663 / 780
大切なもの
第113話 旅立ち ~鴇汰 1~
しおりを挟む
「いい加減に起きなさい!」
突然、耳もとで男の声が怒鳴り、鴇汰は飛び起きた。
怒鳴られた驚きで、心臓がバクバクと音をたてている。
直前まで、鴇汰は夢の中にいて、両親とロマジェリカの家に暮らしていた。
子どものころと同じように、質素ながらも明るい食卓で、話しをしながら笑い合っていた。
なにを話したのかまでは覚えていない。
たぶん、これまであったことを話したんだと思う。
あまりにも懐かしくて幸せな気持ちでいっぱいになり、離れがたくなっていた。
このままこうしていられたら、そんな思いがよぎった直後、怒鳴られて目が覚めた。
声は北浜に襲撃があったときに、夢で海岸へ行けといった声と同じだ。
「父さん……だよな? なんで起こされたんだ……? あんなに怒って……」
窓の外はもう明るい。
朝だ。
時計をみると七時を回ったところだ。
またゴロリと横になって、見慣れない天井に気づいた。
「え……どこよ、ここ……」
いつの間にか着替えがされていて、周りをみると医療所の病室にいるようだ。
寝たおかげなのか、疲れはないし傷あとも痛まない。
まだ半分ほど夢心地のまま、部屋をでて軍部へ向かった。
歩きだして少しすると、妙な違和感を感じた。
なぜ、医療所にいたのか。
というか、あれからどのくらいの時間が経っているんだ?
あのときはもう夜だった。
今、朝だということは一晩なんだろうけれど、なにか変だ。
だんだんと足早になって、途中で走り出した鴇汰は、軍部に飛び込むと会話の聞こえてくる会議室の扉を思いきり開けた。
「麻乃は? 麻乃はどこだよ!」
麻乃以外の蓮華が全員揃っている。
鴇汰を見つめたまま、黙ったままの姿に苛立ちを覚え、もう一度、麻乃のことを聞いた。
それにはなにも返さず、穂高が問いかけてきた。
「鴇汰、医療所から直接ここへきたのか?」
「え? ああ、それがなんだよ? それより……」
「あれからもう六日も経ってるんだよ」
「……は?」
六日も経っていようとは思ってもみなかった。
麻乃がここにいないのは、マドルの術のせいで消耗して、鴇汰と同じように眠っているからか?
あの日、刺された傷は治したはずだ。
「まさか麻乃も医療所に……」
「馬鹿ね。そんなわけがないじゃあないの」
「じゃあなんでいないんだよ!」
また、全員が黙る。
なんだというのか。
溢れる苛立ちを抑えきれないまま、再度、聞いた。
「麻乃はな、ジャセンベルに行くそうだ」
徳丸はそういう。
なにかの聞き間違いかと思ったけれど、梁瀬がそのあとを継いだ。
「麻乃さんがね、レイファーに頼んだらしいよ。昨日、レイファーが知らせてくれたんだ」
「レイファーは、麻乃と一緒になるつもりでいるらしいぞ」
「なんだって?」
情報過多で頭が働かない。
麻乃と一緒になるつもりとはどういうことだ?
鴇汰はまだ夢の中にいるんじゃあないかと思った。
「操られていたとはいえ、同盟三国を引き連れてきたんだもの。泉翔にはいられないって思ったのかしらね」
「西浜の常任になったときもそうだけど、麻乃の考えそうなことだよな」
巧と穂高はそういう。
それをわかっていながら、どうしてみんな麻乃を止めもせず、涼しい顔でいるんだろうか。
「でもまあ、レイファーが麻乃さんと一緒になるんだとしたら、麻乃さん、玉の輿ッスよね?」
「そういうことだよね。実はちょっとラッキーだったりして」
岱胡と梁瀬がそういうと、みんな納得したようにうなずいている。
カッと頭に血がのぼった。
両手で机を思いきりたたくと、全員を睨んだ。
「あんたらバカかよ! 玉の輿? ラッキーだって? んなわけがねーだろうが!」
「だってレイファーはジャセンベルの王になったのよ? そうしたら、麻乃はお后さまじゃない。どう考えたって幸せにしかならないわよ?」
「レイファーもあれで、意外といいヤツだったからね」
「鴇汰さんは麻乃さんが幸せになることに反対なんスか?」
グッと言葉に詰まる。
幸せになることに反対なんじゃあない。
ただ、麻乃が泉翔からいなくなることが嫌だ。
まして、レイファーなんかと一緒になるなんて、そんな馬鹿な話しはないだろう。
「ってか、あの二人のあいだに、どうしてそんな話しが出てくるんだ? 麻乃はレイファーを知らなかったはずじゃ……」
「麻乃が豊穣でジャセンベルに出たときに、知り合ったそうだよ」
そういえば、祠のある森で、麻乃がジャセンベル人と会ったという話しは聞いている。
それがレイファーだったというのか。
穂高の話しでは、そのときからレイファーは麻乃を思っていたそうだ。
だからなんだ?
