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リリア
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しおりを挟む家に帰りぼーっとしていると、母様が来て「薬を届けてくれてありがとうね。ハルトには、会えたかしら?」
私は無理やり笑顔を作りながら「会えませんでした。きっと忙しいんでしょう。あ。明日。少し出掛けますね。ふふ。私が外出しても。もう。気にする人もいませんし。制限もないので。今まで行けなかった場所まで、足をのばしてみようと思うんですよ。ふふ。これから楽しみだわ。」リリアの指には、あの指輪がなくなっていた。
「リリア。私は薬屋にいるけど~なにかあったら来るのよ。そうそう。セイとルナから、手紙が届いているわよ。部屋に置いといたから。私にも届いて、近々寄るって。良かったわね。」
「本当ですか?母様。部屋に行って読んできますね。」
パタパタと部屋に行った。
そんなリリアを見ながら。
「ハルト。あなたは、どうしてしまったの?セイとルナ。母さんの側に早くいてあげて。それに~これはどういう意味なの?なにかが…おかしいわ。」
2人からの手紙には、魔女マノと女王フーカには気をつけてと書いてあった。
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