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禁忌の子

ステータスをチェックしよう!

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「ステータス!」

――ブゥーン

目の前に半透明のプレートの様な物が出できた。

「わっ!?びっくりしたなぁ……これが『ステータス』なんだぁ。何が書いてあるのかな?」

私は、早速『ステータス』を見ることにした。

――――――――――――――――――――――

名前  ―――― Lv.1
種ぞ……

「ちょっと待って!名前が無いの!?」

私は、驚きのあまり『ステータス』にツッコンでしまったが、取り合えず最後まで見ることにした。

名前  ―――― Lv.  1
種族   人族
性別   女
年齢   4歳
所属   アンブラー帝国
職業   ――――

HP 15   /   15
MP 1000   /   1000

攻撃    3
防御    5
敏捷    3
知力    150
器用    125
運        60

《魔法適性》 全属性

《魔法》

《スキル》
「状態異常耐性 Lv.3」「苦痛耐性 Lv.3」「気配探知 Lv.2」「暗視 Lv.5」「魔力探知 Lv.1」(New)「魔力操作 Lv.1」(New)

《固有スキル》
心眼
アイテムボックス
全言語理解


《ユニークスキル》
能力複製スキルコピー
能力合成スキルコンポジション
生命吸収ライフアシミレーション



《加護》


《称号》
異世界転生者 ・ 辺境伯の長女 ・ 禁忌の子

――――――――――――――――――――――

(う~ん、アンブラー帝国って確か、人族至上主義で他国とは友好的じゃないって本に書いてあったな……辺境伯って貴族だっけ?あとは……HPってなんだろう?ヘルプ機能とか無いのかな?)

そう言いながら文字をなぞっていると、文字が点滅して横に小さなプレートが出できた。

(あっ、これ説明が書いてある。なになに……)

「HP」…体力、消費しても時間が経つと回復するが、0になると死亡する。
「MP」…魔力、魔法を使用すると消費する。0になると気絶するが、時間が経つと回復する。
「攻撃」…攻撃力、数値が高いほど攻撃力が上がる。
「防御」…防御力、数値が高いほど防御力が上がる。
「敏捷」…素早さ、数値が高いと回避力や先制攻撃力が上がる。
「知力」…数値が高いと魔法攻撃力が上がる。
「器用」…数値が高いほど攻撃の命中率が上がる。
「運」…幸運、数値が高いとアイテム獲得量が上がる。様々な幸運によって助けられる。

「魔法適性」…使用できる魔法の属性。属性には、火・水・風・土・雷・光・闇・時空・重力がある。

「魔法」…使用できる魔法。

(へぇ~意味は分かったけど、数値は高いのか低いのか分からないなぁ。魔法適性が全部なのは嬉しいかもっ、たくさん覚えなきゃ)

「スキル」…能力、Lv.10が最大値。

「状態異常耐性」…あらゆる状態異常を軽減する。
「苦痛耐性」…あらゆる苦痛を軽減する。
「気配探知」…周囲の気配を探知できる。範囲はレベルで異なる。
「暗視」…暗い場所でも明かりを使わず見ることが出来る。
「魔力探知」 …周囲の魔力を探知できる。範囲はレベルで異なる。
「魔力操作」 …魔力を自分の意思で動かせる。

(スキルは……この『状態異常耐性』と『苦痛耐性』があるから実験されても無事だったのかもね……それと、『魔力探知』と『魔力操作』の横にNewってあるから、もしかして魔力循環で覚えたのかな?)

「固有スキル」…能力、レベルは無い。

「心眼」…対象のデータを詳しく見ることが出来、対象の感情がオーラとして見える。感情により色が違う。

「アイテムボックス」…別の次元に物を収納出来るが生きてる物は出来ない。容量は無限。スキルを意識しながら対象に触れると収納される。取り出す時は、取り出す物を思い浮かべると出てくる。

「全言語理解」…全ての種族言語を理解し、話す事が出来る。

「ユニークスキル」…使用者のみの能力、レベルは無い。

能力複製スキルコピー」…対象のスキルを複製して自分のスキルに出来る。

能力合成スキルコンポジション」…スキルを合成して、新しいスキルを作る事が出来る。一度合成すると、元には戻せない。

生命吸収ライフアシミレーション」…対象の生命力を吸収し蓄積する事が出来る。吸収量は使用者の任意。使用者のHP、MPが減ると自動的に補充される。対象に触れる必要がある。

(……うん!何かいろいろ凄いな。《固有スキル》は便利だよねぇ。《ユニークスキル》も凄いけど、『生命吸収ライフアシミレーション』は相手に触らなきゃいけないし吸収量が任意になってる……生命力って事は、吸収し過ぎると死んじゃうのかな?……気を付けないと)

「加護」…神が加護を与え見守ってくれる。

「称号」
異世界転生者…異世界からの転生者。
辺境伯の長女…辺境伯家の長女。
禁忌の双子…禁忌の双子として生まれた者。

(神様が見守ってるのかぁ……私は無いから残念だな。称号は書いてるまんまだよね~さて、それじゃあ脱出の作戦を考えなきゃ)

ステータスを見終わって、作戦を考えようとしたら

――ぐぅ~

部屋に大きな音が響いた。

「あはは……お腹すいちゃった。確か、使用人の人が食事を持って来てたよね」

辺りを見回すと、机の上に食事が置いてあったので、先に食べる事にした。
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