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スポーツジム
4話
しおりを挟むもしも。あなたが異世界に行くとしたら、どこで働きたいですか?必ず○をする事。
◇船での労働(酔う人には、お薦めできません。いろんな国に行けます。釣りができます。魚料理が食べられます。)
◇山奥での労働(虫や魔物が苦手な方には、お薦めできません。魔物の肉は、種類によりますが絶品です。きのこ料理も食べれます。)
◇道路整備の労働(国中をまわります。団体行動。似た境遇の人達で組むので、故郷の話ができます。各名物が食べられます。胃腸が弱い方には、お薦めできません。)
◇鉱山での労働(三食でます。一人部屋。買い物もできる。鉱山からは、一生出れません。犯罪者では、ありません。)
異世界??それ以前に、選択肢がなぜ労働しかないんだ。
それも、過酷じゃないか?
周りも困惑している。
どういう意味でこんなアンケートかはわからないが、きっとなにか理由があるのだろう。
どれも嫌だが、鉱山にするか。
○をつけて少し待つと。
「みなさん。お疲れ様でした。それでは、みなさん。向こうでも、筋肉を鍛えて下さいね。あ。紙袋を忘れずに。」と吉田が言うと。
床から模様があらわれ、光が6人を包み紙袋と一緒に…消えた。
そして…吉田もスポーツジムも消えた。
鉱山は丸山だけだった。もしかしたら、他にも鉱山があるのかも知れないが。他の5人は、どれを選んだのだろうか?
丸山は~部屋の片隅に置いてある、ヨレヨレの紙袋を見ながら。明日の労働のために、コップに入った残りの酒をイッキに飲み寝た。
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