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生まれかわり

62 パターンB-40 完

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~ここは狭間の世界。先に亡くなった者が、ここにとどまり。
待つ事が、許される場所~

ハルトがこの場についた時には~2人の姿はなかった。

必死に探すハルトに、優しく懐かしい声で「ハルト」と呼ぶ者がいた。

ハルトが振り向くと。
両手を広げていた。

小さなハルトが、その胸に飛び込んだ。

「母上。」

ギューと抱きしめられ、そのまま抱っこされた。

「さぁ~ハルト。あなたの好きなお菓子を食べに、帰りましょうね。」

「うん。」と小さなハルトは、ニコッとした。
そして~
2人は…消えていった。



ハルトは、ユキト達の前から消えた後。
誰も知らない場所で、自ら命をたった。
リリアを追いかけるために。
今度こそ。
自分が先に、リリアと出会うために。
その願いが叶うまで。
何度でも。何度でも。

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