龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

ハルト

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そして。私達家族の幸せを壊した。女王フーカと魔女マノを…私の手によって。人生を終わらせなくては、いけない。

私の殺気で、さらに震えている２人を見た。

女王フーカが２人を指差しながら「思い出したぞ。その紫の髪。そして男女の双子。お前達は最近S級の魔物を倒し、カール国を救ったSS冒険者。双龍の紫セイとルナだな。まさか～ハルトの子供達だったのか。
そうだ。今だったら、お前達の無礼を許してやるぞ。父ハルトは、私の番で王配だ。私達には、子はいない。王子と王女にしてやろう。どうだ？嬉しいだろう。あんな母親よりも。私のような美しい母の方が、嬉しいだろう。自慢できるぞ。」

「ハァ～このおばさん。馬鹿なの？どこが美しいのよ。私には、おばさんの本当の姿が見えるわよ。それに(怒)私達の母さんを馬鹿にしないでくれる(睨む)
それに。あなたが母親？冗談ではないわ。私達の母親は、１人だけよ。」

「そうだよ。おばさんには、無理だよ。」

女王フーカは、ワナワナと怒りをあらわにしていた。

「調子にのりやがって！！」

その横で、ハルトはスッキリした顔で「セイ。ルナ。私とリリアの愛する子供達。」