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帰還
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「エンジェ、今のはなに?」
「今のは〈聖別の矢〉の追加効果です」
「追加効果?」
「はい、〈聖別の矢〉によって受けたダメージと同等のダメージを追加で与えるという効果があるんです」
「だから、倒せたのね」
「はい、それでどうしますか?」
「どうするって?」
「どうやら、ボスを倒したことにより徐々に崩壊が始まっているようです」
ユランが周りを見ると
天井や壁が徐々に塵になっていた
「どうやって出たら良いの?」
ユランが考えていると目の前に画面が現れた
-帰還しますか?-
はい・いいえ
ユランはベアベアを抱き
「助けてくれてありがとうね、エンジェ」
エンジェは優雅に頭を下げ
「当然の事をしたまでです、ユラン様」
ユランがはいを選ぶと
次の瞬間
元の場所へと戻ってくると
ウリエがこちらを見ながら
「どうじゃったかの?ユラン殿」
「有意義な時間を過ごせました」
「それは良かった、して、そちらの子は新しい仲間かい?」
ウリエはユランの背後を指差した
「えっ」
ユランが振り向くと
そこには小さくなったエンジェが笑顔で浮かんでいた
「どうして、エンジェがここに?」
「そりゃ、ユラン殿が作りだしたんじゃろ?」
ユランは振り返り
「そうですけど、あのエリアは本当のエリアじゃないから」
「あのエリアの素材で作ったものはこちらの世界にも持ってくれるんじゃよ」
「だから、エンジェも来れたのね」
エンジェは頭をペコリと下げ
「はい、ユラン様、これからもよろしくお願いします」
「えぇ、よろしくね、エンジェ」
頭を上げたエンジェは天使のような笑顔を浮かべ
「はい、ユラン様」
「ユラン殿、このあとはどうするのじゃ?」
ユランは時間を確かめ
「後30分位は居れるから、本の続きを読んでも良いかしら?」
「大丈夫じゃよ、飲み物はさっきと同じでいいかの?」
ユランは30分後にアラームを設定をして
椅子に座り、本を開き
「はい、お願いします」
「エンジェちゃんは何がいいかの?」
エンジェはユランの隣に座り
「ホットミルクをお願いします」
「了解じゃ」
ウリエは紅茶とホットミルクを二人の前に出し
写真集を読み始めた
「今のは〈聖別の矢〉の追加効果です」
「追加効果?」
「はい、〈聖別の矢〉によって受けたダメージと同等のダメージを追加で与えるという効果があるんです」
「だから、倒せたのね」
「はい、それでどうしますか?」
「どうするって?」
「どうやら、ボスを倒したことにより徐々に崩壊が始まっているようです」
ユランが周りを見ると
天井や壁が徐々に塵になっていた
「どうやって出たら良いの?」
ユランが考えていると目の前に画面が現れた
-帰還しますか?-
はい・いいえ
ユランはベアベアを抱き
「助けてくれてありがとうね、エンジェ」
エンジェは優雅に頭を下げ
「当然の事をしたまでです、ユラン様」
ユランがはいを選ぶと
次の瞬間
元の場所へと戻ってくると
ウリエがこちらを見ながら
「どうじゃったかの?ユラン殿」
「有意義な時間を過ごせました」
「それは良かった、して、そちらの子は新しい仲間かい?」
ウリエはユランの背後を指差した
「えっ」
ユランが振り向くと
そこには小さくなったエンジェが笑顔で浮かんでいた
「どうして、エンジェがここに?」
「そりゃ、ユラン殿が作りだしたんじゃろ?」
ユランは振り返り
「そうですけど、あのエリアは本当のエリアじゃないから」
「あのエリアの素材で作ったものはこちらの世界にも持ってくれるんじゃよ」
「だから、エンジェも来れたのね」
エンジェは頭をペコリと下げ
「はい、ユラン様、これからもよろしくお願いします」
「えぇ、よろしくね、エンジェ」
頭を上げたエンジェは天使のような笑顔を浮かべ
「はい、ユラン様」
「ユラン殿、このあとはどうするのじゃ?」
ユランは時間を確かめ
「後30分位は居れるから、本の続きを読んでも良いかしら?」
「大丈夫じゃよ、飲み物はさっきと同じでいいかの?」
ユランは30分後にアラームを設定をして
椅子に座り、本を開き
「はい、お願いします」
「エンジェちゃんは何がいいかの?」
エンジェはユランの隣に座り
「ホットミルクをお願いします」
「了解じゃ」
ウリエは紅茶とホットミルクを二人の前に出し
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