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小話2~○○の日記~
変わるものと変わらないもの
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俺はアダムだ。
今まで俺は、第1王子としてなに不自由なく過ごしてきた。
自分でも、家族と友人に恵まれてると思う。
だが、どこか物足りなさも感じてたんだ。
そんな風に思ってた俺に、新しい出会いがあった。
アルベルトとフェリーチェだ。
最初は随分、生意気というか大人びているというか、見た目と中身の違いに違和感を感じてた。
だが、叔父上やミゲルたちが家族として大事にしているのを感じた。
何より、ミゲル大事なネイサンが!
あのミゲルの害になる奴は、どんな手を使っても排除してきたあのネイサンがだ!
だから俺は、特に気にはならなかったし俺にとっても年の離れた友人みたいな感じだった。
それは、2人の事情を聞いてからも変わってない。
フェリーチェの方は、転生者だった事よりも、ベイリー家での扱いの方が腹が立ったし、アルベルトが実は黒龍だという事も驚きよりも納得する気持ちの方が大きかったぜ。
だって考えて見てくれよ。
出会った時は4歳だと思ってたんだぞ。
その4歳に助けられたり守られたり……正直、‘俺って4歳に負けた’と思って落ち込んでたんだ。
たぶんディランもだと思うぞ。
アイツは俺より負けず嫌いだからな。
だから、‘黒龍?だったら負けてても当たり前だよな’って、自分を納得させた。
けど、守られるだけじゃ悔しいし情けないから、それから今まで以上に授業や修行に力を入れたぜ。
特にミゲルとネイサンは、1度殺されかけたから、こっちが心配になるくらい修行してたな。
まぁ、俺がワザと問題を起こして、たまに息抜きさせてたけど。
そんな日々が過ぎるなか、アルベルト……主にフェリーチェの修行を開始したと聞いたから、4人で見学しに行ったんだ。
フェリーチェが修行してるのを初めて見た時は、頑張ってるな~って微笑ましく見てたんだが、誘拐騒ぎが過ぎてから段々、笑えなくなってきた。
え?その魔法の威力、おかしくない!?
「そうですか?でも、アルとガイはもっとできますよ?」
そこを基準にしたらダメだろ!
何で空飛んでるの?
「空飛べたら気持ち良いかな~って」
確かに、気持ち良さそうだけとで、思っただけで飛べるのか!
今、殴った岩がバラバラになったけど!?
「魔力を纏わせてるからですよ。普通なら、ちょっとヒビが入ってへこむ位です」
いやいや、その歳でその威力は充分凄いよ!?
何で誰も驚かないんだ!普通なのか?俺がおかしいのか!?……と、思っていた時期もありました。
慣れとは恐ろしいよな。
最近、フェリーチェが何をしても‘フェリーチェだから’で済ませるようになっちまった。
ついにフェリーチェを、あの2人と同じ枠に入れてしまった。
あの2人というのは、アルベルトとガイだ。
一時期、あの2人がしょっちゅう戦ってたらしい。
理由は分からんが、そのうちの9割は、ガイが無抵抗で攻撃を受けていたそうだ。
1度叔父上に聞いたら、何年か振りに頭を撫でられた。
「いつかお前も経験する事になる。一番最初は、ミゲルかもな」
と、言われた。
いつか経験する?
まさか……俺もあの攻撃を受けるのか!?
無理だ!無理無理無理無理!絶対死ぬ!……待てよ?ミゲルが一番って、言ったよな?
俺は慌てて、ミゲルを探した。
アイツは、ネイサンとディランと一緒に茶を飲んでいた。
「ミゲル!呑気に茶を飲んでる場合か!死ぬな―――!」
「ブフッ!?ゴホッゴホッ……いったい何の話だ!」
俺はミゲルたちに説明するのに忙しいから、ここまでにしておくぜ!
じゃあな!
今まで俺は、第1王子としてなに不自由なく過ごしてきた。
自分でも、家族と友人に恵まれてると思う。
だが、どこか物足りなさも感じてたんだ。
そんな風に思ってた俺に、新しい出会いがあった。
アルベルトとフェリーチェだ。
最初は随分、生意気というか大人びているというか、見た目と中身の違いに違和感を感じてた。
だが、叔父上やミゲルたちが家族として大事にしているのを感じた。
何より、ミゲル大事なネイサンが!
あのミゲルの害になる奴は、どんな手を使っても排除してきたあのネイサンがだ!
だから俺は、特に気にはならなかったし俺にとっても年の離れた友人みたいな感じだった。
それは、2人の事情を聞いてからも変わってない。
フェリーチェの方は、転生者だった事よりも、ベイリー家での扱いの方が腹が立ったし、アルベルトが実は黒龍だという事も驚きよりも納得する気持ちの方が大きかったぜ。
だって考えて見てくれよ。
出会った時は4歳だと思ってたんだぞ。
その4歳に助けられたり守られたり……正直、‘俺って4歳に負けた’と思って落ち込んでたんだ。
たぶんディランもだと思うぞ。
アイツは俺より負けず嫌いだからな。
だから、‘黒龍?だったら負けてても当たり前だよな’って、自分を納得させた。
けど、守られるだけじゃ悔しいし情けないから、それから今まで以上に授業や修行に力を入れたぜ。
特にミゲルとネイサンは、1度殺されかけたから、こっちが心配になるくらい修行してたな。
まぁ、俺がワザと問題を起こして、たまに息抜きさせてたけど。
そんな日々が過ぎるなか、アルベルト……主にフェリーチェの修行を開始したと聞いたから、4人で見学しに行ったんだ。
フェリーチェが修行してるのを初めて見た時は、頑張ってるな~って微笑ましく見てたんだが、誘拐騒ぎが過ぎてから段々、笑えなくなってきた。
え?その魔法の威力、おかしくない!?
「そうですか?でも、アルとガイはもっとできますよ?」
そこを基準にしたらダメだろ!
何で空飛んでるの?
「空飛べたら気持ち良いかな~って」
確かに、気持ち良さそうだけとで、思っただけで飛べるのか!
今、殴った岩がバラバラになったけど!?
「魔力を纏わせてるからですよ。普通なら、ちょっとヒビが入ってへこむ位です」
いやいや、その歳でその威力は充分凄いよ!?
何で誰も驚かないんだ!普通なのか?俺がおかしいのか!?……と、思っていた時期もありました。
慣れとは恐ろしいよな。
最近、フェリーチェが何をしても‘フェリーチェだから’で済ませるようになっちまった。
ついにフェリーチェを、あの2人と同じ枠に入れてしまった。
あの2人というのは、アルベルトとガイだ。
一時期、あの2人がしょっちゅう戦ってたらしい。
理由は分からんが、そのうちの9割は、ガイが無抵抗で攻撃を受けていたそうだ。
1度叔父上に聞いたら、何年か振りに頭を撫でられた。
「いつかお前も経験する事になる。一番最初は、ミゲルかもな」
と、言われた。
いつか経験する?
まさか……俺もあの攻撃を受けるのか!?
無理だ!無理無理無理無理!絶対死ぬ!……待てよ?ミゲルが一番って、言ったよな?
俺は慌てて、ミゲルを探した。
アイツは、ネイサンとディランと一緒に茶を飲んでいた。
「ミゲル!呑気に茶を飲んでる場合か!死ぬな―――!」
「ブフッ!?ゴホッゴホッ……いったい何の話だ!」
俺はミゲルたちに説明するのに忙しいから、ここまでにしておくぜ!
じゃあな!
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