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第4章 乙女ゲーム編

傍から見れば

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 かなり失礼な視線を向けたと言うのに、それに怒らずただただ見つめ返してくる殿下。
 そんな場合ではないと分かっておりますのに、どうしても鼓動が強く激しくなってしまいます。

「アメリア。私は君の事を心から大切に思っているんだ。
 先ほどは確かに失言をしてしまったが、それでも私の正直な気持ちに違いない。
 勿論君の気持を蔑ろにしたい訳がないし、いずれ国を背負って立つ以上私情に流されない事も必要になるだろう。
 それでも、今の私には君が傷ついたりするのが許せないし、少しでも力になりたいと思っている。
 国の立場から見ても精霊様に愛された次期王妃なんだ、寧ろこれでもかなり甘いくらいなのではないかと思う。
 ただ、先ほどの言葉に付け加えるならば、蔑ろにするどころか君の気持ちこそを優先したいと思うのだ。
 だから、私は私が最良だと考えられる方法を選ぶつもりだが、君の気持ちを今みたいに正直に伝えて欲しい。
 君の嫌がる事なんて、したい訳ではないのだからね」

 喋りながら手を握られ、熱のこもった声色と視線を全身に受けます。
 そのあまりの熱っぽさにあてられてしまい、顔どころか体中が沸騰してしまったのかと錯覚してしまうほど熱いです。
 本当にずるいお方、そんな事を言われてしまったら反論出来ないじゃないですか。
 頭の回転だって非常に鈍くなってしまいましたし。

「殿下はやっぱりずるいですわ。
 そんな事を言われてしまったら、何も言えなくなってしまいます……」

 なんとかそれだけ口にしますが、あまりの気恥ずかしさから視線を下げてしまいます。

「それだけ、君の事を想っているんだよ」

 優しい殿下のお言葉が上から降って来て、優しく頭を撫でられてしまいます。
 これではまるで私があやされているようで、少し釈然としません。

「殿下は私に甘すぎるのです。
 私だって……殿下のお力になりたいと思っておりますし、お慕いしておりますのよ?
 一方的な関係なんて望んでおりませんし、夫婦となる以上は対等でありたいと思ってもいます」

 そもそも、助けられるだけなんて私の目指す淑女像からもかけ離れ過ぎますからねと、心の中で呟きつつ殿下を見上げます。
 すると、驚いた表情を浮かべた後、ふっと優しく微笑まれる殿下。

「勿論だとも。
 その関係性が私としても望ましいし、私の理想の夫婦像でもある。
 ただ、今回の件に関して言えば、今のところ君ばかり悪影響を受けているようだ。
 これがもし逆だとしたら、私は君の力になりたいと思ってもやれる事は少なかっただろうし、君は私に対して色々やろうとしてくれるだろう?
 あくまでも、今の状況のせいだし、それは本当は君だって分かっているんじゃないかい」

 優しくそれでも諭すように仰る殿下。
 確かに逆の状況でしたら……どうなったでしょう?
 もしかするとディア様と大精霊様に勝算などなくとも突っ込んでいたかもしれませんし、用意周到に準備を始めたかもしれません。
 ただ、少なくとも殿下を見捨てたり全力を尽くして力になろうとしない、なんて事はありえなかったでしょう。

 そこまで考えを巡らせて、ふとある事に気がつきます。

「私の気持ちを優先して下さるのなら、先に殿下からではなく私からフランソワーヌ様にお話しさせて頂いても宜しかったのではないでしょうか?」

「うぐっ、いや、その、それはだな。えっと……」

 気付いた事を何も考えずに言葉にしたのですが、思いっきり言葉に詰まる殿下。
 明らかにうろたえ始め、視線だって泳ぎまくっています。
 その姿がおかしくて、ついつい笑ってしまいました。

「殿下、私を言いくるめようとしていらっしゃったのですね?
 酷いですわ」

「あ、いや、その。決してそう言う訳では、その……すまなかった」

 笑っているから本気ではないと伝わっているのでしょうけど、責める私の言葉にすぐに白旗を上げられる殿下。
 なんだか殿下が凄く大人で、自分が物凄く子供になってしまったような気すらしていたのですが。この分では殿下も私と同じで十分未熟な面があると言う事なのでしょうね。
 そう思うと安堵感が出てきて、余裕も出てきます。
 こうして直ぐに頭を下げられるのは見習わねばなりませんね。
 なんて思っているとびしばしと視線を感じて、そちらを向けばいつの間にやら話し終わったらしいラクサスとフランソワーヌ様がこちらを生温かく見守っていらっしゃいました。

