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依頼報告と変態遭遇
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ー錬金術研究所・フラム支部ー
すだち達はカウンターへと向かった
気付いたフィアラは
「お帰りなさいませ、すだち様」
「キュア草採ってきました」
「かしこまりました、こちらに出していただいてもよろしいですか?」
フィアラは銀のトレーをカウンターの上に出した
「わかりました」
すだちはトレーにキュア草を10本を出した
「それでは確認させていただきますので少々お待ちください」
「はい」
フィアラはトレーを持って
奥へと向かった
ー数分後ー
フィアラが戻ってきた
「お待たせ致しました、すだち様」
「いえ、大丈夫です」
フィアラは椅子に座り
「すだち様が採ってきていただいた
キュア草はどれも状態がよろしかったので1本5Rプラスさせていただきますが
よろしいですか?」
「はい、それでお願いします」
「かしこまりました、それではカードをよろしいですか?」
すだちはカードをフィアラに手渡した
「お預かりいたします」
フィアラはカードを読み取り
カードをすだちに返した
「こちらが今回の報酬の150Rでございます、お確かめください」
銀のトレーには100円位の大きさの銀のコインが1枚
10円位の大きさの茶色のコインが5枚置かれていた
「ありがとうございます」
すだちがコインに触れると消えた
「えっ」
すだちが驚いていると
「大丈夫ですよ、財布に自動で収納されているそうですから」
「そうなんですか」
すだちが確認すると150Rがちゃんと増えていた
「他にご用件はございますか?すだち様」
「いえ、特にはないです」
「かしこまりました」
すだちはカウンターを離れ
掲示板へと向かった
(どんな依頼があるのかな?)
掲示板見てると採取依頼や実験の手伝いなどがあり
その中で一番目立つように貼られていた依頼書を読んだ
内容は一行だけだった
僕を興奮させてくれるゴーレム求む
報酬
依頼主
カラン
(興奮させてくれるゴーレム?なんで報酬が書かれてないのかな?聞いてみよ)
すだちはカウンターへ戻り
「すみません、フィアラさん」
フィアラは微笑み
「いかがなさいましたか?すだち様」
「聞きたいことがあるんですが?」
「なんでしょうか?」
「掲示板に貼っていた依頼のことなんですが」
「はい」
「僕を興奮させてくれるゴーレムを求むって何ですか?
それとなんで報酬がないんですか?」
フィアラは微笑んだまま固まった
「フィアラさん?」
「はっ申し訳ありません」
フィアラは慌てて頭を下げた
「いえ、大丈夫です、それでどういうことなんですか?」
「恥ずかしながら、その依頼を出したのは支部長なんです」
「所長って錬金術研究所・フラム支部のですか?」
「はい、そうです」
フィアラは溜め息をつきながら説明してくれた
「カラン支部長はゴーレム研究だけをしている人で
世の中にいる全てのゴーレムを知っていると言っても過言ではないです
しかし、カラン支部長は〈俺が見たことがないゴーレムが何処かにいるはずだ〉って言って」
「それであの依頼ですか、なら見たことないゴーレムと書けばいいのでは?
