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ローズマリー絶望と偽りの幸せの始まり
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しおりを挟むその後。
ジークはローズマリーが眠ったのを確認をしてから、両親に報告に行った。(他の事も含めて。)
起きる頃に会いに来て、とても喜んでいた。
国中も喜びにわいて、お祭り騒ぎだった。
ローズマリーは、実家にも手紙を出した。
返事には[おめでとうございます。身体には気をつけて下さい。いつか。会える事を願っています。]と書いてあった。
「そうよね。なかなか実家には…いけないわよね。寂しいけど。安定期に入り落ち着いたら、里帰り出来るか聞いてみましょう。ね?リリー。」まだぺったんこのお腹を愛おしく手を当てながら。
リリーは心の中で(きっと無理です。可哀想なローズマリー様。)
「そうですね。」と笑顔で答えた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
王宮では、いろんな憶測流れていた。実は相思相愛ではなかった。王太子妃には愛していた相手がいたなどの噂あった。しかし。ある時から噂が消えた。
懐妊が発表されてからが、凄かった。今まで以上に、どこに行くのも一緒に。子供が生まれてからも、変わらず甘い雰囲気の二人だった。誰が見ても、二人が相思相愛だと疑問には思わなくなっていた。(一部を除いては)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ローズマリーが、どうして急にジークを愛するようになったのか。ローズマリーは、心が壊れ体が耐えられなくなる前に。
自己防衛が働き、アルトとの思い出と愛している気持ちを
ジークに置き換えてしまった。
アルト→ジーク
ローズマリーは、いつかアルトを思い出すだろうか?
それとも。ずっとジークだと思いながら、一生を終えるのだろうか?
どちらがローズマリーにとって、幸せなのだろか?
完
次回からは、ジークの話です。
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