籠の鳥〜見えない鎖に囚われて✿❦二人の愛から…逃れられない。

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次の日。

１０時に花の宮を出発したロザリア達は。小船乗り場の前で、手を振っているアユラのもとへ。急いで行こうと早足で歩いていると。

「「ユリアナ。おはよう。」」と。
ここにはいないはずの声が聞こえた。

振り向くと…リュカ達。そしてなぜか。
オクト、オーガストの２人の先生もいた。

「ハイド達も。先生方も。どうしてここにいるんですか？」

「俺達は昨日ルドに、誘われたんだよ。
街を案内するとな。まさか～リリー達やリュカさん達と同じ時間で街に行くとは、偶然にしても～なんだか嬉しいよな。」

「僕も昨日。授業が終わった後に、リュカさん達に誘われたんだ。みんな考える事は、一緒なんだね。僕もみんなで一緒に街に行けるなんて、嬉しいよ。初めての場所は、緊張するし。」

嬉しそうに話す男達を見て。

「そうよね。初めての休日だし。それにしても～オクト先生達はどうして？」

なぜ２人がいるのか、疑問に思い聞いてみた。