、女子が1人で軽々しく行くところではないぞ!」
「…はぁ……」
「むっ、落ち込んでいるのか? なに、気にするな! 民を助けることこそ王族の本懐よ!」
あっはっは、と豪快に笑うクロエに対して、ルドヴィカは不敬にも「頼むから放っておいてくれ」などということを思っていた。
というのも先の出来事について、クロエが『ゴブリンに襲われているか弱い乙女を救った』と認識しているのに対し、ルドヴィカの認識は『ゴブリンに好き好んで犯されていたところへ横槍を入れられた』というものなのである。
しかしこの件は誰が悪いかと問われれば10人が10人「ルドヴィカが悪い」と答えるであろうだけに、ルドヴィカはただただ赤面する顔を隠して時が過ぎるのを待つしかない。
「わたしは兄上たちのように国の統治ができるわけでも、魔導の才に恵まれているわけでもない。わたしにできることといえば、この剣技を民の為に役立てることだけだからな」
クロエはそう言うと、誇らしげにその背に背負う大剣に視線をやり、身に纏う深紅の鎧を大切そうに撫でた。
前述の通り、クロエは王位継承権を持たないが、その原因は彼女の出自にある。
クロエは現王ハーロックが傍仕えの侍女に産ませた子供であり、明確に王族の血を引いていながら当初は王の嫡子として認められていなかった為、王位継承権を持つ者としての教育を受けることができなかった。
更には魔導士が権力を有するこの国において、クロエは魔導の才に恵まれたとは言えなかったこともあり、王家はその扱いに非常に困っていたというのが実際のところだ。
ところが意外にもこのクロエを助けたのは、腹違いの2人の兄、コンラッドとヘンリーであった。
2人はクロエの後見となってその成長を見守り、恩義に応えるためクロエは15歳で士官学校に入学し、騎士の心得と剣技を学んだ。
兄の期待に応えて士官学校を優秀な成績で卒業したクロエは、その身を賭して民の助けとなるべく各地を旅して回っているというのは有名な話だ。
クロエが背負う大剣は彼女の士官学校卒業を祝して長兄コンラッドから、その身に纏う深紅の鎧は次兄ヘンリーから贈られたものであり、彼女にとっては命よりも大切なものなのだ。
「ところでルドヴィカ、お前はあの森で何をしていたのだ? アールノート家の魔導士ともあろう者が伴もつけずに、たったひとりで魔物のいる危険な森をうろつくなどとは、にわかには信じられん話だぞ」
「いやその…色々と…まあ…」
「む、何か事情があるようだな…。あの森に何か用があるのか?」
「はあ…まあ…はい…」
もはや問答になっていないやり取りをする2人に、潜伏魔法を用いて姿を隠しているスレミーは【不毛でし】などと失礼極まりないことを考えつつ、改めて主人ルドヴィカの人嫌いぶりを思い知った。
いくら人嫌いのルドヴィカとて普段であればもう少しまともな受け答えができるのだが、相手はよりにもよって自分がアヘりまくっているところを目の当たりにした張本人である。
さっさと自分のことなど放っておいてどこへなりと行ってくれ、というのがルドヴィカの率直な本音であった。
するとその願いが通じたのか、クロエはひとり何かを考え込むようなそぶりを見せると、急に「よし!」と意気込みながら立ち上がった。
「ではわたしがあの森に巣食うゴブリンを退治してこよう! それならばお前も安心して森での用を済ませられるであろう?」
「えっ…いや…」
「そうと決まれば善は急げ、日が暮れぬうちにゴブリンどもを殲滅してみせようぞ! この薔薇の姫騎士、クロエ・シュヴァリエ・ローゼリアの名に懸けて!」
はっはっは、とこれまた豪快に笑うと、クロエは意気揚々と部屋を出ていった。
恐らくゴブリンの巣食う森に向かったのだろうが、そのこと自体はルドヴィカにとってはどうでもよく、クロエがこの場から去ってくれたということに心から安堵する。
部屋の中にルドヴィカ以外の誰もいなくなったことを確認すると、スレミーが潜伏魔法を解いて再び姿を現した。
「はあ~~~…。あんなところ見られたの、ほんと恥ずかしい…。頼むから一生わたしに関わらないでほしい…」
【なにが恥ずかしいんでしか? スレミーに毎日してくれるみたいに、ゴブリンに魔力を分けてあげてただけでしよ?】
「魔力…そういえばわたしの体液を摂取したのに、あのゴブリンたちは喋らなかったわよね。わたしの魔力をもらった魔物が全員、スレミーみたいに喋り出すわけじゃないってことなのかな」
ルドヴィカはふと、自分を犯したゴブリンたちのことを思い出す。
ルドヴィカを犯すなり急激に喋り始めたローパーやスレミーと違い、ゴブリンたちはルドヴィカが分泌した愛液や潮を摂取しても喋り出すことはなかった。
