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3章
強制自慰と放尿
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ころんとベッドに横になり、パジャマのゴムに指をかける。腰を浮かせて、片足ずつ交互に引き抜いた。
「にゃは……は、下着、はかなきゃよかったかな」
白のショーツ、逆三角形の頂点に早くも円形の染みが出来ていて、頰が勝手に熱くなる。秘部とショーツをとろりと繋げる愛液の線は、餌を前にした犬の涎のようだった。
「さっさと、終わらせちゃおう……」
怪しげな淫具を手に持って、そっと陰核に被せる。
「……ん、ぅあ……」
冷たいかと思ったが、粘液は人肌ぐらいの暖かさで、とろとろと陰核に馴染んでいく。繊毛のさわさわとした刺激も、思ったよりも優しげだった。
(これなら、全然耐えられる。……イかずに、済む)
てっきり絶頂させられると思っていたから、気が緩んだ。
それが間違いだった。
きゅっ、と真空詰めされたかのように、淫具が陰核に密着したからだった。
「ひうっ⁉︎ な、なんだよ、これ」
慌てて引っ張っても時すでに遅し。クリトリスが伸びるだけで、取り付いた器具は動かない。そのくせ内部には空洞があるらしく、敏感な突起がダイレクトに繊毛の餌食になる。
「ひ、ぃ……っ! 離れて、よぉ……! あう、あ……ん! あん……っ!」
(やっばい……これ、はっ……)
シーツを握りしめ、歯を食いしばって、彩音はさらなる嬌声を耐える。自慰ならともかく、制御不能な淫具にイかされるわけにはいかない。
憎悪と共に思い出すのは、表面上は味方面した狡猾なトップ。渡した本人が気づいていないはずがないのだ。
(こんな仕掛け、しやがって……っ、くぅぅ……っ)
おそらく、作動したかどうかも筒抜けている。彩音ならそうするから、きっと向こうも同じことを考える。
これでイってしまったら、そんなもの敗北と変わらない。
負けるものかと必死で耐える彩音だが、淫具の責めは巧みだった。
「うあ……っ! あんっ!」
外殻がバキュームのように伸縮して、クリトリスを根元から吸い上げる。剥き身となったピンクの真珠には、繊毛な束がまとわり付いた。さわさわ、しゅりしゅりという粘液混じりの愛撫は、まるで舌責めと筆責めを同時にされているかのよう。
親指ほどの淫具に、最強の退魔師は面白いぐらいに翻弄されていた。
「あ、ふぅあ……っ! く、この……っ! あああっ! 離れて……よお!」
早くも果てが見えてきて、彩音はがちゃがちゃと乱雑に淫具を引っ張る。しかしまったくの逆効果で、反抗を察知した淫具が、ヴィィィィンと激しく振動し始めた。
「ひぃぃあっ! ああんっ!」
未成熟な少女の身体が反り上がる。自慰とは違う暴力的な快楽に涙目になって眉根を寄せる。
(こんなの……がまん、なんて……できな……っ!)
