龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

東の番クロエ

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私は、母と同じ薬屋をしている。

リリアは、私の店が忙しい時。手伝いを頼むが、家事を中心にしている。

ハルトは騎士団に配属されていたが、実力と元龍騎士団長をつとめていた事が評価され。

女王陛下の専属護衛騎士(5人しかいない。ハルトが入り6人になった。)になった。

女王陛下からの信頼や評価が高い。ハルトは、容姿がいいから(専属護衛騎士達は、容姿がとてもいい。実力もあるが。)

城で働いている者達にも、人気だ。

女王陛下とハルトが並ぶと～どこからか「お似合い。」「２人は～」とか言われているみたいだ。

気になるのは…ハルトは迷惑そうだが、女王陛下はまんざらではないと聞く。

リリアが不安がるのも、わかる。

ハルトにその事を言うと。
「母上。私は、リリア一筋ですよ。ハハ」

昔から見ているから、ハルトのリリアへの愛は疑っていないけど～不安がよぎる。

そんな中。

リリアが妊娠した。

ハルトも期間限定だか、配属を変えてもらった。

リリアに対する溺愛を見て、良かったと。ほっとした。リリアも幸せな顔をしていた。

出産日。

男女の双子が生れた。
(２人とも髪色は、紫だった。)

男の子(兄)は、セイ。
女の子(妹)は、ルナと名付けた。

ハルトは、手慣れた感じで育児をしている。(リリアで経験済み)

毎日。幸せで充実していた。

しかし…。

だんだんと。おかしいと感じ始めたのは～ハルトが、女王陛下の専属護衛騎士に戻ってから歯車が狂い始めたようだ。