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第二章
25、間取りと部屋決め
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早速、出来上がった空間魔法の魔法具を鑑定してみた。
【亜空間住居】
空間魔法を用いた住居空間。亜空間の中に住居空間が出来ているが、時間は外の世界と同じように過ぎていく。
対となる鍵の数だけ個室ができ、それ以外にリビングとダイニングとキッチンがある。
リビングとダイニングとキッチンの広さは魔石の大きさと質に左右されるため広げることはできない。
なんというか、反則技?
何?普通に○LDKじゃん!しかも、○のところは増やせるようになってるし。スゴいの一言だわ。
まぁ、早速室内を確認していこう。
俺が魔石に鍵を翳すとガチャっと音がして空間が開いた。扉の辺りにつければその扉が出入り口となるのだ。
今回のように何もなければ魔法具から出入りできる空間が開くようだ。
興味津々な全員で入っていくとまぁ~スゴい、スゴい。
現在はなにも置いてないがすごい広さだ。
入ってすぐはリビングダイニングキッチンになっている。隔てるものがない大きな場所だ。普段はここで過ごしてもいいなぁ。
キッチンは対面キッチンカウンターになっている。カウンターのスペースもいい感じ、椅子を置いて座るのもいいけど、そのままにして下に収納スペースにしてもいいなぁ。
調理スペースは何もない今でも男が三人がすれ違っても余裕のある広さ、キッチン用の魔法具をたくさん置けそう。換気は自動的に出来るようになっている、どこから出るのか分からないけど。
これでも俺は家事が好きだからここまで充実したキッチンは本当に嬉しいわ。腕がなるぜ!って云うほどではないが作るのも振る舞うのも好きだから楽しみだ。
ん?なんか主婦?主夫のような話……。
気にしないでおこう。
あとはただ広いリビングがあり、入り口から左側の壁の方に扉が三つある。
一つはトイレ、もう一つは脱衣・洗面所からの風呂場だった。
洗面は二人同時にできるし、洗濯機を置いて洗濯も可能だ。風呂場も男が三、四人一緒に入っても余裕がある作りだ。
本当に換気ってどういう仕組みなのか、気にしても仕方ないので次に行こう。
最後の扉には階段が出てきた。
登っていくと左右に個室用の扉が並んでいた。
つまり、いくら人が増えても広がるのはここだけというわけだ。一室一室にネームプレートがかかっている。
現在は何も書かれていない。
「このプレートに鍵を翳して、魔力を込めると、自分の部屋になるようだな」
「ってことはどこでも好きな所を部屋にしていいの?」
「ああ、俺はできれば階段近くがいい」
「なんで?」
「ん?料理とか好きだからな。仕込みとかで早くに起きた時足音とか気になるだろう。だから、すぐに行ける階段近くがいいんだ」
「ふーん、僕は真ん中ぐらいがいいなぁ。みんながいるのわかるし」
俺とエドが希望を言ってるとユリウスたちがそれにのってきた。
だけど、なんだか、ユリウスとレイが目配せをしたような感じがあったが気のせいか?
まぁ、各人の部屋が決まればいいか。
「私は主様の向かいを希望します」
「ユキはマコトと一緒~」
「なら、我は主殿の隣にしよう」
「なんで?まぁ、いいけど」
「俺はマスターの右隣で」
「あ、なら私は左隣で」
「え?!俺は?」
一人出遅れたガイは周りをキョロキョロしながら聞いていた。
うん、もう、選択しないんだよな。
諦めな、ガイ。
「レイの向かいだろうな。ユキの部屋は今は空きになるけど、いつかは使うだろうし」
「そうでしょうね」
「そうなったらなるべく近い部屋という事でグランの隣ですね」
「だから、ガイは必然的に奥の部屋だな」
「ええ~~。まぁ、いいけどさぁ~」
「良いならそれで決まりですね」
「はい。部屋決め終わりです!」
強制的にレイとユリウスが話を終わらせてしまった。
なんだろう?まぁ、部屋が決まったからいいけど、ガイも驚きはしているが不満はなさそうだ。
自分が意見する前に部屋が決まったのがちょっと引っ掛かったようだがあまり深く考え込まない性格なのか、もう気にもしていないようだったし、これで良しとしよう。
まぁ、人が増えることがあったら変わっていくだろうしな。
決まった部屋の各プレートにそれぞれが鍵を翳して魔力を流した。
すると、プレートに各人の名前が刻まれた。
ユキは俺と一時的に同じ部屋にしたからユキの鍵も一緒にした。そしたら連名になった。
「あ、ちゃんと連名になったな」
「うん!」
「よし、各人の部屋を見て必要なものを決めてくれよ。買い物にいくから」
「おう」
「「「わかりました」」」
「「は~い」」
各人のいい返事を聞きながらそれぞれが部屋の中に入っていった。
【亜空間住居】
空間魔法を用いた住居空間。亜空間の中に住居空間が出来ているが、時間は外の世界と同じように過ぎていく。
対となる鍵の数だけ個室ができ、それ以外にリビングとダイニングとキッチンがある。
リビングとダイニングとキッチンの広さは魔石の大きさと質に左右されるため広げることはできない。
なんというか、反則技?
