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第5章
第211話 棘
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第三階層に飛んで行く。虎さんもついていくというので、一緒にゲートを通って来た。
第三階層のボス部屋では、サーベルキャットが、蹲っていて、ビクッビクッと身体を震わせていた。
「ああ、サークンこんなに弱っちゃってぇ。元気出すのネン。」
「うぇっ、うぇっ‥‥ギボジワドゥイ‥‥。」
「‥‥あれが棘ネン。」
サーベルキャットのサークン?が前足で指し示したところに、黒い剣が刺さってる。
ーーーー魔力増幅の剣、にゃ。ダンジョンのボス部屋に刺すと、ダンジョン内の魔力が乱れるにゃ。
やっぱり、オーサンのボス部屋と一緒だ。
以前つくった革紐で、黒い剣の柄を引っ掛けて引っ張る。紐の端を、虎さんが一緒に加えて引っ張ってくれた。
すぽんと抜けると、ふぅぅーと、サークンが深く息を吐いて床に横たわった。
「はぁぁ、スッキリしたわぁ~。死ぬかと思ったのネン。」
最初に見た時より元気になってたと思っていた虎さんも、更に元気になってグーンと前足を伸ばして、背中も伸ばした。
「この剣、どうしたの?」
聞いてみると冒険者が、床に突き刺して行ったという。意図的ってこと?
もっと詳しく聞こうとしたとき、アナウンスのような声た聞こえて来た。
ーーーーダンジョンコアの疲弊により、機能が著しく低下しました。ダンジョンの制御権が移動します。受けますか?(Yes or No)
「ええ?‥‥Yes」
今度は西側のダンジョンだ。
ーーーーダンジョンコアの疲弊により、機能が著しく低下しました。ダンジョンの制御権が移動します。受けますか?(Yes or No)
「は?‥‥い、Yes」
魔獣の入れ替えで、永久循環させていた方のダンジョンまで、一気にきた。
「‥‥。」
虎さんと、サークンが、ちょっと呆れたような顔で見た気がする。でも、急がないといけなさそうなので、また来るね、と言って、ゲートを開けてダンジョンを移動した。
結果、西のダンジョンは第四階層に、同じように黒い剣が刺さっていたことがわかった。
「あいつら許さんホー」
フクロウのダンジョンマスターの、シュエ君が、ボス部屋に黒い剣を刺して行った冒険者にメチャメチャ腹を立てていた。
「頭つついて、禿げさしてやるホー」
「アタシだってムカついてるのネン。」
虎さんのダンジョンマスターはティーちゃんって名付けた。
ティーちゃんのダンジョンは、猫属ばっかりのダンジョンなんだって。ヘンリーさんが好きそうだな。
黒い剣が刺さった頃にダンジョンに出入りをしていた冒険者の映像を、検索して、サークンやオーサン、シュエ君のダンジョンの第四階層ボスのミミズクのミミちゃんに
見てもらったら、同じ人物を指し示した。
銀髪の背の高い冒険者だ。
その人物の特徴で、検索したら、ピンクツインテールと一緒にいる映像が出て来た。
「あ、この人って。大市で見た人か。」
第三階層のボス部屋では、サーベルキャットが、蹲っていて、ビクッビクッと身体を震わせていた。
「ああ、サークンこんなに弱っちゃってぇ。元気出すのネン。」
「うぇっ、うぇっ‥‥ギボジワドゥイ‥‥。」
「‥‥あれが棘ネン。」
サーベルキャットのサークン?が前足で指し示したところに、黒い剣が刺さってる。
ーーーー魔力増幅の剣、にゃ。ダンジョンのボス部屋に刺すと、ダンジョン内の魔力が乱れるにゃ。
やっぱり、オーサンのボス部屋と一緒だ。
以前つくった革紐で、黒い剣の柄を引っ掛けて引っ張る。紐の端を、虎さんが一緒に加えて引っ張ってくれた。
すぽんと抜けると、ふぅぅーと、サークンが深く息を吐いて床に横たわった。
「はぁぁ、スッキリしたわぁ~。死ぬかと思ったのネン。」
最初に見た時より元気になってたと思っていた虎さんも、更に元気になってグーンと前足を伸ばして、背中も伸ばした。
「この剣、どうしたの?」
聞いてみると冒険者が、床に突き刺して行ったという。意図的ってこと?
もっと詳しく聞こうとしたとき、アナウンスのような声た聞こえて来た。
ーーーーダンジョンコアの疲弊により、機能が著しく低下しました。ダンジョンの制御権が移動します。受けますか?(Yes or No)
「ええ?‥‥Yes」
今度は西側のダンジョンだ。
ーーーーダンジョンコアの疲弊により、機能が著しく低下しました。ダンジョンの制御権が移動します。受けますか?(Yes or No)
「は?‥‥い、Yes」
魔獣の入れ替えで、永久循環させていた方のダンジョンまで、一気にきた。
「‥‥。」
虎さんと、サークンが、ちょっと呆れたような顔で見た気がする。でも、急がないといけなさそうなので、また来るね、と言って、ゲートを開けてダンジョンを移動した。
結果、西のダンジョンは第四階層に、同じように黒い剣が刺さっていたことがわかった。
「あいつら許さんホー」
フクロウのダンジョンマスターの、シュエ君が、ボス部屋に黒い剣を刺して行った冒険者にメチャメチャ腹を立てていた。
「頭つついて、禿げさしてやるホー」
「アタシだってムカついてるのネン。」
虎さんのダンジョンマスターはティーちゃんって名付けた。
ティーちゃんのダンジョンは、猫属ばっかりのダンジョンなんだって。ヘンリーさんが好きそうだな。
黒い剣が刺さった頃にダンジョンに出入りをしていた冒険者の映像を、検索して、サークンやオーサン、シュエ君のダンジョンの第四階層ボスのミミズクのミミちゃんに
見てもらったら、同じ人物を指し示した。
銀髪の背の高い冒険者だ。
その人物の特徴で、検索したら、ピンクツインテールと一緒にいる映像が出て来た。
「あ、この人って。大市で見た人か。」
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