「あ、お二人とも。逢引きはもう終わったのでしょうか?」

「そうそう、ラクサス様と共に邪魔者は終わるまで黙っておきますから、どうぞお続けになって下さいませ」

 にこやかに言ってくるお二人に、かぁっと先ほど以上に全身が熱くなります。
 つい助けを求める為に殿下へと視線を向ければ、私と全く同じような様子の殿下と視線が合ってしまいます。
 あう、これはどうしましょう。
 そのまま二人でおろおろしておりますと、くすくすと笑い声が聞こえてきました。

「お二人が何を話されていたか分かっておりますし、こちらの誤解はちゃんと解きましたのでご安心下さい」

「そうですね、殿下がそれだけ強いお気持ちを抱いていらっしゃるのは、きっとお姉様にとっても良い事でしょう。
 これだけ気持ち悪い空間だと、私達以外で正気を保っていられる方はいないと思ってよいくらいですし」

 ラクサスの笑顔での言葉には、ただただ恥ずかしさが増して行きましたが、フランソワーヌ様の真剣なお言葉に浮ついた空気も引き締まります。

「つまり、フランソワーヌ嬢には現状が見えていると、そう捉えて良いのだろうか?」

 殿下の御言葉に頷かれるフランソワーヌ様。

「精霊様に好まれていらっしゃる皆様が見えていらっしゃらないのは意外でしたが、これは多分私が魔眼持ちだからでしょう。
 ああ、場所によっては神の贈り物と呼んだり様々で、その中でも最も使われている愛称が魔眼と言うだけです。
 昔はともかく、今では私なりに割り切っておりますので悪しからず。
 それに、その事に言及している場合でもないと思ってます」

 つい私が言葉を紡がずとも口を開いたからでしょう、そうやって先にフォローされるフランソワーヌ様。
 実際割り切っていらっしゃる様にも見えますし……本当はそれが前向きな意味なのか、そのくらいは確認したかったのですが。
 ちらりと殿下とラクサスを見れば、お二人ともその言葉にとりあえず納得する姿勢のようです。
 ならば、今ここで私がお聞きしたとしても聞き出せない上に、殿下やラクサスから窘められる事でしょう。
 口惜しい気持ちはございますが、この問題が片付いたら改めてお聞きする事にします。

 そうやって考えをまとめている私の様子をうかがっていたのでしょう、丁度よいタイミングで再び口を開かれます。

「とにかく、私は力の流れが見えるのですが、今朝から信じられない量の力が働いています。
 それも、一人の生徒を中心として」

 その瞬間何かを思い出すように視線を外されるフランソワーヌ様。
 すぐに、私はある事に思い当たります。

「その方は、転校生でしょうか?」

 その言葉を受け、皆様の視線が集まります。
 さて、乙女ゲーだの言っても真剣に聞いて下さるでしょうけど、時間も掛かれば実際にどのくらい影響しているかも定かではございません。
 ここにいらっしゃる皆様には話しても良いとは思うのですが、まだ時期尚早な気もします。
 少なくとも、乙女ゲーでの主人公でもあった転校生さんとお話してからですね。

「……勿論お姉様も他の者とは比べ物にならないほど力を受けているのですよ。
 殿下やラクサス様、それに私も他の教師や生徒の皆様と比べれば大きい力を受けております。
 ただ、お姉様を含め力の強さはここに居る私達の間で殆ど変わりません。
 そして、お姉様のおっしゃった通り転校生が私達と比べてすら、圧倒的に強大な力に包まれております」

「なるほど、異例の転向は決して無関係ではなかったと」

「そうですね、お姉様への実害ばかりに気をとらわれ過ぎて気付きませんでしたが、タイミングを考えれば最初に浮かんでもおかしくないでしょう。
 お姉様が直ぐに浮かんだもの、ご自身ばかりに影響を受けていたからこそだったのでは?」

