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レベッカ一行の世界漫遊の旅 5 (ついに…再会?! 6 )
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「な、何っ?!ほ、本当かっ?!本当に彼を好きにしていいのか?!良し!分かった!なら、この船をお前たちに貸し出してやろう!」
すると、男色家船長は目の色を変えて、即答してきた。
半ば私冗談のつもりで言ったのに、どうやらこの男色家船長は私の言葉を本気で捉えたらしい。
そして当の本人であるセネカさんは、自分が船長から怪しげな視線で見つめられていることに全く気付いていないのか、頷いた。
「ああ、いいだろう。他ならぬ可愛い私の娘が主と慕ってやまない御方がそのように言うのであれば私は素直に従うことにしよう」
「「「えっ?!」」」
私とナージャさん、そしてサミュエル王子は驚きの声を同時に上げてしまった。
う、嘘でしょうっ?!
本当にセネカさんは…この船を動かしてもらう為に、あの男色家船長にその身を捧げるつもりなのだろうか?!
私はその時の場面を頭に思い浮かべ…想像力の限界を超えたので考えを放棄してしまった。
一方のサミュエル王子も色々妄想?してしまったのか妙な表情を顔に浮かべているし、ナージャさんに至っては「どちらが責めでどちらが受けかしら…」等、妙な台詞をブツブツと呟いている。
一方、全く気付いていなのがミラージュとセネカさんである。
「流石はお父様ですわ。レベッカ様の言うことを素直に聞いてくださるなんて。一生懸命奉仕してくださいね」
「ああ、分かってるって。誠心誠意、尽くさせてもらうよ」
2人はニコニコしながら話しているが…会話の内容を聞いてみると、ひょっとすると船長が何を考えているのか…理解?しているようにも聞こえる。
「よぅしっ!これから船旅に向けて色々準備があるだろう?明日の朝、8時に出港出来るように、あんた達は港で買い物をすませてきたほうがいいだろう?あ、ついでに買い出しに行ってきてくれるか?」
船長は紙とペンを机の引き出しから取り出すと、サラサラと文字を書き始めた。そんな男色家船長に私は声を掛けた。
「あの~…」
「何だ?」
「私達以外に、ついでに馬を2頭乗せて頂けないでしょうか?」
「馬だと?」
船長は顔を上げた。
「はい、そうです。とってもお利口な馬で私の言うことなら何でも聞いてくれるんです」
だから乗せて下さいっ!
私は必死に目で訴えた。
「う~ん…仕方ないなぁ…。分かったよ、乗せてやろう。それじゃ買い物を頼む」
船長は書き上げたメモを渡してきた。
「はい!それでは行ってきます!皆、行きましょう?」
私は背後にいる仲間たちを振り返った。
「はい、参りましょう。レベッカ様」
「そうですね。行きましょう」
「重い荷物は俺に任せてくれ」
「では、行くか」
そして私を先頭に部屋を出ていこうとした時…。
「あ、ちょっとまってくれ。黒髪の兄さん」
男色家船長がセネカさんを呼び止めた。
「あんたは…残ってくれ」
船長の目が怪しく?光る。
「ああ、いいだろう。それじゃ、4人で買い物に行ってきてくれ」
セネカさんは笑顔で私達に声を掛ける。
「「「はい…」」」
私、ナージャさん、サミュエル王子は声を揃えて返事をする。
「ではお父様、行ってまいりますわね」
何も知らないミラージュだけが朗らかに返事をする。
「で、では買い物に行ってきますっ!皆行きましょう!」
「そうだな!行こう!」
「ええ、行きましょう!」
私達が逃げるように船室を後にしたのは言うまでも無かった。
ごめんなさい、セネカさん。
お母様を探しに行く為に…どうか、犠牲になって下さいっ!
私は心の中で謝罪した―。
すると、男色家船長は目の色を変えて、即答してきた。
半ば私冗談のつもりで言ったのに、どうやらこの男色家船長は私の言葉を本気で捉えたらしい。
そして当の本人であるセネカさんは、自分が船長から怪しげな視線で見つめられていることに全く気付いていないのか、頷いた。
「ああ、いいだろう。他ならぬ可愛い私の娘が主と慕ってやまない御方がそのように言うのであれば私は素直に従うことにしよう」
「「「えっ?!」」」
私とナージャさん、そしてサミュエル王子は驚きの声を同時に上げてしまった。
う、嘘でしょうっ?!
本当にセネカさんは…この船を動かしてもらう為に、あの男色家船長にその身を捧げるつもりなのだろうか?!
私はその時の場面を頭に思い浮かべ…想像力の限界を超えたので考えを放棄してしまった。
一方のサミュエル王子も色々妄想?してしまったのか妙な表情を顔に浮かべているし、ナージャさんに至っては「どちらが責めでどちらが受けかしら…」等、妙な台詞をブツブツと呟いている。
一方、全く気付いていなのがミラージュとセネカさんである。
「流石はお父様ですわ。レベッカ様の言うことを素直に聞いてくださるなんて。一生懸命奉仕してくださいね」
「ああ、分かってるって。誠心誠意、尽くさせてもらうよ」
2人はニコニコしながら話しているが…会話の内容を聞いてみると、ひょっとすると船長が何を考えているのか…理解?しているようにも聞こえる。
「よぅしっ!これから船旅に向けて色々準備があるだろう?明日の朝、8時に出港出来るように、あんた達は港で買い物をすませてきたほうがいいだろう?あ、ついでに買い出しに行ってきてくれるか?」
船長は紙とペンを机の引き出しから取り出すと、サラサラと文字を書き始めた。そんな男色家船長に私は声を掛けた。
「あの~…」
「何だ?」
「私達以外に、ついでに馬を2頭乗せて頂けないでしょうか?」
「馬だと?」
船長は顔を上げた。
「はい、そうです。とってもお利口な馬で私の言うことなら何でも聞いてくれるんです」
だから乗せて下さいっ!
私は必死に目で訴えた。
「う~ん…仕方ないなぁ…。分かったよ、乗せてやろう。それじゃ買い物を頼む」
船長は書き上げたメモを渡してきた。
「はい!それでは行ってきます!皆、行きましょう?」
私は背後にいる仲間たちを振り返った。
「はい、参りましょう。レベッカ様」
「そうですね。行きましょう」
「重い荷物は俺に任せてくれ」
「では、行くか」
そして私を先頭に部屋を出ていこうとした時…。
「あ、ちょっとまってくれ。黒髪の兄さん」
男色家船長がセネカさんを呼び止めた。
「あんたは…残ってくれ」
船長の目が怪しく?光る。
「ああ、いいだろう。それじゃ、4人で買い物に行ってきてくれ」
セネカさんは笑顔で私達に声を掛ける。
「「「はい…」」」
私、ナージャさん、サミュエル王子は声を揃えて返事をする。
「ではお父様、行ってまいりますわね」
何も知らないミラージュだけが朗らかに返事をする。
「で、では買い物に行ってきますっ!皆行きましょう!」
「そうだな!行こう!」
「ええ、行きましょう!」
私達が逃げるように船室を後にしたのは言うまでも無かった。
ごめんなさい、セネカさん。
お母様を探しに行く為に…どうか、犠牲になって下さいっ!
私は心の中で謝罪した―。
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