【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。

転生乙女ゲームって…

私は気づいてしまった。転生者が二人いてヒロインが性格ブスな場合ラスト変わるのでは？
「エミリーちゃんそれはだめよ？」
「ギクッ」
「私はあなたに考えてほしいの。」
「ねぇ前々から思ってたけどなんで私なの？」
「それはね、貴方がこのゲームの原作者の娘だから。そう言ってもあなたは納得しないわよね。あなたはねよくいえばピンチヒッター悪くいえば代打なのよ。本当はねゲームのラストが悪いとか嘘なのよ。この世界は乙女ゲームの世界であるのは本当。であなたが主人公マリをいじめる悪役令嬢。だった。」
「だった?」
「ええ。ある日ヒロインマリの魂が穢れた。そこでこの世界は終わると神連合会であなたをここにこさせることが決定したの。あなたの魂はとても綺麗なまま彷徨っていたから。」　
「そうなの。…」
「その瞬間あなたは悪役令嬢からヒロインという立場になったの。」
「ヒロイン？」
「ええ。だから強制的に攻略対象者達はあなたによってくる。」
「強制的に…じゃあラルトやエドワードメアリーやリアム、リオンシルクが私と仲良くしてくれるのはゲームの強制力の力？」
「そういうことね。あなたがこの世界に頼っていた存在は強制力。」
「なんだ、そういうことだったの。早く言ってくれればよかったのに。」早く言ってくれれば私がこんな悩むこともなかったのに。
「そうなの。あなたはこの世界のヒロイン。マリやミルキーはただの偽ヒロイン。彼女たちを生かすも殺すも貴方次第よ？あなたはどんなラストをつくるのか楽しみだわ。」