 フランソワーヌ様のお言葉に、殿下続いてラクサスが言葉を発します。
 うーん、嘘を付くほどの事ではありませんし、ここは思っている事を正直に答えましょう。

「実はそれだけではないです。
 だからこそ、先ずはその方と話したいと思うのですが」

「私は反対です!!」

 今までで一番と言っても差し支えがないほど大きな声を上げられたフランソワーヌ様。
 あまりの形相に吃驚しておりますと、一呼吸置かれて更に言葉を続けられます。

「力を断トツで受けているのは彼女なのですが、彼女への力だけ毛並みが違うのです。
 上手く言い表せないくらいの差で違いはありますが、まるで精霊様から守られている皆様のような感じの力でした。
 実は同じクラスで、何故か席も隣になりそうだったのですが。そうなるように力も仕向けられていてとても気持ち悪かったです。
 私に彼女へ悪しき感情を抱かぬような洗脳もしようとしたのだと感じましたし、不幸中の幸いはその力を払ってもそれ以上の干渉はなかった事でしょうか。
 だからこそ、こちらからの接触はかなりまずいと思うのです」

 一気に言いきって、息を荒げるフランソワーヌ様。
 余程の事態だったのでしょう。
 ただ、少し気になる事があってそれを問いかけます。

「力の影響は分かったのですが、肝心の転校生さんの反応はどうだったのでしょう?」

「そうだな、それは私も気になるところだ」

「ええ、フランソワーヌ様が一度お払いになったとは言え、その転校生の先輩殿が接触しようとしていたらまた影響を受けていたと思うのです。
 その辺りをはっきりして頂かないと、どんな態度だったのかで今後の対応は変わりますから。
 ああ、お姉様は絶対接触しないのは賛成ですよ。
 それは殿下も同意見でしょうし、どうか堪えて下さいませ」

 私達の反応に不服そうだったフランソワーヌ様ですが、ラクサスの言葉の後半辺りで表情を和らげ、聞き終えて殿下の方を見れば申し訳なさそうに頷かれてしまいます。

「……分かりました。私は接触しないようにしますから続けて下さい」

 ここは折れるべきだとそう言いましたが、なんとも歯がゆいものですね。
 ただ、明らかに皆様が安堵なさったので、少なくともしばらくはお任せする事にしましょう。

「では続けます。
 彼女は教師から私の名前を聞くや驚きの表情で私の顔を見つめてきました。
 その後何故か怯える様子で私の事を窺っていたのですが、私が必要最低限の対応しかしないでいるこれまた不思議な事にほっとした様子でしたね。
 とは言え、あれだけの力に守られてしまっていると、彼女自身の感情は全く見えませんので、どれだけ本当の事やら……
 それに、申し上げた通り最低限の言葉しか交わしておりませんし、そもそもあんな気持ち悪いもの視界にも入れたくありませんでしたからそれ以上は何にも分かりません」

 はっきりきっぱり仰るフランソワーヌ様に、思わず苦笑いがこぼれてしまいました。
 相変わらずはっきりと物事を仰るお方だと思いますが、それも相手が私達だからでしょう。
 そう考えると嬉しさもありますが、ここまであけすけですと寧ろ小気味よくもありますわね。

 ただ、彼女自身の反応を聞いた限りでは、寧ろ予想と外れてしまっております。
 個人的には原作通りにしようとするか、はたまた違う方向でアプローチをしてくるかの方向で考えていたのです。
 つまり、いい意味で予想を裏切られた訳ではありますが、今度は違う疑問が浮かんできます。

「だとすると、何故こんなにも影響が色々と出てしまっているのかますます不思議ですね。
 ある意味予想通り大精霊様から好かれていらっしゃるようですが、それをどこまで認識していらっしゃるのやら……
 ああ、大丈夫です、先ずは皆様にお任せしますから」

 本当はお聞きしに行ってきますねと言うつもりだったのですが、じっとこちらを見つめる皆様の視線に思いとどまります。
 この状況だからこそどうしても直接お話ししたいのですが、それは皆様が接触された後にするとしましょう。
 その代り、どんな印象を皆様が抱かれたとしても絶対に聞きに行きますけどね。
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