それでも、耐えなければいけない。彩音は最強の退魔師。妖魔は敵なし。権力者にすら対抗し得る貴重な戦力なのだから。そう自負心を奮い立たせても、身体は既に堕ちていた。
愛液は薄い陰毛から小ぶりな臀部までびっしょりと濡らし、食いつかれたクリトリスは完勃ちのまま弄られている。こうなってしまえば、強靭な精神力も砂の城のように脆いものだった。快楽の波にさらわれて、瑞々しい唇からは嬌声が迸る。
「あ、ああ――っ! あ――――っ!」
もうダメっ、という叫びは、言葉にすらならなかった。
クリトリスが熱い。子宮が疼く。頭が痺れて、目の前が真っ白に染まる。
断末魔のように嬌声をあげて、彩音はついに絶頂を迎えた。
「あああっ! イくぅぅううっ!」
後頭部と尻でぴんとブリッジを作り、ぶるる、ぶるると激しく身体を痙攣させる。触れられてもいない女膣から、ぴゅ、と愛液が噴き出した。それほどに深い絶頂。
誰がみても、快楽に屈したのは明らかだった。
なのに。
「ああ⁉︎ なんで、止まってよ! 外れて、よぉ!」
陰核に引っ付いたままの淫具が止まる様子はない。
「あ、また……っ! イ……っく、イくっ!」
自慰の経験こそあれ、果てた直後に自らを虐めたことなんてない。耐えていた分の反動もあり、彩音は立て続けの陰核絶頂にだらしなく顔を緩ませた。
反らせた腰が苦しくなってうつ伏せになるが、淫具がシーツに当たると刺激が強すぎて、自ら四つん這いになってしまう。
「あ、うあ……っ! イく、イぐ……っ」
アクメのたびに全身に痺れが走り、子宮に溜まって蕩けていく。腰はとっくに砕けていた。もはやリビングに置きっぱなしの剣を取りに行くこともできない。
喘ぎながら、彩音は朦朧とした意識の中で、必死に自分に言い聞かせる。
(あいつら、も……、ボクが任務に出れなくなるのは、困る、はず……っ)
だから、いつかは止まる。
そうやって信じることしかできない。
上半身は水色のパジャマ、下半身は裸で四つん這い。スパンキングでも待っているように尻を揺すって陰核責めに耐え続ける。
しかし、ここでさらなる追い討ちが彩音を襲った。
(やば……っ。トイレ、……がっ)
気づいたが最後、あっという間に尿意が切羽詰まったものになる。
四つん這いになっても反ってしまうのは直せず、彩音は数秒ごとに白い喉を晒していた。そのたびに薄い下腹部に押されたような圧迫感が走る。
「やだ、……やだっ! ああ……んっ!」
我慢しないと。
そう思う度に、身体は熱くなり、絶頂の間隔が短くなってしまう。
「イっく! ……っくぅぅぅ!」
イった拍子に、ぴゅ、と先走りが漏れて、彩音は悔しさと羞恥に歯軋りした。
(これは、まずい……っ! イったら、緩んじゃう……っ)
遠くない未来が頭に浮かんで、溺れるように腕を動かす。もう半狂乱だった。オイルでも塗られたように汗でぬめる体を必死に動かして、這ってでもトイレまで向かおうとする。
(イかない、イかない……っ! 部屋出て、廊下の反対側に、行くだけ、だから……っ)
「ふぅぅぅうっ! ふうぅうううううっ!」
自室で腰を振り、トイレに這って行こうとする蕩けた少女が実は最強の退魔師だなんて、この光景を見た誰が信じるだろうか。
しかし、彩音は忘れていた。自分がどうして四つん這いになっていたのかを。
どさりと音を立てて、うつ伏せのまま床に落ちる。その瞬間、陰茎のように垂れさがっていた淫具が、がつんと床に当たった。
瞬間、快楽が爆発した。
「ひぃぃぃいいっ! あ、あああっ!」
クリトリスへの衝撃、さらに攻撃と勘違いした淫具による振動と吸引、繊毛による扱き。
