龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

生まれかわり

35 パターンB-13

あっという間に月日が経ち。

セイとルナは、１６歳になった。

２人は、王都にある全寮制の学院に入学する事になった。
(たまたま受けたテストが上位だったため。推薦されたのだ。)

(姉達の子供達とは、違う学校。１人は、カール国の学校。)

出発の日。

２人を抱きしめ。
「いってらっしゃい。長期休みは、帰って来るのよ。無理せずに。体には気をつけてね。」

「お母さんもね。手紙も書くし、長期休みは必ず帰ってくるよ。」

「お母さん。悩みがあったら一人で悩まずに、おばあちゃんに相談してよ。おばさんでも良いから。(同じ悲劇は嫌だよ。)」

「わかったわ。」

「そろそろ。行く時間だよ。２人とも。しっかりと勉強してくるんだよ。母さんの事は、父さんに任せて。」リリアの腰をしっかり抱くアキト。

それを見て２人は。
「お父さん。(同じ道を歩まないように)ほどほどにね。じゃ～いってきます。」と２人は、学院の馬車がある乗り場まで向かった。

「アキト…淋しいわね。」

「そうだな。」とリリアと家の中に入った。