なぜ僕を興奮させてくれるゴーレムを求むなんですか?」
「カラン支部長が言うには〈ただのゴーレムでは駄目だ、僕を興奮させてくれるゴーレムじゃなければ〉と言うことです」
「そうなんですか、それはなんというか」
「良いんですよ、はっきり変態と言っていただいて」
フィアラがそう言っていると
カウンター奥の扉が開き
数枚の紙を持った白衣の男性が現れた
「フィアラくん、この書類のことなんだけど」
男性はすだちの方を見ると固まり
書類を落とした
「カラン支部長、何してるんですか?」
フィアラはカランに近付き
書類を拾った
「見つけた」
「はい?何ですか
カラン支部長」
「見つけた、僕を興奮させてくれるゴーレム!!」
カランはそう叫ぶと走り出し
カウンターを飛び越え
カボスに抱き付こうとするが
カボスに避けられ
カランは床に派手な音ともに床に激突した
カラン
ー錬金術研究所・フラム支部ーの支部長で
ゴーレムに対してただならぬ愛があり
支部長室にはお気に入りのゴーレムを置いており
良く頬擦りや抱き付いている
すだち達はカウンターへと向かった
気付いたフィアラは
「お帰りなさいませ、すだち様」
「キュア草採ってきました」
「かしこまりました、こちらに出していただいてもよろしいですか?」
フィアラは銀のトレーをカウンターの上に出した
「わかりました」
すだちはトレーにキュア草を10本を出した
「それでは確認させていただきますので少々お待ちください」
「はい」
フィアラはトレーを持って
奥へと向かった
ー数分後ー
フィアラが戻ってきた
「お待たせ致しました、すだち様」
「いえ、大丈夫です」
フィアラは椅子に座り
「すだち様が採ってきていただいた
キュア草はどれも状態がよろしかったので1本5Rプラスさせていただきますが
よろしいですか?」
「はい、それでお願いします」
「かしこまりました、それではカードをよろしいですか?」
すだちはカードをフィアラに手渡した
「お預かりいたします」
フィアラはカードを読み取り
カードをすだちに返した
「こちらが今回の報酬の150Rでございます、お確かめください」
銀のトレーには100円位の大きさの銀のコインが1枚
10円位の大きさの茶色のコインが5枚置かれていた
「ありがとうございます」
すだちがコインに触れると消えた
「えっ」
すだちが驚いていると
「大丈夫ですよ、財布に自動で収納されているそうですから」
「そうなんですか」
すだちが確認すると150Rがちゃんと増えていた
「他にご用件はございますか?すだち様」
「いえ、特にはないです」
「かしこまりました」
すだちはカウンターを離れ
掲示板へと向かった
(どんな依頼があるのかな?)
掲示板見てると採取依頼や実験の手伝いなどがあり
その中で一番目立つように貼られていた依頼書を読んだ
内容は一行だけだった
僕を興奮させてくれるゴーレム求む
報酬
依頼主
カラン
(興奮させてくれるゴーレム?なんで報酬が書かれてないのかな?聞いてみよ)
すだちはカウンターへ戻り
「すみません、フィアラさん」
フィアラは微笑み
「いかがなさいましたか?すだち様」
「聞きたいことがあるんですが?」
「なんでしょうか?」
「掲示板に貼っていた依頼のことなんですが」
「はい」
「僕を興奮させてくれるゴーレムを求むって何ですか?
それとなんで報酬がないんですか?」
フィアラは微笑んだまま固まった
「フィアラさん?」
「はっ申し訳ありません」
フィアラは慌てて頭を下げた
「いえ、大丈夫です、それでどういうことなんですか?」
「恥ずかしながら、その依頼を出したのは支部長なんです」
「所長って錬金術研究所・フラム支部のですか?」
「はい、そうです」
フィアラは溜め息をつきながら説明してくれた
「カラン支部長はゴーレム研究だけをしている人で
世の中にいる全てのゴーレムを知っていると言っても過言ではないです
しかし、カラン支部長は〈俺が見たことがないゴーレムが何処かにいるはずだ〉って言って」
「それであの依頼ですか、なら見たことないゴーレムと書けばいいのでは?
なぜ僕を興奮させてくれるゴーレムを求むなんですか?」
「カラン支部長が言うには〈ただのゴーレムでは駄目だ、僕を興奮させてくれるゴーレムじゃなければ〉と言うことです」
「そうなんですか、それはなんというか」
「良いんですよ、はっきり変態と言っていただいて」
フィアラがそう言っていると
カウンター奥の扉が開き
数枚の紙を持った白衣の男性が現れた
「フィアラくん、この書類のことなんだけど」
男性はすだちの方を見ると固まり
書類を落とした
「カラン支部長、何してるんですか?」
フィアラはカランに近付き
書類を拾った
「見つけた」
「はい?何ですか
カラン支部長」
「見つけた、僕を興奮させてくれるゴーレム!!」
カランはそう叫ぶと走り出し
カウンターを飛び越え
カボスに抱き付こうとするが
カボスに避けられ
カランは床に派手な音ともに床に激突した
カラン
ー錬金術研究所・フラム支部ーの支部長で
ゴーレムに対してただならぬ愛があり
支部長室にはお気に入りのゴーレムを置いており
良く頬擦りや抱き付いている
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