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第6章
第277話 ストラップ追跡
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「何か危険物を入れられたら、開封できなくなっちゃうの困るね。だめかぁ。マッチョイケメンが可哀想だもんね。」
「うん‥‥。マッチョイケメンは良くわからないけど、開封するのに少しだけ力が多く必要というくらいにしたらどうかな。ちょっと開け難いくらいに。」
「あ!そうだね!マッチョイケメンの腕力なら開けられるくらいようにしておけばいいか!」
脳内劇場でマッチョイケメンが復活してきたぞ! やったね!マッチョイケメン!
そうしてスライムシール君に埋め込む魔法陣を書き換えた物を作成した。
送り先の相手以外が開けおうとしたときに、「ちょっと開け難いからやめとこ」って思う程度にしておいた。
今度は叔父様が少し力を込めたら開封できたよ。
「叔父様!マッチョイケメンみたい!」
「そうかい?でもおじさまはそんなにマッチョじゃないと思うよ。」
「そうだね。えへへ。」
叔父様は、運動神経はいいけど鍛えても筋肉モリモリに成らないタイプらしい。
父様とお祖父様はかなりマッチョなんだ。
兄様はどうだろう。そのうちマッチョになっちゃうかな。イケメンだからマッチョイケメンになっちゃうな。
でも、危険物処理班になって、皆を庇って犠牲になって欲しくないよ。
兄様にマッチョイケメンにならないでって言っておこうかな。
スライムシール君に使う魔法陣は決定した。
だけど、スライムシール君本体は、合成する材料を伝えても工房でうまく再現できるかわからないから
まだ研究が必要なんだって。
僕が誰かにお手紙を出す分には使って大丈夫ってことになった。聞かれたら商会の工房で研究中の物だって言えばよいって。
「じゃあ、ロトヴィックさんに出したのも大丈夫だね。」
そう言えば叔父様に言う前に、お手紙に使っちゃった事を思い出した。
「ロトヴィックさん?ギルドマスターに出したの?」
「うん!講習会をもっと増やしてねって。」
「そうか‥‥。ふふ‥‥。ロトヴィックさん今頃ビックリしているかもね。」
叔父様がちょっと楽しそうに笑った。ロトヴィックさんビックリしてるかな?
でもスライムシール君を触ったらすぐに開くから問題ないはず!
スライムシール君の実験が終わったら、冒険者ギルドでの講習会の話をした。
「それでね。赤い革鎧軍団のクリフォードさんがビシィってポーズすると格好いいんだ。」
「ふふ。仲良くなってよかったね。」
「うん!兄様と同じ学園だと思うから兄様ともお友達になってくれるといいな。」
「そうだね。」
叔父様はニコニコして僕の話を聞いてくれた。叔父様はいつもそうだけどね。
「プティちゃんストラップも渡したんだよ。この間の販促用の新作チャームの改造版!」
「改造版?この間のリボン付けたやつのことかな。」
「リボンをちょっと変えて紐にして丈夫にしたやつだよ!それとね。位置情報もつけてみたんだ!もしも落としちゃっても探せるように。えーとね‥‥。」
僕はシーサーペントの地図を取り出して開いた。端っこの方に描いて有る魔法陣に指を触れる。ちょいちょいとパラメータを弄って、僕の現在位置とストラップの位置情報の表示に切り替えてみた。
僕の位置情報が緑の丸で表示される。
それと青の丸がいくつか表示された。5個あちこちに点点。
「あれ?バラバラ。もうだれか落としちゃったのかな。」
青丸の二つは領都の街の中心地域。他の青の丸が領都の郊外に散らばっている。一番遠いのは山の方に表示されている。
叔父様がそれを覗き込んで少しの間見つめた後、難しそうな顔をした。
「ソーマ。‥‥これってその人達にあげたチャームの位置情報なの?」
「うん。そのはずなんだけどな。あ‥‥移動してる。」
領都の中心部にある青丸二つが移動してる。持ち歩いているからか。
「ねえ。ソーマ。これはもしかしたらまずいことが起きているんじゃないのかな?」
「え?」
「うん‥‥。マッチョイケメンは良くわからないけど、開封するのに少しだけ力が多く必要というくらいにしたらどうかな。ちょっと開け難いくらいに。」
「あ!そうだね!マッチョイケメンの腕力なら開けられるくらいようにしておけばいいか!」
脳内劇場でマッチョイケメンが復活してきたぞ! やったね!マッチョイケメン!
