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舞踏会は争いだそうです。

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舞踏会。それは学園主催の時もあるし王族主催の時もある。舞踏会は蝶の戦場。女達の戦いは男達の知らないところで繰り広げられる。今日の戦いは随分熾烈なようだ。今日は学園主催の夜会。貴族、平民に関係なく参加できる。私をエスコートしたのは勿論ラルト様だ。まあ男好きヒロインはラルト様に擦り寄ってきたけどね。私はファーストダンスをラルト様と踊るとラルト様は嫌そうな顔をしてヒロインと踊りに行った。何故嫌そうな顔なのか全然分からなかったけど…「エミリー、あんた壁の花に徹してないで少しは踊ったらどう?」「でも貴族達への挨拶回りは済ませたし顔も繋いである。まあ壁の花でも損はないわけ。」「エミリー。踊ってくれないか?」「何よエドワード。」「エドワード、ずるいわよ!私も踊りたいわよ!」「エドワード。私もずるいと思う。正々堂々戦うのが舞踏会ではないのか。! 」舞踏会って争うものなの?「エミリーモテモテね。」「腐れ縁ってモテモテの内に入るの?」「さぁ。私にはアカト様しかいないからわからないわ。」「あなたみたいに相思相愛なのが1番いいのよ。」「そうかしら?エミリーは10本指に華って感じだけど…まぁあなた鈍感だから。」「ん?今何か言った?」





※10本指に華は花と思う方もいるかもしれませんが華であっていますので悪しからず。
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