こっちはもっと前から……。
思わず鴇汰は修治をみた。
黙ったまま椅子に腰かけ、鴇汰をみている。
いつものスカした顔で。
「修治……あんたなんで黙っているんだよ? 麻乃がジャセンベルに行くっていうんだぞ?」
「ああ。その話しは昨日、本人からもレイファーからも聞いている」
「じゃあなんで! どうして止めないんだよ!」
「レイファーは俺に、麻乃を必ず幸せにすると約束したんだよ。巧のいうように、ジャセンベルで后になるのなら、きっとなんの不自由もなく暮らしていける。それに……」
「……それに? なんだよ?」
修治は肘掛に寄りかかって頬杖をつくと、フッと鼻で笑った。
「あのレイファーってやつは、なかなかの度量を持っているようだ。あいつになら、麻乃を任せても問題ないと思ったからだ」
突然、耳もとで男の声が怒鳴り、鴇汰は飛び起きた。
怒鳴られた驚きで、心臓がバクバクと音をたてている。
直前まで、鴇汰は夢の中にいて、両親とロマジェリカの家に暮らしていた。
子どものころと同じように、質素ながらも明るい食卓で、話しをしながら笑い合っていた。
なにを話したのかまでは覚えていない。
たぶん、これまであったことを話したんだと思う。
あまりにも懐かしくて幸せな気持ちでいっぱいになり、離れがたくなっていた。
このままこうしていられたら、そんな思いがよぎった直後、怒鳴られて目が覚めた。
声は北浜に襲撃があったときに、夢で海岸へ行けといった声と同じだ。
「父さん……だよな? なんで起こされたんだ……? あんなに怒って……」
窓の外はもう明るい。
朝だ。
時計をみると七時を回ったところだ。
またゴロリと横になって、見慣れない天井に気づいた。
「え……どこよ、ここ……」
いつの間にか着替えがされていて、周りをみると医療所の病室にいるようだ。
寝たおかげなのか、疲れはないし傷あとも痛まない。
まだ半分ほど夢心地のまま、部屋をでて軍部へ向かった。
歩きだして少しすると、妙な違和感を感じた。
なぜ、医療所にいたのか。
というか、あれからどのくらいの時間が経っているんだ?
あのときはもう夜だった。
今、朝だということは一晩なんだろうけれど、なにか変だ。
だんだんと足早になって、途中で走り出した鴇汰は、軍部に飛び込むと会話の聞こえてくる会議室の扉を思いきり開けた。
「麻乃は? 麻乃はどこだよ!」
麻乃以外の蓮華が全員揃っている。
鴇汰を見つめたまま、黙ったままの姿に苛立ちを覚え、もう一度、麻乃のことを聞いた。
それにはなにも返さず、穂高が問いかけてきた。
「鴇汰、医療所から直接ここへきたのか?」
「え? ああ、それがなんだよ? それより……」
「あれからもう六日も経ってるんだよ」
「……は?」
六日も経っていようとは思ってもみなかった。
麻乃がここにいないのは、マドルの術のせいで消耗して、鴇汰と同じように眠っているからか?
