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またまた
しおりを挟む数日前ジョナさんがまた一つ歳をとった。そして、もうすぐ私も年齢と言うブロックを積み立てるので、二人の誕生日を残りの二人が祝ってくれた。
美味しくなかったタルトのチーズケーキとフルーツとスナックを持って、鴨川でピクニックをした。
美味しくなかったと言うのは皆のコメントで、私は極めて普通だと思った。スーパーで買うケーキにそこまでのクオリティーを求めてはいけないと思う。しかも『チーズがない』と文句を言っていたルーカスは、タルト生地が美味しいと言っていたので、別にクリームチーズの部分が少なくても良かったのではないかと思う……
私は相当な甘い物好きで、基本甘いものしか食べない。体の心配をしてくれる人もいるが、体より頭が弱いと説明すると、誰も私がお菓子しか食べなくても気にしなくなる。
子供のころ、病院で暮らしていた私は自分が植物になれると思っていた。点滴を打っていると、何も食べなくていいからだ。透明の液体が水に思えて、ずっとベッドに横たわっていると自分が植物になれたような気がして私は好きだった。
でも人間であると認めないといけなくなったので、私は再び食べだした。
本当は何も口にしたくない。でもどうせ食べないといけないなら、少ない量でエネルギーが沢山入っているのが良い。その結果、お菓子が多くなったと言うだけだ。
まぁ何が言いたいかと言うと、基本食べる量が少ないので皆と食べること自体あまりないので、こうやって一緒にケーキが食べれて嬉しかったと言いたかっただけだ。
明日から新学期なので、私はやっとまた留学生に戻る。また勉強できるのは良いが、最初の2ヶ月はきっとまたパニクるだけの日々なので、少し怖い……そして慣れてきたころには母国に帰る支度をしていると思うと、少し寂しい……
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