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両親 父ヤオ 母ミナ

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一人で痛みに耐えながら、苦しんでいると。

ヤオが老婆と、助手らしき灰色のフードを深く被った者を連れてきた。

「ミナ。大丈夫か?産婆を連れてきたぞ。安心しろ。」

「妻のミナです。よろしくお願いします。」

「まかせなさい。あんたは~このタライにお湯を入れてきてくれ。必要な物は、こちらで用意してある。助手がある程度準備する。ほれ。急ぎな。」

「わかりました。ミナ。頑張れよ。直に戻るからな。」と手を握り、お湯を沸かしに奥に行った。

助手も頷き、荷物を持って奥に行った。

「ほれ。お腹の子も、早く外に出たくて頑張っておるぞ。母親も二人に負けずに、頑張るのだぞ。」

(え!二人??もしかして~。)


朝方になり、苦しみながらも出産をした。

ヤオとミナは、元気な産声を聞き安心した反面。
顔色は、悪かった。
なぜなら…生まれたのは、双子の女の子だったからだ。

「まぁ~なんて可愛らしい、双子なんでしょう。成長したら、美人さんになりますね。」と産婆は喜んでいた。

「体をキレイにしてきますね。だんなさんは、奥さんをキレイに拭いてあげて下さい。産後によく効く水を、用意いたしましたので飲んで下さい。」と双子を助手と一緒に連れて行ってしまった。

ヤオは「お疲れ様。ありがとう。」とミナの体をキレイに拭いていた。

ミナは「無事に生まれて良かったけど~まさか双子だなんて。どうしよう。」

「そうだな。」ヤオも困った顔をしていると。

産婆が「姉の方です。」と赤ちゃんを一人、母親のベッドに寝かした。

そして。産婆が奥に行くと。
あの方達が~現れた。


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