人間の体液に含まれる魔力を得ると魔物はより強くなり、より高い能力を有することになるという話であるが、その度合いにも個人差があるのだろうか。
【多分でしけど、ゴブリンはいくらご主人様から魔力を分けてもらっても、喋ったり意思疎通をすることはできないと思うでし】
「? どういうこと?」
【スレミーがご主人様と話せるのは心伝魔法を使っているからで、スレミー自体は発声できる器官が無いから話せないでし。でもゴブリンはそもそも魔法を使うのが下手な種族でしから、どんなに魔力を貰ったところで心伝魔法が使えるようにはならないと思うでし】
「なるほどね。ならわたしの魔力を吸ったゴブリンは、ただ単純に強くなるだけってこと…か…」
そこまで考えて、ルドヴィカはふとあることに気付いた。
ルドヴィカの魔力を摂取した魔物は強くなり、能力が上がる。
つまり昨晩、ルドヴィカを犯してその体液を啜っていた十数匹ものゴブリン全員が、それまでより格段に強くなっているということだ。
そんな魔物を相手に、クロエはたったひとりで魔物討伐に向かってしまったのだ。
「~~~っ、まずい! 王家のお方に何かあったら、わたしがお父様に死ぬほど詰められる!」
【ぴえっ? どこに行くでしか、ご主人様?】
「クロエ様を止めに行くに決まってるでしょ! 来なさい、スレミー!」
ルドヴィカは慌ただしく準備を済ませると、既にゴブリン討伐に向かったであろうクロエを追って、魔物が巣食う森へと向かった。
* * *
それから数時間後、一足先に馬を走らせてゴブリン討伐にやってきたクロエは、絶体絶命の危機にあった。
「ぐぅっ、わたしとしたことが…! まさかゴブリンの他に、オークまで潜んでいたなんて…!」
魔物との戦いによって脚を負傷したクロエは、自身ににじり寄ってくる巨大な体躯の魔物をぎろっと睨みつけた。
クロエを襲った魔物は昨夜ルドヴィカを犯したゴブリンの面影を残しながら、本来のゴブリンよりもずっと身体が大きく、その姿はオークという魔物に酷似していた。
しかし実際のところ、それらの魔物はルドヴィカを犯したゴブリンそのものであり、ルドヴィカの体液から摂取した魔力によって巨大化したという事実は、この時は誰も知る由もない。
「ウガァァァァァァッ!」
「っ!」
オークは地を震わすような大声を上げると、クロエの金糸の髪をぐわしと掴んで、乱暴に自分の方に寄せた。
ぐにんっ
「!?」
クロエの頬に、何やら硬くて熱いものが押し付けられる。
それがオークの巨大な陰茎であると、暫くしてからクロエは気付いた。
「なっ…! や、やめろ! そのような汚いもの…っ!」
どちゅんっ!!♡♡♡♡♡
「ぐむぅっ!?」
クロエが必死に顔を背けようとするのもお構いなしに、オークはクロエの口の中にその巨根を突っ込む。
いきなり魔物の性器を口に含まされ、クロエは自分の身に何が起きているのか理解できなかった。
ただ口の中から鼻孔へと広がる強烈な匂いへの嫌悪感だけが、クロエの脳内を支配する。
「お゛げぇぇぇっ!! げぇぇっ、おえぇぇぇぇっ!!(臭い臭い臭い!! なんて酷い臭いだ、吐き気がするっ…!!)」
「ウゴッ♡ オ゛ゴォォォッ♡♡♡」
ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡
「お゛ごっ!? お゛ぶっ、う゛ぐぅぅぅぅーーーっ!!(何だこれはッ!? オークの性器がわたしの喉を抉っているッ!?)」
王位継承権を持たないとはいえ、クロエはれっきとした王女。
男性器を口に含むことはおろか、無理やり喉奥を犯されることなど経験したことがあるはずもない。
人生初の口淫をよりにもよって魔物などに奪われてしまい、クロエの瞳から大粒の涙が零れ落ちてくる。
どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡
「おげぇっ、げぼぉっ…!!(く、苦しい…! このままじゃ呼吸が…!)」
「ウガッ、ウゴォォォォォッ!!♡♡♡」
どびゅるるるるるるるるっ♡♡♡♡♡
「ん゛お゛ぉぉぉぉぉっ!?(な、なんだ!? 大量のどろどろしたものが、喉に…!)」
オークはクロエの喉奥に大量の精液を吐きだすと、スッキリしたとでも言いたげな満足そうな様子でクロエの口内から性器を引き抜いた。
その直後、クロエは喉奥に吐き出された精液と一緒に、胃の中のものをすべて吐き出してしまう。
「おげえぇっ!! げほっ、げほっ…!!」
まさかこのわたしが、オークなどに口淫を許すなんて…!
