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おとぎ話
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むかしむかし
森には小人達が住んでいました
小人達は弱い力と極少量の魔力しかありませんでした
しかし
小人達には1つだけ特別な能力がありました
それは精霊の姿が見え
喋ることできるのです
小人達は精霊達と仲良く暮らしていましたが
だが小人達は森に住んでいる魔物たちにとっては
良質の餌で小人達は魔物に襲われていました
だんだんと数が減っていくのを見ていた精霊達は
精霊の母にお願いをしました
小人達を守るために助けてほしいと
精霊の母はその願いを聞いて
2つの魔法を森に掛けました
悪意を持った者を小人に近付けない魔法
小人を許した者しか入れない魔法
そうして
小人達には平和が戻りました
「という話なんです」
スズはお茶を一口飲み
「なるほどねぇ、あの森にそんな秘密があったとわね、じゃあポルクも」
「はい、精霊が見えますし、話すこともできます、黙っていてすみません、街の長老達に信頼できる人間以外には言わないようにと言われたので」
「いいんだよ、黙ってるのは仕方ないからね、私達以外に知ってる人はいるのかい?」
「はい、ギルドマスターのルウシュさんとナタリさんには話しています」
「そうかい、カイナ、あんたも喋るんじゃないよ」
スズはカイナは軽く睨んだ
「わかってるよ、精霊が見えるならまだしも精霊と喋れるなんて、精霊術師の中でも数人しかいないんだから言えるはずない」
カイナは両手を軽く上げ、答えた
「わかってるなら、いいんだよ」
スズは一口お茶を飲んだ
「まぁ、知られたら厄介なやつもいるしな」
「厄介なやつって誰ですか?」
「あぁ、ポルクはまだ会ったことがないか、精霊術師ギルドマスターのナク」
「初めて聞く名前ですね、どうして厄介なんですか?」
「あぁ、ナクは精霊への愛が凄いんだ、そのせいで精霊術師になった位だからな」
「凄い人ですね、ナクさんって」
「あぁ、だからこそギルドマスターになれたんだがな、だがそれ以上にヤバイんだ」
「ヤバイ?」
「あぁ、見たことがない精霊が現れたら仕事を放棄して会いに行き、精霊に対して酷いことをしていた組織を壊滅させたりしてたからな」
「それは凄いですね」
「そんな凄いナクでも、精霊と喋れることはできない」
「そうなんですか」
「あぁ、だからポルクのことを知られたら、速攻でポルクの元へとやってくる」
「僕のところにですか?」
「そして十中八九、ポルクを拉致するだろう」
「僕を拉致ですか?なんで?」
「当たり前だろ、精霊と話せる存在は貴重、そんな喉から手が出るほど貴重な存在だからだ」
「そうなんですかね?」
「そうだ、そうなった場合、街は良くて半壊、悪くて全壊だ」
ポルクはお茶を吹き出し
「なんで、そんなことなるんですか!?」
「まぁ、そうなるだろうねぇ、ナタリがいるからねぇ」
ポルクはスズを見て
「なんで?ナタリさんが出てくるんですか?」
スズはニコリと笑い
「それはおいといて、決してナクに近づいては駄目だよ」
「なんでナタリさんが?」
スズはなにも言わせないような笑顔で
「ナクに近づいてはダメだよ」
ポルクは顔をひくつかせながら
「はい、わかりました」
森には小人達が住んでいました
小人達は弱い力と極少量の魔力しかありませんでした
しかし
小人達には1つだけ特別な能力がありました
それは精霊の姿が見え
喋ることできるのです
小人達は精霊達と仲良く暮らしていましたが
だが小人達は森に住んでいる魔物たちにとっては
良質の餌で小人達は魔物に襲われていました
だんだんと数が減っていくのを見ていた精霊達は
精霊の母にお願いをしました
小人達を守るために助けてほしいと
精霊の母はその願いを聞いて
2つの魔法を森に掛けました
悪意を持った者を小人に近付けない魔法
小人を許した者しか入れない魔法
そうして
小人達には平和が戻りました
「という話なんです」
スズはお茶を一口飲み
「なるほどねぇ、あの森にそんな秘密があったとわね、じゃあポルクも」
「はい、精霊が見えますし、話すこともできます、黙っていてすみません、街の長老達に信頼できる人間以外には言わないようにと言われたので」
「いいんだよ、黙ってるのは仕方ないからね、私達以外に知ってる人はいるのかい?」
「はい、ギルドマスターのルウシュさんとナタリさんには話しています」
「そうかい、カイナ、あんたも喋るんじゃないよ」
スズはカイナは軽く睨んだ
「わかってるよ、精霊が見えるならまだしも精霊と喋れるなんて、精霊術師の中でも数人しかいないんだから言えるはずない」
カイナは両手を軽く上げ、答えた
「わかってるなら、いいんだよ」
スズは一口お茶を飲んだ
「まぁ、知られたら厄介なやつもいるしな」
「厄介なやつって誰ですか?」
「あぁ、ポルクはまだ会ったことがないか、精霊術師ギルドマスターのナク」
「初めて聞く名前ですね、どうして厄介なんですか?」
「あぁ、ナクは精霊への愛が凄いんだ、そのせいで精霊術師になった位だからな」
「凄い人ですね、ナクさんって」
「あぁ、だからこそギルドマスターになれたんだがな、だがそれ以上にヤバイんだ」
「ヤバイ?」
「あぁ、見たことがない精霊が現れたら仕事を放棄して会いに行き、精霊に対して酷いことをしていた組織を壊滅させたりしてたからな」
「それは凄いですね」
「そんな凄いナクでも、精霊と喋れることはできない」
「そうなんですか」
「あぁ、だからポルクのことを知られたら、速攻でポルクの元へとやってくる」
「僕のところにですか?」
「そして十中八九、ポルクを拉致するだろう」
「僕を拉致ですか?なんで?」
「当たり前だろ、精霊と話せる存在は貴重、そんな喉から手が出るほど貴重な存在だからだ」
「そうなんですかね?」
「そうだ、そうなった場合、街は良くて半壊、悪くて全壊だ」
ポルクはお茶を吹き出し
「なんで、そんなことなるんですか!?」
「まぁ、そうなるだろうねぇ、ナタリがいるからねぇ」
ポルクはスズを見て
「なんで?ナタリさんが出てくるんですか?」
スズはニコリと笑い
「それはおいといて、決してナクに近づいては駄目だよ」
「なんでナタリさんが?」
スズはなにも言わせないような笑顔で
「ナクに近づいてはダメだよ」
ポルクは顔をひくつかせながら
「はい、わかりました」
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