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第6章
第284話 進展あったけど
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ギルド窓口前のフロアでは子爵令嬢姉がずっと粘っているらしい。
それを避けているからというわけじゃないけど、僕達は個室に居た。少し待てば赤い革鎧軍団の情報が入ってくるかもしれないからだ。
30~40分位経った頃、地図上で領都郊外の草原辺りにあった青い丸が動き出した。
それから暫くして、二人見つかったというお知らせが届いた。
多分冒険者達が彼らを見つけた後、魔鷹か何かで知らせを送ったんだと思う。
地図上の青い丸二つがどんどん領都に向かって移動している。
現在地に近い所まで来たので個室を出てみると、知らせを聞いて待機していたらしいクリフォードさんとフォンゾさんが窓口前のフロアに立っていた。
子爵令嬢姉は帰ったの?って思ったら、隅っこのベンチで暗い表情で俯いていた。
ケン様はまだ見つかってないのか‥‥。
ギルドの扉が開いて,小柄な赤い革鎧の人影が二つ姿を現した。キーランド君とバルドリック君だった。
「キーランド!バルドリック!‥‥‥テッサは?」
クリフォードさんがキーランド君達に駆け寄って、最初嬉しそうな声だったけど周囲を見回して、二人に訪ねた。
キーランド君が何か口を開きかけた後、うわーん!と泣き出した。バルドリック君はフォンゾさんにしがみついている。
「キーランド、無事でよかったけど、まだテッサが見つかってないんだ。何が起きたか話してくれる?」
クリフォードさんは泣き出したキーランド君を見て少しオロオロしていた。キーランド君の頭をポンポンと撫でてなだめようとしているようだ。
ギルマスのロトヴィックさんが出て来て、奥の部屋で話を訊こうと促した。
ロトヴィックさんに促されて奥の部屋に向かいかけたクリフォードさんが、フォンゾの腕を掴んで何か耳打ちをした。
二人でくるりとフロアの方を向いてお辞儀をした。
「二人、見つかりました。ご尽力ありがとうございます!もう一人まだ行方不明です。どうかご協力お願いします!」
ギルド内は捜索に出ている人はで計らっているからフロアに居たのは、キーランド君達を連れて来た冒険者と、ギルド職員と子爵令嬢姉と僕たちだけだった。
冒険者達は、うむと一回頷いた。そして早く奥の部屋で話を聞いて来いと言いたげにひらひらと手を振った。
「何故ですの!何故この者達の捜索をしているのです!ケン様を探しなさい!ケン様はどこですの!」
突然子爵令嬢姉が立ち上がって、冒険者達に詰め寄ろうとした。ギルド職員が前にでて子爵令嬢姉を遮った。
「彼らは捜索依頼をだしていますから。もしご要望なら正式に捜索の依頼をしてください!」
「‥‥。」
子爵令嬢姉はむっとして唇を噛み締めた。目は潤んでいて泣きそうだ。凄く探して欲しそうなのに、どうして捜索依頼を出さないんだろう。
そう思ってみていたら、子爵令嬢姉の目がじろりとこちらに向けられた。
それを避けているからというわけじゃないけど、僕達は個室に居た。少し待てば赤い革鎧軍団の情報が入ってくるかもしれないからだ。
30~40分位経った頃、地図上で領都郊外の草原辺りにあった青い丸が動き出した。
それから暫くして、二人見つかったというお知らせが届いた。
多分冒険者達が彼らを見つけた後、魔鷹か何かで知らせを送ったんだと思う。
地図上の青い丸二つがどんどん領都に向かって移動している。
現在地に近い所まで来たので個室を出てみると、知らせを聞いて待機していたらしいクリフォードさんとフォンゾさんが窓口前のフロアに立っていた。
子爵令嬢姉は帰ったの?って思ったら、隅っこのベンチで暗い表情で俯いていた。
ケン様はまだ見つかってないのか‥‥。
ギルドの扉が開いて,小柄な赤い革鎧の人影が二つ姿を現した。キーランド君とバルドリック君だった。
「キーランド!バルドリック!‥‥‥テッサは?」
クリフォードさんがキーランド君達に駆け寄って、最初嬉しそうな声だったけど周囲を見回して、二人に訪ねた。
キーランド君が何か口を開きかけた後、うわーん!と泣き出した。バルドリック君はフォンゾさんにしがみついている。
「キーランド、無事でよかったけど、まだテッサが見つかってないんだ。何が起きたか話してくれる?」
クリフォードさんは泣き出したキーランド君を見て少しオロオロしていた。キーランド君の頭をポンポンと撫でてなだめようとしているようだ。
ギルマスのロトヴィックさんが出て来て、奥の部屋で話を訊こうと促した。
ロトヴィックさんに促されて奥の部屋に向かいかけたクリフォードさんが、フォンゾの腕を掴んで何か耳打ちをした。
二人でくるりとフロアの方を向いてお辞儀をした。
「二人、見つかりました。ご尽力ありがとうございます!もう一人まだ行方不明です。どうかご協力お願いします!」
ギルド内は捜索に出ている人はで計らっているからフロアに居たのは、キーランド君達を連れて来た冒険者と、ギルド職員と子爵令嬢姉と僕たちだけだった。
冒険者達は、うむと一回頷いた。そして早く奥の部屋で話を聞いて来いと言いたげにひらひらと手を振った。
「何故ですの!何故この者達の捜索をしているのです!ケン様を探しなさい!ケン様はどこですの!」
突然子爵令嬢姉が立ち上がって、冒険者達に詰め寄ろうとした。ギルド職員が前にでて子爵令嬢姉を遮った。
「彼らは捜索依頼をだしていますから。もしご要望なら正式に捜索の依頼をしてください!」
「‥‥。」
子爵令嬢姉はむっとして唇を噛み締めた。目は潤んでいて泣きそうだ。凄く探して欲しそうなのに、どうして捜索依頼を出さないんだろう。
そう思ってみていたら、子爵令嬢姉の目がじろりとこちらに向けられた。
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