あまりの屈辱と羞恥でクロエの顔が真っ赤に染まっていき、仄暗い情欲がクロエの胸の内に灯る。
鎧に隠されたクロエの秘部からじわり♡と蜜が滲み出ていたことに、クロエ本人ですら気が付いていなかった。
「ウゲゲゲゲッ…♡」
「ひっ…!?」
先程射精したオークと入れ替わり、今度は別のオークがクロエの前に立つ。
それまで毅然とした態度を保っていられたクロエも、とうとう恐怖心に打ちのめされ腰を抜かしてしまった。
するとオークはクロエの傷付いている方の脚を掴んで無理やり股を開かせると、腰回りを守る深紅の鎧を強引に剥ぎ取り、その下のスカート状の布地を引きちぎった。
「なッ!? な、なにをするッ、貴様! その鎧はヘンリー兄上に頂いた大切な…!」
オークはクロエの抗議になど全く耳を貸さず、クロエの下肢を守る最後の砦である白い下着をも簡単に引きちぎった。
「きゃああああっ!! や、やめろっ!! 見るなぁぁぁっ!!」
誰にも見せたことのない蜜壺をオークなどの目の前に晒され、クロエはあまりの羞恥に涙を流しながら叫んだ。
慎ましやかなピンク色をしたクロエの秘所は、小さく控えめな肉芽に対して花びらは大きく広がり、わずかに滲み出た愛液に濡れててらてらと光っている。
なんとも淫猥な光景に目の前のオークは興奮したような雄たけびを上げ、先端から大量の白濁した汁を零す巨根をクロエの割れ目に擦りつけた。
「ヒッ!? ま、まさかっ…!」
オークが何をするつもりなのか悟ったクロエは、恐怖のあまり身を竦ませ、ガチガチと歯を鳴らしながら怯えだす。
オークは強引に腰を突き出し、クロエの肉壺の中に自身の肉根を埋め込もうとするものの、男を知らず慣らされたわけでもない狭い入口は必死に侵入を拒む。
「痛い痛い痛いッ!! そんなモノが入るわけがないだろうッ!!」
「グギャオオオオオッ!!」
「いッ、痛、ひぃっ…!! やめろ、やめてくれ!! やめてえっ!!」
メリメリメリメリッ♡♡♡
「ひぎゃあッ!! あ゛あ゛ぁぁぁーーーーーっ!!」
文字通りクロエの肉を裂きながら、オークの巨根が膣内へと侵入する。
本来であれば入るはずもない大きさの一物を強引に挿入され、意識を失いそうなほどの破瓜の痛みがクロエを襲った。
陰部から流れ出る大量の血がオークの陰茎を伝い、力の抜けた膀胱から漏れ出た尿がしょろろろろ…という音を立てながら地面に染み渡っていく。
オークに処女を奪われた挙句に失禁した、などという恥ずべき事実を思い知らされ、クロエはいっそ絶望的な気持ちになった。
どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡
「お゛ぐっ!? や、やめろっ!! それ以上動くなぁっ!!」
ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡
「ひぎゃああっ!! い゛だい゛っ、い゛だい゛よぉっ!! いやだ、だれかたすけて、にいさまぁっ!!」
無遠慮に腰を振ってクロエの狭い膣内を広げようとするオークに、クロエは涙と鼻水を垂れ流しにしながら助けを請う。
しかし助けは現れることはなく、この場には順番待ちをしているかのようなオークの群れがいるのみだ。
ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡
「ウゴッ♡ ウゴォォォォッ♡♡♡」
「ヒッ!? な、中で、膨らんでっ…!? ま、まさか…!!」
「ウガァァァァァァァァァッ!!♡♡♡♡♡」
「ひきゃああああっ!! イヤだ、やめてぇぇぇぇぇっ!! ださないでぇぇぇぇぇっ!!」
びゅるるるるるるるるるるるっ♡♡♡♡♡
クロエの願いも虚しく、先程口内に吐き出されたのと同じだけの大量の精液が、クロエの最奥に叩きつけられる。
燃えるような熱い精液で狭い膣内を満たされ、クロエの背筋に蛇が這い寄るようなゾクゾクとした感覚が昇ってくる。
ローゼリア王家の一員として高貴な血を引き継ぐ身分でありながら、よりにもよってオークのような下賤の魔物に中出しを許してしまったという事実に、クロエは絶望した。
そしてその絶望が、クロエの子宮を酷く疼かせることに、クロエはとうとう気付いてしまう。
「イヤだ、ちがう、ちがうぅぅぅ…。わたしはほこりたかき、ばらのひめきし…! いだいなるおうけのひめなのに…」