何?普通に○LDKじゃん!しかも、○のところは増やせるようになってるし。スゴいの一言だわ。
まぁ、早速室内を確認していこう。
俺が魔石に鍵を翳すとガチャっと音がして空間が開いた。扉の辺りにつければその扉が出入り口となるのだ。
今回のように何もなければ魔法具から出入りできる空間が開くようだ。
興味津々な全員で入っていくとまぁ~スゴい、スゴい。
現在はなにも置いてないがすごい広さだ。
入ってすぐはリビングダイニングキッチンになっている。隔てるものがない大きな場所だ。普段はここで過ごしてもいいなぁ。
キッチンは対面キッチンカウンターになっている。カウンターのスペースもいい感じ、椅子を置いて座るのもいいけど、そのままにして下に収納スペースにしてもいいなぁ。
調理スペースは何もない今でも男が三人がすれ違っても余裕のある広さ、キッチン用の魔法具をたくさん置けそう。換気は自動的に出来るようになっている、どこから出るのか分からないけど。
これでも俺は家事が好きだからここまで充実したキッチンは本当に嬉しいわ。腕がなるぜ!って云うほどではないが作るのも振る舞うのも好きだから楽しみだ。
ん?なんか主婦?主夫のような話……。
気にしないでおこう。
あとはただ広いリビングがあり、入り口から左側の壁の方に扉が三つある。
一つはトイレ、もう一つは脱衣・洗面所からの風呂場だった。
洗面は二人同時にできるし、洗濯機を置いて洗濯も可能だ。風呂場も男が三、四人一緒に入っても余裕がある作りだ。
本当に換気ってどういう仕組みなのか、気にしても仕方ないので次に行こう。
最後の扉には階段が出てきた。
登っていくと左右に個室用の扉が並んでいた。
つまり、いくら人が増えても広がるのはここだけというわけだ。一室一室にネームプレートがかかっている。
現在は何も書かれていない。
「このプレートに鍵を翳して、魔力を込めると、自分の部屋になるようだな」
「ってことはどこでも好きな所を部屋にしていいの?」
「ああ、俺はできれば階段近くがいい」
「なんで?」
「ん?料理とか好きだからな。仕込みとかで早くに起きた時足音とか気になるだろう。だから、すぐに行ける階段近くがいいんだ」
「ふーん、僕は真ん中ぐらいがいいなぁ。みんながいるのわかるし」
俺とエドが希望を言ってるとユリウスたちがそれにのってきた。
だけど、なんだか、ユリウスとレイが目配せをしたような感じがあったが気のせいか?
まぁ、各人の部屋が決まればいいか。
「私は主様の向かいを希望します」
「ユキはマコトと一緒~」
「なら、我は主殿の隣にしよう」
「なんで?まぁ、いいけど」
「俺はマスターの右隣で」
「あ、なら私は左隣で」
「え?!俺は?」
一人出遅れたガイは周りをキョロキョロしながら聞いていた。
うん、もう、選択しないんだよな。
諦めな、ガイ。
「レイの向かいだろうな。ユキの部屋は今は空きになるけど、いつかは使うだろうし」
「そうでしょうね」
「そうなったらなるべく近い部屋という事でグランの隣ですね」
「だから、ガイは必然的に奥の部屋だな」
「ええ~~。まぁ、いいけどさぁ~」
「良いならそれで決まりですね」
「はい。部屋決め終わりです!」
強制的にレイとユリウスが話を終わらせてしまった。
なんだろう?まぁ、部屋が決まったからいいけど、ガイも驚きはしているが不満はなさそうだ。
自分が意見する前に部屋が決まったのがちょっと引っ掛かったようだがあまり深く考え込まない性格なのか、もう気にもしていないようだったし、これで良しとしよう。
まぁ、人が増えることがあったら変わっていくだろうしな。
決まった部屋の各プレートにそれぞれが鍵を翳して魔力を流した。
すると、プレートに各人の名前が刻まれた。
ユキは俺と一時的に同じ部屋にしたからユキの鍵も一緒にした。そしたら連名になった。
「あ、ちゃんと連名になったな」
「うん!」
「よし、各人の部屋を見て必要なものを決めてくれよ。買い物にいくから」
「おう」
「「「わかりました」」」
「「は~い」」
各人のいい返事を聞きながらそれぞれが部屋の中に入っていった。
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