それらが一斉に敏感な突起を襲って、絶頂を我慢できるわけもなかった。
「ひぎっ! イくぅぅうッ!」
猫が伸びをするような姿勢で叫び、耐えていた分の快楽も取り戻さんとする大絶頂に身を焼かれる。汗が飛び散り、潮がフローリングに跳ねる。
自ら寸止めを課していたような身体はようやく与えられた愉悦に軋まんばかりの強張りを見せ、ゆっくりと弛緩していった。
そんな状態で、我慢なんてできるわけがない。
「嫌、嫌、だああ……っ! あ、あああっ!」
悲痛な彩音の叫びをかき消すように、しゃああ、と股間から勢いよく尿が吹き出した。
黄金色の奔流は垂れ落ちる愛液と交じり合い、膝、肘、手首と瞬く間に水溜まりを広げていく。
「……あ、あぁっ、ああ……」
絶頂と放尿の二段責めに、彩音は朦朧としたまま、ただ呻いた。
それが喘ぎ声なのか、嗚咽なのかはもはや自分にもわかっていなかった。やがて肩の力も抜けて、体液溜まりにべしゃりと突っ伏し、ピクリとも動かなくなる。
アンモニア臭と甘酸っぱい匂いに沈んだ最強の退魔師は、そのまま夜明けまで目を覚ますことはなかった。
「にゃは……は、下着、はかなきゃよかったかな」
白のショーツ、逆三角形の頂点に早くも円形の染みが出来ていて、頰が勝手に熱くなる。秘部とショーツをとろりと繋げる愛液の線は、餌を前にした犬の涎のようだった。
「さっさと、終わらせちゃおう……」
怪しげな淫具を手に持って、そっと陰核に被せる。
「……ん、ぅあ……」
冷たいかと思ったが、粘液は人肌ぐらいの暖かさで、とろとろと陰核に馴染んでいく。繊毛のさわさわとした刺激も、思ったよりも優しげだった。
(これなら、全然耐えられる。……イかずに、済む)
てっきり絶頂させられると思っていたから、気が緩んだ。
それが間違いだった。
きゅっ、と真空詰めされたかのように、淫具が陰核に密着したからだった。
「ひうっ⁉︎ な、なんだよ、これ」
慌てて引っ張っても時すでに遅し。クリトリスが伸びるだけで、取り付いた器具は動かない。そのくせ内部には空洞があるらしく、敏感な突起がダイレクトに繊毛の餌食になる。
「ひ、ぃ……っ! 離れて、よぉ……! あう、あ……ん! あん……っ!」
(やっばい……これ、はっ……)
シーツを握りしめ、歯を食いしばって、彩音はさらなる嬌声を耐える。自慰ならともかく、制御不能な淫具にイかされるわけにはいかない。
憎悪と共に思い出すのは、表面上は味方面した狡猾なトップ。渡した本人が気づいていないはずがないのだ。
(こんな仕掛け、しやがって……っ、くぅぅ……っ)
おそらく、作動したかどうかも筒抜けている。彩音ならそうするから、きっと向こうも同じことを考える。
これでイってしまったら、そんなもの敗北と変わらない。
負けるものかと必死で耐える彩音だが、淫具の責めは巧みだった。
「うあ……っ! あんっ!」
外殻がバキュームのように伸縮して、クリトリスを根元から吸い上げる。剥き身となったピンクの真珠には、繊毛な束がまとわり付いた。さわさわ、しゅりしゅりという粘液混じりの愛撫は、まるで舌責めと筆責めを同時にされているかのよう。
親指ほどの淫具に、最強の退魔師は面白いぐらいに翻弄されていた。
「あ、ふぅあ……っ! く、この……っ! あああっ! 離れて……よお!」
早くも果てが見えてきて、彩音はがちゃがちゃと乱雑に淫具を引っ張る。しかしまったくの逆効果で、反抗を察知した淫具が、ヴィィィィンと激しく振動し始めた。
「ひぃぃあっ! ああんっ!」
未成熟な少女の身体が反り上がる。自慰とは違う暴力的な快楽に涙目になって眉根を寄せる。
(こんなの……がまん、なんて……できな……っ!)
