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東の番クロエ
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しおりを挟むそんなある日。
とうとう。まちに待った。一通の手紙が私の元に、届いた。
[北の番が、もうすぐ誕生すると]
私は手紙の内容を読み。
驚きとともに、生まれてくる子の境遇に悲しみを感じた。
そう思いながらも。
やっと始まりのこの時が来た事に、歓喜した。
あ~まだこの世界に生まれていなかったから、見つからなかったのか。
「それでよく、探す事ができたのね。ふふ。ここの特殊機関より優秀な者が、女王陛下の配下にいるのね。」
私は直ぐに返事を書いて、魔法でリーア国の女王陛下のもとに送った。
出産予定日になりそうな日。
運命の日[16]
師匠が先に、目的の小さな村の端に魔法陣を描いてくれるそうだ。これで、この東の宮から行ける。
まずは、必要な物を準備しながら「ハルト。いる?」
「どうしましたか?母上。」
「急で申し訳ないけど。15日と16日。仕事休んで、私の手伝いをしてほしいんだけど~大丈夫かしら?私の勘なんだけどね。あなたにとっても、大事な一日になるわ。」
「わかりました。副団長に2日間頼んでおきます。」
「ありがとう。よろしくね。詳しい話は、夕食後にね。」
「はい。」
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