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しおりを挟むユリアナ達は、どこに座ろうかキョロキョロしていると。見覚えのある2人を発見した。
「あそこに行きましょう。」
ユリアナは「隣は空いてますか?」と声をかけた。
女生徒が「空いてるよ。」と返事をして顔をあげると。「あら?あなたは~あの時の。」
「やっと会えました。あの時のお礼を言いたくて。あの時は、ありがとうございました。ルナ。セイさん。」
ぞろぞろといつものメンバーが座り。その横には先生方が座って、周りを固めテーブルがいっぱいになった。
出遅れたユリハ達とガーベラは離れた長テーブルの端になり、悔しそうにしていた。
「ふふ。体調を崩したようだったから、どうしたか気になっていたのよ。元気になったようで良かったわ。」
「お2人のおかげです。」
「そうだ。俺の事はセイと呼んでくれ。」
「はい。セイ。」
ユリアナから呼び捨てされた瞬間。どこからか(リュカとアルトから)セイは視線を感じた。
(面白いな。こんな事で敵意を向けられてもな。)
((俺達はまだ~さん付けなのに…))
少しピリピリした空気の中。
なぜか興奮したリリーが「あなた達が(噂の双子)ユリアナを助けてくれた方ね。私の大事な友達を助けてくれてありがとうございました。直接。お礼を言いたかったの。」
「私からも。ユリアナを助けてくれて、ありがとうございました。」
「それなら 俺達からも…」
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