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東の番クロエ
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しおりを挟む母は、一週間眠り続けた。
私は。その間に、父とトムの葬儀をおこない大きな木に埋葬した。
そして。
クロエの捜索と殺された理由の情報を得るために、動いていたが手がかりが見つからなかった。
自分で捜すにも限度があるので、師匠や女王にも助けを求めた。
協力してくれる事になった。
「なんで。早く来なかった。」と怒られてしまったけど。
母が目覚めた。
記憶は失ったままだった。
母を城の奥深くにある、特別室に連れてきた。
最後の望みとして。
母に(苦渋の決断)、記憶を見る事ができる魔道具(女王の許可が必要)を使用した。
スクリーンに映し出される光景は…衝撃だった。
私達は怒りを感じながら、今後の話合いを何度もした。
[クロエ 救出作戦]を。
簡単に、助け出す事はできない。
しかし。龍国のやり方に前々から不満を感じていた女王は、ある事を長年考えていた。
そして。徐々に龍国を破滅に導く計画を、師匠(大魔女)と一緒に裏で進めていた。
私には申し訳なさそうに。
「君は、優秀な魔女だと聞いていた。我々の計画を手伝ってほしい。ただ。フローラの人生を奪うかも知れない。だから。強制はしない。断られたとしても、クロエを救出するのは喜んで協力はするから。安心してくれ。」
私の気持ちは、決まっていた。
「クロエの救出。そして私の家族を不幸にした者たちへの、復讐ができるのであれば(覚悟をした目)。私、フローラの人生。
女王陛下に、捧げます。どうか私を、使って下さい。」
「ありがとう。フローラ。」
「流石。私の弟子だ。」
ここから~私達の計画が始まった 瞬間だった。
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