呂律の回らない口で必死に自分の心を取り戻そうとする憐れなクロエを、十数匹のオークが下卑た笑みを浮かべながら見下ろす。
そのどれもがグロテスクな性器を酷く滾らせていることに気付いた時、クロエの唇からは渇いた笑い声しか出てこなかった。
* * *
「お゛ほお゛ぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡♡ イグイグイグ、イグぅぅぅ~~~っ♡♡♡♡♡」
「……」
「ひぎぃっっっ♡♡♡ まだイッてるっ♡♡♡ イッてるからピストンやえてぇぇぇぇぇっ♡♡♡ またイッグぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ♡♡♡♡♡」
【……】
クロエが処女を失ってから数十分後、遅れて森へとやってきたルドヴィカとスレミーは、オークに代わる代わる犯されているクロエを発見した。
ルドヴィカは「あ、終わった。間違いなくお父様に殺される」と絶望すると同時に、「オークに輪姦されて快楽堕ちする姫騎士とかエロ同人かよ羨ましい」などという不謹慎なことを考えていた。
「…とりあえず、オークは全部殺しとくか…」
何だか面倒くさくなってきたルドヴィカは、オークの下敷きになっているクロエを傷つけないように、高度な風魔法を用いてオークを攻撃した。
目にも止まらぬ速さで繰り出された風の刃が次々にオークの首を撥ね、あっという間に十数人のオークが絶命していく。
ただしクロエに種付けピストンをかましていたオークに限っては、首が飛んだ瞬間に最期の射精を遂げたらしく、クロエは高貴な姫とは思えないようなみっともないアヘ顔をさらしながら精液を受け止めた。
どぴゅうううううううううっ♡♡♡♡♡
「ん゛ほおおおおおおおおおっ!!♡♡♡♡♡ オークの精子で受精するぅぅぅっ♡♡♡ 赤ちゃんできちゃうぅぅぅぅぅっ♡♡♡」
ビクビクビクッ♡と全身を震わせながらクロエが絶頂し、つい数時間前まで処女だったとは思えないほど緩みきった陰口から、大量の粘ついた精液が零れ落ちてくる。
ルドヴィカの存在はおろか、自分を犯していたオークが死んだことにすら気付かないまま快楽の余韻に浸るクロエを前に、ルドヴィカは如何にしてこの事実を抹消するかを必死で思案した。
「とりあえず忘却魔法で記憶を消して…。あとは時間逆行魔法を使って、どうにか処女喪失前まで身体の時間を戻せば…」
【ええっ、ご主人様そんな凄い魔法使えるでしか!? 時間逆行魔法なんて使える人間、スレミーはじめて見たでし!】
「魔導学院の本で読んで、試しにやってみたらできただけよ。…っていうか、こんなに中に出されてて大丈夫なの? オークとの子供できちゃったりするんじゃ…」
【スレミーこれでも300年くらい生きてるでしけど、人間を苗床にして卵を孵化させたり幼体を育てたりする魔物はいても、人間を孕ませられる魔物なんて聞いたことないでし。大丈夫だと思うでしよ!】
「えっ、苗床!?♡ ちょっとスレミー、それ詳しく!」
「あ゛…あ゛へぇっ…っ♡」
その後、ルドヴィカはあらゆる魔法をフル活用して、クロエの身体をオークに犯される前の純潔の状態に戻した。
更にオークに代わる代わる犯された記憶と、ついでにルドヴィカがゴブリンに犯されていたのを目撃した際の記憶を消しておくと、何も知らない状態で目覚めたクロエを最寄りの町まで送った。
記憶がないながらにクロエはルドヴィカに礼をしたがっていたが、「急ぎの用があるんで」と適当な理由をでっちあげてその場を後にし、ルドヴィカはようやく心の平穏を取り戻せたという。
王位継承権第一位の長兄、コンラッド・アーデル・ローゼリア。
王位継承権第二位の次兄、ヘンリー・ドットーレ・ローゼリア。
そして王位継承権を持たぬ末姫、クロエ・シュヴァリエ・ローゼリア。
「わたしが通りがかって命拾いしたな、ルドヴィカ! あの森はゴブリンの群れが棲みつく危険な場所だ、女子が1人で軽々しく行くところではないぞ!」
「…はぁ……」
「むっ、落ち込んでいるのか? なに、気にするな! 民を助けることこそ王族の本懐よ!」
あっはっは、と豪快に笑うクロエに対して、ルドヴィカは不敬にも「頼むから放っておいてくれ」などということを思っていた。
というのも先の出来事について、クロエが『ゴブリンに襲われているか弱い乙女を救った』と認識しているのに対し、ルドヴィカの認識は『ゴブリンに好き好んで犯されていたところへ横槍を入れられた』というものなのである。
