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龍国の王 ザナ
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しおりを挟む第5王子ハルトは、優秀らしい。教育を担当している教師達からは、絶賛された。
(同じぐらいの子がいなかったため、教育は東の宮で受けた。)
この頃は。
龍騎士団の訓練にも、参加させてもらっているらしく。「小さいながらも第5王子は、実力がありますな。将来が楽しみです。」「流石。王の子であります。」とあまり人を褒めない団長と副団長が、絶賛していた。
流石。龍国の王ザナの息子だ。
王子達は、興味がある事を見つけて才能を開花させていた。
そして。とうとう。
第5王子ハルトは、実力で龍騎士団の団長に就任した。
他の王子達は、龍国で同族の番を見つけ結婚した。
月日が経ち。息子達の成長は嬉しい。だが。私は内心、とても焦っていた。
「なぜ。なぜ。見つからない。もうすぐ。即位して200年が経ってしまうのに。なぜだ~」
そんな時。
まちに待った。
報告が私のもとに。
届いた。
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