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ハルト
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しおりを挟むそれから~数年後。
ハルトの変化を女王フーカは、マノに相談をした。
マノは、リリア=フーカと認識する魔法をかける事にした。
それが成功すると。
ハルトは、女王フーカを溺愛した。
強く抱きしめ、深い口づけをする。
ハルトの膝の上に座る女王フーカは、満足した顔をしていた。
ハルトはリリアに、今までしていた事を女王フーカにしているだけなのだ。
ハルトは、幸せだった。愛しの番リリア=女王フーカと、いつも一緒にいられるからだ。
リーア国の女王フーカは、政治に関しては有能だった。周りの人材も一部を除いては、素晴らしい者達がたくさんいたのだ。
王配ハルトと一緒に統治をし、国は栄えていた。
愛し愛してくれる者を手に入れた事によって。
美しさにも、さらに磨きをかけた。他国からも、美の女神と称賛されていた。
他国の舞踏会などに招待されると。美男美女として、憧れの的だった。
女王フーカは、誇らしげにいた。やっと自分のものになったハルト。後は~子供が授かればと、お互いに思っていたが…出来なかった。
マノにできやすい薬を処方されていたが、兆しもなかった。
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