しかしこの件は誰が悪いかと問われれば10人が10人「ルドヴィカが悪い」と答えるであろうだけに、ルドヴィカはただただ赤面する顔を隠して時が過ぎるのを待つしかない。
「わたしは兄上たちのように国の統治ができるわけでも、魔導の才に恵まれているわけでもない。わたしにできることといえば、この剣技を民の為に役立てることだけだからな」
クロエはそう言うと、誇らしげにその背に背負う大剣に視線をやり、身に纏う深紅の鎧を大切そうに撫でた。
前述の通り、クロエは王位継承権を持たないが、その原因は彼女の出自にある。
クロエは現王ハーロックが傍仕えの侍女に産ませた子供であり、明確に王族の血を引いていながら当初は王の嫡子として認められていなかった為、王位継承権を持つ者としての教育を受けることができなかった。
更には魔導士が権力を有するこの国において、クロエは魔導の才に恵まれたとは言えなかったこともあり、王家はその扱いに非常に困っていたというのが実際のところだ。
ところが意外にもこのクロエを助けたのは、腹違いの2人の兄、コンラッドとヘンリーであった。
2人はクロエの後見となってその成長を見守り、恩義に応えるためクロエは15歳で士官学校に入学し、騎士の心得と剣技を学んだ。
兄の期待に応えて士官学校を優秀な成績で卒業したクロエは、その身を賭して民の助けとなるべく各地を旅して回っているというのは有名な話だ。
クロエが背負う大剣は彼女の士官学校卒業を祝して長兄コンラッドから、その身に纏う深紅の鎧は次兄ヘンリーから贈られたものであり、彼女にとっては命よりも大切なものなのだ。
「ところでルドヴィカ、お前はあの森で何をしていたのだ? アールノート家の魔導士ともあろう者が伴もつけずに、たったひとりで魔物のいる危険な森をうろつくなどとは、にわかには信じられん話だぞ」
「いやその…色々と…まあ…」
「む、何か事情があるようだな…。あの森に何か用があるのか?」
「はあ…まあ…はい…」
もはや問答になっていないやり取りをする2人に、潜伏魔法を用いて姿を隠しているスレミーは【不毛でし】などと失礼極まりないことを考えつつ、改めて主人ルドヴィカの人嫌いぶりを思い知った。
いくら人嫌いのルドヴィカとて普段であればもう少しまともな受け答えができるのだが、相手はよりにもよって自分がアヘりまくっているところを目の当たりにした張本人である。
さっさと自分のことなど放っておいてどこへなりと行ってくれ、というのがルドヴィカの率直な本音であった。
するとその願いが通じたのか、クロエはひとり何かを考え込むようなそぶりを見せると、急に「よし!」と意気込みながら立ち上がった。
「ではわたしがあの森に巣食うゴブリンを退治してこよう! それならばお前も安心して森での用を済ませられるであろう?」
「えっ…いや…」
「そうと決まれば善は急げ、日が暮れぬうちにゴブリンどもを殲滅してみせようぞ! この薔薇の姫騎士、クロエ・シュヴァリエ・ローゼリアの名に懸けて!」
はっはっは、とこれまた豪快に笑うと、クロエは意気揚々と部屋を出ていった。
恐らくゴブリンの巣食う森に向かったのだろうが、そのこと自体はルドヴィカにとってはどうでもよく、クロエがこの場から去ってくれたということに心から安堵する。
部屋の中にルドヴィカ以外の誰もいなくなったことを確認すると、スレミーが潜伏魔法を解いて再び姿を現した。
「はあ~~~…。あんなところ見られたの、ほんと恥ずかしい…。頼むから一生わたしに関わらないでほしい…」
【なにが恥ずかしいんでしか? スレミーに毎日してくれるみたいに、ゴブリンに魔力を分けてあげてただけでしよ?】
「魔力…そういえばわたしの体液を摂取したのに、あのゴブリンたちは喋らなかったわよね。わたしの魔力をもらった魔物が全員、スレミーみたいに喋り出すわけじゃないってことなのかな」
ルドヴィカはふと、自分を犯したゴブリンたちのことを思い出す。
ルドヴィカを犯すなり急激に喋り始めたローパーやスレミーと違い、ゴブリンたちはルドヴィカが分泌した愛液や潮を摂取しても喋り出すことはなかった。
人間の体液に含まれる魔力を得ると魔物はより強くなり、より高い能力を有することになるという話であるが、その度合いにも個人差があるのだろうか。