あの日、刺された傷は治したはずだ。
「まさか麻乃も医療所に……」
「馬鹿ね。そんなわけがないじゃあないの」
「じゃあなんでいないんだよ!」
また、全員が黙る。
なんだというのか。
溢れる苛立ちを抑えきれないまま、再度、聞いた。
「麻乃はな、ジャセンベルに行くそうだ」
徳丸はそういう。
なにかの聞き間違いかと思ったけれど、梁瀬がそのあとを継いだ。
「麻乃さんがね、レイファーに頼んだらしいよ。昨日、レイファーが知らせてくれたんだ」
「レイファーは、麻乃と一緒になるつもりでいるらしいぞ」
「なんだって?」
情報過多で頭が働かない。
麻乃と一緒になるつもりとはどういうことだ?
鴇汰はまだ夢の中にいるんじゃあないかと思った。
「操られていたとはいえ、同盟三国を引き連れてきたんだもの。泉翔にはいられないって思ったのかしらね」
「西浜の常任になったときもそうだけど、麻乃の考えそうなことだよな」
巧と穂高はそういう。
それをわかっていながら、どうしてみんな麻乃を止めもせず、涼しい顔でいるんだろうか。
「でもまあ、レイファーが麻乃さんと一緒になるんだとしたら、麻乃さん、玉の輿ッスよね?」
「そういうことだよね。実はちょっとラッキーだったりして」
岱胡と梁瀬がそういうと、みんな納得したようにうなずいている。
カッと頭に血がのぼった。
両手で机を思いきりたたくと、全員を睨んだ。
「あんたらバカかよ! 玉の輿? ラッキーだって? んなわけがねーだろうが!」
「だってレイファーはジャセンベルの王になったのよ? そうしたら、麻乃はお后さまじゃない。どう考えたって幸せにしかならないわよ?」
「レイファーもあれで、意外といいヤツだったからね」
「鴇汰さんは麻乃さんが幸せになることに反対なんスか?」
グッと言葉に詰まる。
幸せになることに反対なんじゃあない。
ただ、麻乃が泉翔からいなくなることが嫌だ。
まして、レイファーなんかと一緒になるなんて、そんな馬鹿な話しはないだろう。
「ってか、あの二人のあいだに、どうしてそんな話しが出てくるんだ? 麻乃はレイファーを知らなかったはずじゃ……」
「麻乃が豊穣でジャセンベルに出たときに、知り合ったそうだよ」
そういえば、祠のある森で、麻乃がジャセンベル人と会ったという話しは聞いている。
それがレイファーだったというのか。
穂高の話しでは、そのときからレイファーは麻乃を思っていたそうだ。
だからなんだ?
こっちはもっと前から……。
思わず鴇汰は修治をみた。
黙ったまま椅子に腰かけ、鴇汰をみている。
いつものスカした顔で。
「修治……あんたなんで黙っているんだよ? 麻乃がジャセンベルに行くっていうんだぞ?」
「ああ。その話しは昨日、本人からもレイファーからも聞いている」
「じゃあなんで! どうして止めないんだよ!」
「レイファーは俺に、麻乃を必ず幸せにすると約束したんだよ。巧のいうように、ジャセンベルで后になるのなら、きっとなんの不自由もなく暮らしていける。それに……」
「……それに? なんだよ?」
修治は肘掛に寄りかかって頬杖をつくと、フッと鼻で笑った。
「あのレイファーってやつは、なかなかの度量を持っているようだ。あいつになら、麻乃を任せても問題ないと思ったからだ」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
〖完結〗私が死ねばいいのですね。
藍川みいな
恋愛
侯爵令嬢に生まれた、クレア・コール。
両親が亡くなり、叔父の養子になった。叔父のカーターは、クレアを使用人のように使い、気に入らないと殴りつける。
それでも懸命に生きていたが、ある日濡れ衣を着せられ連行される。
冤罪で地下牢に入れられたクレアを、この国を影で牛耳るデリード公爵が訪ねて来て愛人になれと言って来た。
クレアは愛するホルス王子をずっと待っていた。彼以外のものになる気はない。愛人にはならないと断ったが、デリード公爵は諦めるつもりはなかった。処刑される前日にまた来ると言い残し、デリード公爵は去って行く。
そのことを知ったカーターは、クレアに毒を渡し、死んでくれと頼んで来た。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全21話で完結になります。
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる