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耳責め
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「……まんぞ、く、しましたか? この、下郎」
ぴん、と膨らみ切った陰核を弾いてやると喘ぎ声は漏らすが、アリアの目は依然として理性的で冷え切っていた。M字に足を開かせると、熱く爛れた陰部との対比が艶めかしい。
数度の潮吹きを浴びていたヘルディは、タオルで顔を拭って立ち上がる。
「そうだね。君の愛液で服も濡れちゃったし、そろそろお暇したいところではあるけれど」
「二度と、……来ないで」
「それで本当に僕が来なくなる方が、君は辛いと思うよ?」
「そんなこと、ありえません」
「みんな最初はそう言うのさ」
数人いる拷問官、調教師の絶望的なラインナップを頭に浮かべて、ヘルディは苦笑する。
後ろに回って、エルフ特有の尖った耳を優しく食む。
「ひゃ……」
素っ頓狂な声に、思わず噴き出した。
「ずいぶんと可愛い声も出るんだね。英雄さん」
「……………」
「それにしても……。結構敏感なのかな?」
「……ん、ぅ……、っ……」
舌を伸ばして飴のように舐ってやると、抑えめの声が返ってくる。
唇を噛んで声を漏らすまいとしているアリアの横顔を近くで眺めて、ヘルディは再度問う。
「敏感なんだね?」
「……い、いえ」
「天邪鬼だなあ」
手で反対の耳にも触れて、本格的にいじり倒す。
◇
―――しつこ、い……っ。
「うぅ、ぅぅう、んっ」
エルフの耳は、獣人の髭に近い。
風の流れを読み、微細な振動を拾い、正確な行動を可能とする。
だから、直接触れられたり、あまつさえ舐められたりすると感覚がおかしくなる。
「ふぁ、はぁぁ……っ、あああっ、……ふ、ぅぅ」
尖った耳がふやけるぐらい、執拗な舌責めと愛撫を受けて、アリアはゆらゆらと視界が揺らめくような感覚と快楽に耐えていた。
「もう、やめ、なさい……っ」
「よっぽど苦手なんだね。猫の髭みたいな感じなのかな?」
正確に分析しながら、ヘルディは残った手を胸に伸ばす。
優しく揉み上げて、くすぐるように頂点に触れる。
「うあっ、……っ!」
「耳だけじゃ、果てるのは無理そうだけど」
ぐちゅぐちゅと、音を鳴らして鼓膜を犯しながら、きゅっ、と淡く色づいた突起をつまんでやると、アリアはぎゅっと目を閉じた。
こねくり回すと、閉ざされた唇が薄く開く。
「んっ、ぅぅ、……っ、あっ、んぁ……」
「よく張ってるね。変態」
「なっ、口を慎、め……っ、ああっ、ああああっ!」
「君だろう? 慎ましやかにするべきなのは」
ふう、と唾液に濡れた耳に息を吹きかけて、ヘルディは笑う。
「独房だけど、地下にいるのは君だけじゃない。男女比だって均等じゃない。……どれぐらいの人が君の声を聴いて、興奮しているんだろうね」
「……っ、んんん、ん、くっ」
「我慢するんだ。頑張って」
我慢させる気はないけれど。
ぎゅう、と少し強めに、絞るように乳房を揉んで、先端を何度も弾いてやる。
同時に、ぴくぴくと震える耳にもまんべんなく舌を這わせ、音を立てて食んでやる。
「ん、うううっ、あっ……ぁ、んんんんっ!」
「イけ」
「な、んで……っ、―――~~~~っ!」
最後に強く、乳首を押し込んでやると、アリアは声を我慢したまま果てた。
我慢した分、体の方は反動が大きかったのか、大きくひざを揺らし、まとまった量の愛液を牢の床に垂らす。
「はあ、……はあ、ぁ……はあっ」
「これで終わり……とか思ってない?」
形の良い胸を揺らし、深く呼吸をするアリアの股の間に後ろから手を入れる。
皮が剥けたままの陰核の周りを撫でた。
「ここと同時に触ったら、どうなるんだろうね」
