籠の鳥〜見えない鎖に囚われて✿❦二人の愛から…逃れられない。

クラゲ散歩

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「さぁ~到着しましたよ。シートベルトを外して下さい。外に出ますよ♪」

「え!もうですか?」
確かに一瞬揺れたけど~数秒のようだった。

「「「凄い」」」

外に出ると。ユリアナ達の目の前には、大きくて氷のような透明感のある。白くてキレイな門があった。ユリアナは、ゾワゾワとした。(美しいのに、怖い。)

ポケ~っとしていると。

クリフ学院長は、クスッと笑いながら。「姉妹校である。君達のクローパー学院の緑を基調とした門とは、違うでしょう。こちらは、我がカイト学院が誇る[クリスタルの門]と言います。特殊な技術を施してあるんですよ。それについては、口には出せませんが。さぁ~中に入りましょう。君達の到着を、今か今かと待っている方々がいますので。」

「「「はい。」」」

クリスタルの門が開き。クリフ学院長の後をついて行った。

最後にユリアナが、敷地内に入ると。

クリスタルの門が、閉まってしまった。

まるで…逃さないように。
ユリアナの右足首に、チクリとした痛みを感じた。痛みを感じる事が、ますます増えてきた。

「どうしたんだろ?(不安)」

「ユリアナ。早く。」

「あ!ごめん。」小走りした。


どこからか~もう…逃げられないよ。あ~可哀想に。可哀想に。

ハハハ~(笑)


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