【多分でしけど、ゴブリンはいくらご主人様から魔力を分けてもらっても、喋ったり意思疎通をすることはできないと思うでし】
「? どういうこと?」
【スレミーがご主人様と話せるのは心伝魔法を使っているからで、スレミー自体は発声できる器官が無いから話せないでし。でもゴブリンはそもそも魔法を使うのが下手な種族でしから、どんなに魔力を貰ったところで心伝魔法が使えるようにはならないと思うでし】
「なるほどね。ならわたしの魔力を吸ったゴブリンは、ただ単純に強くなるだけってこと…か…」
そこまで考えて、ルドヴィカはふとあることに気付いた。
ルドヴィカの魔力を摂取した魔物は強くなり、能力が上がる。
つまり昨晩、ルドヴィカを犯してその体液を啜っていた十数匹ものゴブリン全員が、それまでより格段に強くなっているということだ。
そんな魔物を相手に、クロエはたったひとりで魔物討伐に向かってしまったのだ。
「~~~っ、まずい! 王家のお方に何かあったら、わたしがお父様に死ぬほど詰められる!」
【ぴえっ? どこに行くでしか、ご主人様?】
「クロエ様を止めに行くに決まってるでしょ! 来なさい、スレミー!」
ルドヴィカは慌ただしく準備を済ませると、既にゴブリン討伐に向かったであろうクロエを追って、魔物が巣食う森へと向かった。
* * *
それから数時間後、一足先に馬を走らせてゴブリン討伐にやってきたクロエは、絶体絶命の危機にあった。
「ぐぅっ、わたしとしたことが…! まさかゴブリンの他に、オークまで潜んでいたなんて…!」
魔物との戦いによって脚を負傷したクロエは、自身ににじり寄ってくる巨大な体躯の魔物をぎろっと睨みつけた。
クロエを襲った魔物は昨夜ルドヴィカを犯したゴブリンの面影を残しながら、本来のゴブリンよりもずっと身体が大きく、その姿はオークという魔物に酷似していた。
しかし実際のところ、それらの魔物はルドヴィカを犯したゴブリンそのものであり、ルドヴィカの体液から摂取した魔力によって巨大化したという事実は、この時は誰も知る由もない。
「ウガァァァァァァッ!」
「っ!」
オークは地を震わすような大声を上げると、クロエの金糸の髪をぐわしと掴んで、乱暴に自分の方に寄せた。
ぐにんっ
「!?」
クロエの頬に、何やら硬くて熱いものが押し付けられる。
それがオークの巨大な陰茎であると、暫くしてからクロエは気付いた。
「なっ…! や、やめろ! そのような汚いもの…っ!」
どちゅんっ!!♡♡♡♡♡
「ぐむぅっ!?」
クロエが必死に顔を背けようとするのもお構いなしに、オークはクロエの口の中にその巨根を突っ込む。
いきなり魔物の性器を口に含まされ、クロエは自分の身に何が起きているのか理解できなかった。
ただ口の中から鼻孔へと広がる強烈な匂いへの嫌悪感だけが、クロエの脳内を支配する。
「お゛げぇぇぇっ!! げぇぇっ、おえぇぇぇぇっ!!(臭い臭い臭い!! なんて酷い臭いだ、吐き気がするっ…!!)」
「ウゴッ♡ オ゛ゴォォォッ♡♡♡」
ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡
「お゛ごっ!? お゛ぶっ、う゛ぐぅぅぅぅーーーっ!!(何だこれはッ!? オークの性器がわたしの喉を抉っているッ!?)」
王位継承権を持たないとはいえ、クロエはれっきとした王女。
男性器を口に含むことはおろか、無理やり喉奥を犯されることなど経験したことがあるはずもない。
人生初の口淫をよりにもよって魔物などに奪われてしまい、クロエの瞳から大粒の涙が零れ落ちてくる。
どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡
「おげぇっ、げぼぉっ…!!(く、苦しい…! このままじゃ呼吸が…!)」
「ウガッ、ウゴォォォォォッ!!♡♡♡」
どびゅるるるるるるるるっ♡♡♡♡♡
「ん゛お゛ぉぉぉぉぉっ!?(な、なんだ!? 大量のどろどろしたものが、喉に…!)」
オークはクロエの喉奥に大量の精液を吐きだすと、スッキリしたとでも言いたげな満足そうな様子でクロエの口内から性器を引き抜いた。
その直後、クロエは喉奥に吐き出された精液と一緒に、胃の中のものをすべて吐き出してしまう。
「おげえぇっ!! げほっ、げほっ…!!」
まさかこのわたしが、オークなどに口淫を許すなんて…!