それでも、耐えなければいけない。彩音は最強の退魔師。妖魔は敵なし。権力者にすら対抗し得る貴重な戦力なのだから。そう自負心を奮い立たせても、身体は既に堕ちていた。
愛液は薄い陰毛から小ぶりな臀部までびっしょりと濡らし、食いつかれたクリトリスは完勃ちのまま弄られている。こうなってしまえば、強靭な精神力も砂の城のように脆いものだった。快楽の波にさらわれて、瑞々しい唇からは嬌声が迸る。
「あ、ああ――っ! あ――――っ!」
もうダメっ、という叫びは、言葉にすらならなかった。
クリトリスが熱い。子宮が疼く。頭が痺れて、目の前が真っ白に染まる。
断末魔のように嬌声をあげて、彩音はついに絶頂を迎えた。
「あああっ! イくぅぅううっ!」
後頭部と尻でぴんとブリッジを作り、ぶるる、ぶるると激しく身体を痙攣させる。触れられてもいない女膣から、ぴゅ、と愛液が噴き出した。それほどに深い絶頂。
誰がみても、快楽に屈したのは明らかだった。
なのに。
「ああ⁉︎ なんで、止まってよ! 外れて、よぉ!」
陰核に引っ付いたままの淫具が止まる様子はない。
「あ、また……っ! イ……っく、イくっ!」
自慰の経験こそあれ、果てた直後に自らを虐めたことなんてない。耐えていた分の反動もあり、彩音は立て続けの陰核絶頂にだらしなく顔を緩ませた。
反らせた腰が苦しくなってうつ伏せになるが、淫具がシーツに当たると刺激が強すぎて、自ら四つん這いになってしまう。
「あ、うあ……っ! イく、イぐ……っ」
アクメのたびに全身に痺れが走り、子宮に溜まって蕩けていく。腰はとっくに砕けていた。もはやリビングに置きっぱなしの剣を取りに行くこともできない。
喘ぎながら、彩音は朦朧とした意識の中で、必死に自分に言い聞かせる。
(あいつら、も……、ボクが任務に出れなくなるのは、困る、はず……っ)
だから、いつかは止まる。
そうやって信じることしかできない。
上半身は水色のパジャマ、下半身は裸で四つん這い。スパンキングでも待っているように尻を揺すって陰核責めに耐え続ける。
しかし、ここでさらなる追い討ちが彩音を襲った。
(やば……っ。トイレ、……がっ)
気づいたが最後、あっという間に尿意が切羽詰まったものになる。
四つん這いになっても反ってしまうのは直せず、彩音は数秒ごとに白い喉を晒していた。そのたびに薄い下腹部に押されたような圧迫感が走る。
「やだ、……やだっ! ああ……んっ!」
我慢しないと。
そう思う度に、身体は熱くなり、絶頂の間隔が短くなってしまう。
「イっく! ……っくぅぅぅ!」
イった拍子に、ぴゅ、と先走りが漏れて、彩音は悔しさと羞恥に歯軋りした。
(これは、まずい……っ! イったら、緩んじゃう……っ)
遠くない未来が頭に浮かんで、溺れるように腕を動かす。もう半狂乱だった。オイルでも塗られたように汗でぬめる体を必死に動かして、這ってでもトイレまで向かおうとする。
(イかない、イかない……っ! 部屋出て、廊下の反対側に、行くだけ、だから……っ)
「ふぅぅぅうっ! ふうぅうううううっ!」
自室で腰を振り、トイレに這って行こうとする蕩けた少女が実は最強の退魔師だなんて、この光景を見た誰が信じるだろうか。
しかし、彩音は忘れていた。自分がどうして四つん這いになっていたのかを。
どさりと音を立てて、うつ伏せのまま床に落ちる。その瞬間、陰茎のように垂れさがっていた淫具が、がつんと床に当たった。
瞬間、快楽が爆発した。
「ひぃぃぃいいっ! あ、あああっ!」
クリトリスへの衝撃、さらに攻撃と勘違いした淫具による振動と吸引、繊毛による扱き。
それらが一斉に敏感な突起を襲って、絶頂を我慢できるわけもなかった。
「ひぎっ! イくぅぅうッ!」
猫が伸びをするような姿勢で叫び、耐えていた分の快楽も取り戻さんとする大絶頂に身を焼かれる。汗が飛び散り、潮がフローリングに跳ねる。
自ら寸止めを課していたような身体はようやく与えられた愉悦に軋まんばかりの強張りを見せ、ゆっくりと弛緩していった。
そんな状態で、我慢なんてできるわけがない。
「嫌、嫌、だああ……っ! あ、あああっ!」
悲痛な彩音の叫びをかき消すように、しゃああ、と股間から勢いよく尿が吹き出した。
黄金色の奔流は垂れ落ちる愛液と交じり合い、膝、肘、手首と瞬く間に水溜まりを広げていく。
「……あ、あぁっ、ああ……」
絶頂と放尿の二段責めに、彩音は朦朧としたまま、ただ呻いた。
それが喘ぎ声なのか、嗚咽なのかはもはや自分にもわかっていなかった。やがて肩の力も抜けて、体液溜まりにべしゃりと突っ伏し、ピクリとも動かなくなる。
アンモニア臭と甘酸っぱい匂いに沈んだ最強の退魔師は、そのまま夜明けまで目を覚ますことはなかった。
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