「……………っ!」
「気持ち良いかい?」
ヘルディは耳を舐めながら言う。
「ぁ……っ」
「気持ち良いですって認めたら、今日はこの辺で勘弁してあげるよ」
「……っ、う、ぅうあっ」
脅すように秘裂を開き、陰核の皮を弄ぶ。
◇
体はもう、限界だ。
快楽なんて久しく感じてこなかった。それが、昨日今日で、すでに何度も果てさせられ、一つ限界を超えてしまっているような感覚だ。
腰が意思に反して震える。頭の奥がじんじんと痺れる。敏感な個所が膨らんで熱い。
このままずっと、触られ続けたら、爆ぜてしまいそうだ。
「きも、ち……」
唇が、震える。
「うん」
でも。
「きも、ち……悪い」
耳元での相槌にさえ疼きが走って、しかしアリアは、言い切った。
むしろ楽しげな口調で、ヘルディは言う。
「へえ。こんなに濡らしておいて?」
「体、が侵されても、貴方への、嫌悪が……薄れることは、ありません」
「ああそう」
「―――~~~~っ!」
直後、陰核を摘まみ上げられて、さらに膣内にも指を入れられて、アリアは言葉も出せずに反り返った。
ぐちゅぐちゅ、と上からも下からも音が立つ。
「じゃ、たくさん果てなよ。英雄さん」
「どこ、までも……っ! 馬鹿に、……っ!」
悪態も喘ぎ声に変わりそうで、アリアはそれきり口を閉じる。
しかし快楽は閉じられない。
―――だめ、全然……我慢、が、できない。
―――顔が、緩む。体が、熱くて……。
―――耐えなけれ、ば……、だめなのに、もう……っ!
「あ、んあっ! ああああああああああっ!」
ぷしっ、と激しく潮を吹いて、耐えていた分の快楽で大絶頂を迎える。
鎖が軋む。吊られた体が白蛇のようにのたうち回る。
しかしそれでも、果てた回数は一回でしかない。
「それじゃ、まだまだ頑張ろうか」
「あ、くうっ! ……また、っくぅぅうっ! ああああっ!」
誇りを守った代償は大きく。
エルフの英雄は、暗くて狭い地下室に何度も喘ぎ声を反響させた。
ぴん、と膨らみ切った陰核を弾いてやると喘ぎ声は漏らすが、アリアの目は依然として理性的で冷え切っていた。M字に足を開かせると、熱く爛れた陰部との対比が艶めかしい。
数度の潮吹きを浴びていたヘルディは、タオルで顔を拭って立ち上がる。
「そうだね。君の愛液で服も濡れちゃったし、そろそろお暇したいところではあるけれど」
「二度と、……来ないで」
「それで本当に僕が来なくなる方が、君は辛いと思うよ?」
「そんなこと、ありえません」
「みんな最初はそう言うのさ」
数人いる拷問官、調教師の絶望的なラインナップを頭に浮かべて、ヘルディは苦笑する。
後ろに回って、エルフ特有の尖った耳を優しく食む。
「ひゃ……」
素っ頓狂な声に、思わず噴き出した。
「ずいぶんと可愛い声も出るんだね。英雄さん」
「……………」
「それにしても……。結構敏感なのかな?」
「……ん、ぅ……、っ……」
舌を伸ばして飴のように舐ってやると、抑えめの声が返ってくる。
唇を噛んで声を漏らすまいとしているアリアの横顔を近くで眺めて、ヘルディは再度問う。
「敏感なんだね?」
「……い、いえ」
「天邪鬼だなあ」
手で反対の耳にも触れて、本格的にいじり倒す。
◇
―――しつこ、い……っ。
「うぅ、ぅぅう、んっ」
エルフの耳は、獣人の髭に近い。
風の流れを読み、微細な振動を拾い、正確な行動を可能とする。
だから、直接触れられたり、あまつさえ舐められたりすると感覚がおかしくなる。
「ふぁ、はぁぁ……っ、あああっ、……ふ、ぅぅ」
尖った耳がふやけるぐらい、執拗な舌責めと愛撫を受けて、アリアはゆらゆらと視界が揺らめくような感覚と快楽に耐えていた。
「もう、やめ、なさい……っ」
「よっぽど苦手なんだね。猫の髭みたいな感じなのかな?」