そうしてスライムシール君に埋め込む魔法陣を書き換えた物を作成した。
送り先の相手以外が開けおうとしたときに、「ちょっと開け難いからやめとこ」って思う程度にしておいた。
今度は叔父様が少し力を込めたら開封できたよ。
「叔父様!マッチョイケメンみたい!」
「そうかい?でもおじさまはそんなにマッチョじゃないと思うよ。」
「そうだね。えへへ。」
叔父様は、運動神経はいいけど鍛えても筋肉モリモリに成らないタイプらしい。
父様とお祖父様はかなりマッチョなんだ。
兄様はどうだろう。そのうちマッチョになっちゃうかな。イケメンだからマッチョイケメンになっちゃうな。
でも、危険物処理班になって、皆を庇って犠牲になって欲しくないよ。
兄様にマッチョイケメンにならないでって言っておこうかな。
スライムシール君に使う魔法陣は決定した。
だけど、スライムシール君本体は、合成する材料を伝えても工房でうまく再現できるかわからないから
まだ研究が必要なんだって。
僕が誰かにお手紙を出す分には使って大丈夫ってことになった。聞かれたら商会の工房で研究中の物だって言えばよいって。
「じゃあ、ロトヴィックさんに出したのも大丈夫だね。」
そう言えば叔父様に言う前に、お手紙に使っちゃった事を思い出した。
「ロトヴィックさん?ギルドマスターに出したの?」
「うん!講習会をもっと増やしてねって。」
「そうか‥‥。ふふ‥‥。ロトヴィックさん今頃ビックリしているかもね。」
叔父様がちょっと楽しそうに笑った。ロトヴィックさんビックリしてるかな?
でもスライムシール君を触ったらすぐに開くから問題ないはず!
スライムシール君の実験が終わったら、冒険者ギルドでの講習会の話をした。
「それでね。赤い革鎧軍団のクリフォードさんがビシィってポーズすると格好いいんだ。」
「ふふ。仲良くなってよかったね。」
「うん!兄様と同じ学園だと思うから兄様ともお友達になってくれるといいな。」
「そうだね。」
叔父様はニコニコして僕の話を聞いてくれた。叔父様はいつもそうだけどね。
「プティちゃんストラップも渡したんだよ。この間の販促用の新作チャームの改造版!」
「改造版?この間のリボン付けたやつのことかな。」
「リボンをちょっと変えて紐にして丈夫にしたやつだよ!それとね。位置情報もつけてみたんだ!もしも落としちゃっても探せるように。えーとね‥‥。」
僕はシーサーペントの地図を取り出して開いた。端っこの方に描いて有る魔法陣に指を触れる。ちょいちょいとパラメータを弄って、僕の現在位置とストラップの位置情報の表示に切り替えてみた。
僕の位置情報が緑の丸で表示される。
それと青の丸がいくつか表示された。5個あちこちに点点。
「あれ?バラバラ。もうだれか落としちゃったのかな。」
青丸の二つは領都の街の中心地域。他の青の丸が領都の郊外に散らばっている。一番遠いのは山の方に表示されている。
叔父様がそれを覗き込んで少しの間見つめた後、難しそうな顔をした。
「ソーマ。‥‥これってその人達にあげたチャームの位置情報なの?」
「うん。そのはずなんだけどな。あ‥‥移動してる。」
領都の中心部にある青丸二つが移動してる。持ち歩いているからか。
「ねえ。ソーマ。これはもしかしたらまずいことが起きているんじゃないのかな?」
「え?」
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