あまりの屈辱と羞恥でクロエの顔が真っ赤に染まっていき、仄暗い情欲がクロエの胸の内に灯る。
鎧に隠されたクロエの秘部からじわり♡と蜜が滲み出ていたことに、クロエ本人ですら気が付いていなかった。
「ウゲゲゲゲッ…♡」
「ひっ…!?」
先程射精したオークと入れ替わり、今度は別のオークがクロエの前に立つ。
それまで毅然とした態度を保っていられたクロエも、とうとう恐怖心に打ちのめされ腰を抜かしてしまった。
するとオークはクロエの傷付いている方の脚を掴んで無理やり股を開かせると、腰回りを守る深紅の鎧を強引に剥ぎ取り、その下のスカート状の布地を引きちぎった。
「なッ!? な、なにをするッ、貴様! その鎧はヘンリー兄上に頂いた大切な…!」
オークはクロエの抗議になど全く耳を貸さず、クロエの下肢を守る最後の砦である白い下着をも簡単に引きちぎった。
「きゃああああっ!! や、やめろっ!! 見るなぁぁぁっ!!」
誰にも見せたことのない蜜壺をオークなどの目の前に晒され、クロエはあまりの羞恥に涙を流しながら叫んだ。
慎ましやかなピンク色をしたクロエの秘所は、小さく控えめな肉芽に対して花びらは大きく広がり、わずかに滲み出た愛液に濡れててらてらと光っている。
なんとも淫猥な光景に目の前のオークは興奮したような雄たけびを上げ、先端から大量の白濁した汁を零す巨根をクロエの割れ目に擦りつけた。
「ヒッ!? ま、まさかっ…!」
オークが何をするつもりなのか悟ったクロエは、恐怖のあまり身を竦ませ、ガチガチと歯を鳴らしながら怯えだす。
オークは強引に腰を突き出し、クロエの肉壺の中に自身の肉根を埋め込もうとするものの、男を知らず慣らされたわけでもない狭い入口は必死に侵入を拒む。
「痛い痛い痛いッ!! そんなモノが入るわけがないだろうッ!!」
「グギャオオオオオッ!!」
「いッ、痛、ひぃっ…!! やめろ、やめてくれ!! やめてえっ!!」
メリメリメリメリッ♡♡♡
「ひぎゃあッ!! あ゛あ゛ぁぁぁーーーーーっ!!」
文字通りクロエの肉を裂きながら、オークの巨根が膣内へと侵入する。
本来であれば入るはずもない大きさの一物を強引に挿入され、意識を失いそうなほどの破瓜の痛みがクロエを襲った。
陰部から流れ出る大量の血がオークの陰茎を伝い、力の抜けた膀胱から漏れ出た尿がしょろろろろ…という音を立てながら地面に染み渡っていく。
オークに処女を奪われた挙句に失禁した、などという恥ずべき事実を思い知らされ、クロエはいっそ絶望的な気持ちになった。
どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡どちゅんっ♡
「お゛ぐっ!? や、やめろっ!! それ以上動くなぁっ!!」
ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡ばちゅんっ♡
「ひぎゃああっ!! い゛だい゛っ、い゛だい゛よぉっ!! いやだ、だれかたすけて、にいさまぁっ!!」
無遠慮に腰を振ってクロエの狭い膣内を広げようとするオークに、クロエは涙と鼻水を垂れ流しにしながら助けを請う。
しかし助けは現れることはなく、この場には順番待ちをしているかのようなオークの群れがいるのみだ。
ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡ごちゅんっ♡
「ウゴッ♡ ウゴォォォォッ♡♡♡」
「ヒッ!? な、中で、膨らんでっ…!? ま、まさか…!!」
「ウガァァァァァァァァァッ!!♡♡♡♡♡」
「ひきゃああああっ!! イヤだ、やめてぇぇぇぇぇっ!! ださないでぇぇぇぇぇっ!!」
びゅるるるるるるるるるるるっ♡♡♡♡♡
クロエの願いも虚しく、先程口内に吐き出されたのと同じだけの大量の精液が、クロエの最奥に叩きつけられる。
燃えるような熱い精液で狭い膣内を満たされ、クロエの背筋に蛇が這い寄るようなゾクゾクとした感覚が昇ってくる。