正確に分析しながら、ヘルディは残った手を胸に伸ばす。
優しく揉み上げて、くすぐるように頂点に触れる。
「うあっ、……っ!」
「耳だけじゃ、果てるのは無理そうだけど」
ぐちゅぐちゅと、音を鳴らして鼓膜を犯しながら、きゅっ、と淡く色づいた突起をつまんでやると、アリアはぎゅっと目を閉じた。
こねくり回すと、閉ざされた唇が薄く開く。
「んっ、ぅぅ、……っ、あっ、んぁ……」
「よく張ってるね。変態」
「なっ、口を慎、め……っ、ああっ、ああああっ!」
「君だろう? 慎ましやかにするべきなのは」
ふう、と唾液に濡れた耳に息を吹きかけて、ヘルディは笑う。
「独房だけど、地下にいるのは君だけじゃない。男女比だって均等じゃない。……どれぐらいの人が君の声を聴いて、興奮しているんだろうね」
「……っ、んんん、ん、くっ」
「我慢するんだ。頑張って」
我慢させる気はないけれど。
ぎゅう、と少し強めに、絞るように乳房を揉んで、先端を何度も弾いてやる。
同時に、ぴくぴくと震える耳にもまんべんなく舌を這わせ、音を立てて食んでやる。
「ん、うううっ、あっ……ぁ、んんんんっ!」
「イけ」
「な、んで……っ、―――~~~~っ!」
最後に強く、乳首を押し込んでやると、アリアは声を我慢したまま果てた。
我慢した分、体の方は反動が大きかったのか、大きくひざを揺らし、まとまった量の愛液を牢の床に垂らす。
「はあ、……はあ、ぁ……はあっ」
「これで終わり……とか思ってない?」
形の良い胸を揺らし、深く呼吸をするアリアの股の間に後ろから手を入れる。
皮が剥けたままの陰核の周りを撫でた。
「ここと同時に触ったら、どうなるんだろうね」
「……………っ!」
「気持ち良いかい?」
ヘルディは耳を舐めながら言う。
「ぁ……っ」
「気持ち良いですって認めたら、今日はこの辺で勘弁してあげるよ」
「……っ、う、ぅうあっ」
脅すように秘裂を開き、陰核の皮を弄ぶ。
◇
体はもう、限界だ。
快楽なんて久しく感じてこなかった。それが、昨日今日で、すでに何度も果てさせられ、一つ限界を超えてしまっているような感覚だ。
腰が意思に反して震える。頭の奥がじんじんと痺れる。敏感な個所が膨らんで熱い。
このままずっと、触られ続けたら、爆ぜてしまいそうだ。
「きも、ち……」
唇が、震える。
「うん」
でも。
「きも、ち……悪い」
耳元での相槌にさえ疼きが走って、しかしアリアは、言い切った。
むしろ楽しげな口調で、ヘルディは言う。
「へえ。こんなに濡らしておいて?」
「体、が侵されても、貴方への、嫌悪が……薄れることは、ありません」
「ああそう」
「―――~~~~っ!」
直後、陰核を摘まみ上げられて、さらに膣内にも指を入れられて、アリアは言葉も出せずに反り返った。
ぐちゅぐちゅ、と上からも下からも音が立つ。
「じゃ、たくさん果てなよ。英雄さん」
「どこ、までも……っ! 馬鹿に、……っ!」
悪態も喘ぎ声に変わりそうで、アリアはそれきり口を閉じる。
しかし快楽は閉じられない。
―――だめ、全然……我慢、が、できない。
―――顔が、緩む。体が、熱くて……。
―――耐えなけれ、ば……、だめなのに、もう……っ!
「あ、んあっ! ああああああああああっ!」
ぷしっ、と激しく潮を吹いて、耐えていた分の快楽で大絶頂を迎える。
鎖が軋む。吊られた体が白蛇のようにのたうち回る。
しかしそれでも、果てた回数は一回でしかない。
「それじゃ、まだまだ頑張ろうか」
「あ、くうっ! ……また、っくぅぅうっ! ああああっ!」
誇りを守った代償は大きく。
エルフの英雄は、暗くて狭い地下室に何度も喘ぎ声を反響させた。
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