龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

生まれかわり

7

昨日の大雨が嘘のように。
青空が広がり、晴々とした日。
待ちに待ったこの日を迎えた。

両親が見守る中。

ユキトと姉アリサ。
アキトと私。

母の深い愛情を感じる白いドレスとベールを身に着け。神父の前で、誓いをたてた。

(ハルトは間に合わない為。レストランからの参加になった。)

無事に終わり。２組の夫婦が、誕生した。

「アリサ。リリア。おめでとう。(今度こそ。)幸せになるのよ。」

「ユキト。アキト。２人を義理の息子にできて嬉しいぞ。それでだか～２人を悲しませたら許さないからな。それから～」グチグチ２人に話し出す父。

２人はそれを聞きながら「「はい。お義父さん。」」と返事。

女性３人は「「「ふふふ」」」と。そのやり取りを見て楽しんでいた。


「いつまでも見ていたいけど。そろそろ。ここを出発しないと、開始の時間になるわよ。レストランに向かいましょう。」

トムがニヤリとしながら「そうだな。続きは～家でな。たっぷり話そう。」

ユキトとアキトは「ハハ」と。

アリサが「もう(プンスカ)お父さん。あまり２人をいじめないでよ。」

「そうだよ。嫌になって、どこかに行っちゃったら～(涙)お父さんのせいだからね。」

「リリア。すまん。すまん。」

母クロエが「お父さんには、後で反省してもらうから。行きましょう。」

それぞれ歩き出した。

トムがクロエの肩に手をやると～バシンと叩かれ。

情けない声で「クロエ～」と呼ぶが。プィとされ、歩いて行ってしまった。

再度。情けない声で「クロエ～待ってくれ～。」と追いかけた。