ローゼリア王家の一員として高貴な血を引き継ぐ身分でありながら、よりにもよってオークのような下賤の魔物に中出しを許してしまったという事実に、クロエは絶望した。
そしてその絶望が、クロエの子宮を酷く疼かせることに、クロエはとうとう気付いてしまう。
「イヤだ、ちがう、ちがうぅぅぅ…。わたしはほこりたかき、ばらのひめきし…! いだいなるおうけのひめなのに…」
呂律の回らない口で必死に自分の心を取り戻そうとする憐れなクロエを、十数匹のオークが下卑た笑みを浮かべながら見下ろす。
そのどれもがグロテスクな性器を酷く滾らせていることに気付いた時、クロエの唇からは渇いた笑い声しか出てこなかった。
* * *
「お゛ほお゛ぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡♡ イグイグイグ、イグぅぅぅ~~~っ♡♡♡♡♡」
「……」
「ひぎぃっっっ♡♡♡ まだイッてるっ♡♡♡ イッてるからピストンやえてぇぇぇぇぇっ♡♡♡ またイッグぅぅぅぅぅぅ~~~~~っ♡♡♡♡♡」
【……】
クロエが処女を失ってから数十分後、遅れて森へとやってきたルドヴィカとスレミーは、オークに代わる代わる犯されているクロエを発見した。
ルドヴィカは「あ、終わった。間違いなくお父様に殺される」と絶望すると同時に、「オークに輪姦されて快楽堕ちする姫騎士とかエロ同人かよ羨ましい」などという不謹慎なことを考えていた。
「…とりあえず、オークは全部殺しとくか…」
何だか面倒くさくなってきたルドヴィカは、オークの下敷きになっているクロエを傷つけないように、高度な風魔法を用いてオークを攻撃した。
目にも止まらぬ速さで繰り出された風の刃が次々にオークの首を撥ね、あっという間に十数人のオークが絶命していく。
ただしクロエに種付けピストンをかましていたオークに限っては、首が飛んだ瞬間に最期の射精を遂げたらしく、クロエは高貴な姫とは思えないようなみっともないアヘ顔をさらしながら精液を受け止めた。
どぴゅうううううううううっ♡♡♡♡♡
「ん゛ほおおおおおおおおおっ!!♡♡♡♡♡ オークの精子で受精するぅぅぅっ♡♡♡ 赤ちゃんできちゃうぅぅぅぅぅっ♡♡♡」
ビクビクビクッ♡と全身を震わせながらクロエが絶頂し、つい数時間前まで処女だったとは思えないほど緩みきった陰口から、大量の粘ついた精液が零れ落ちてくる。
ルドヴィカの存在はおろか、自分を犯していたオークが死んだことにすら気付かないまま快楽の余韻に浸るクロエを前に、ルドヴィカは如何にしてこの事実を抹消するかを必死で思案した。
「とりあえず忘却魔法で記憶を消して…。あとは時間逆行魔法を使って、どうにか処女喪失前まで身体の時間を戻せば…」
【ええっ、ご主人様そんな凄い魔法使えるでしか!? 時間逆行魔法なんて使える人間、スレミーはじめて見たでし!】
「魔導学院の本で読んで、試しにやってみたらできただけよ。…っていうか、こんなに中に出されてて大丈夫なの? オークとの子供できちゃったりするんじゃ…」
【スレミーこれでも300年くらい生きてるでしけど、人間を苗床にして卵を孵化させたり幼体を育てたりする魔物はいても、人間を孕ませられる魔物なんて聞いたことないでし。大丈夫だと思うでしよ!】
「えっ、苗床!?♡ ちょっとスレミー、それ詳しく!」
「あ゛…あ゛へぇっ…っ♡」
その後、ルドヴィカはあらゆる魔法をフル活用して、クロエの身体をオークに犯される前の純潔の状態に戻した。
更にオークに代わる代わる犯された記憶と、ついでにルドヴィカがゴブリンに犯されていたのを目撃した際の記憶を消しておくと、何も知らない状態で目覚めたクロエを最寄りの町まで送った。
記憶がないながらにクロエはルドヴィカに礼をしたがっていたが、「急ぎの用があるんで」と適当な理由をでっちあげてその場を後にし、ルドヴィカはようやく心の平穏を取り戻せたという。
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